2006/10/26(木)00:37
男性が語る【男性美容】 vol.5 by ノエビア 浅倉 隆さん
お馴染みになったノエビアの浅倉さんの男性、そして、女性に向けての美容話です
男性だけではなく、女性にも読んでいただきたいお話です
【第2章:男のおしゃれの基本はスキンケアにあり】
皆さん、こんにちは!ノエビアの浅倉です。
今回は第2章:スキンケア編です。これについては、女性の皆さんは言わば専門だと思いますので、確認として読んで頂ければ幸いです。
さて、「スキンケア」。。。男性のスキン(肌)はどうなっているのでしょうか?
先ずは、皮膚の断面を確認すると…
表皮、真皮、皮下組織に分かれています。(表皮は0.2mm、真皮は2mm 合わせて2.2mm)皮膚の中の汗腺から出る「汗(水)」+皮脂腺から出る「皮脂(アブラ)」がお肌の上で混ざり合い、「皮脂膜(天然のクリーム)」を作っています。
人間の皮脂膜成分は、脂肪酸系物質が64%、ロウ類が14%、スクワレンが12%、その他10%で構成されています。
皮脂膜は、お肌内部の水分の蒸発を防ぎ、紫外線や乾燥、チリ、ホコリなどの外界の刺激から肌を守っています。
ですから、皮脂膜が、豊富にあれば「老化」を防ぐ事が可能です。(今風の言葉で言えば「アンチエージング」ですね。)
ところが、年齢と共に、その皮脂膜は急激に減少していきます。
ですから、ある年齢(20歳くらい)になると「基礎化粧品」を使い、お肌に皮脂膜に変わる栄養を与えねばなりません。
(…でないと乾燥で肌がガビガビ、カリカリ、ボロボロ…に!(怖っ))
特に、男性に比べ、女性の肌の減少は早いスピードで進んでいきます。
(個人差はありますが、おおよそ30歳女性と70歳男性が同程度といわれています。)
では、男性は「良かった良かった」ではなく、皮脂膜は変質するという事を覚えておかねばなりません。
例えば顔も洗わずに放っておくとどうなるでしょうか?
お肌が「かゆくなる。」「臭くなる。」「ブツブツが出てきた。」など変化、変質を自分自身の肌で感じた経験をどなたでもお持ちでしょう。(喫茶店のおしぼりで顔をつい拭いてしまう人は間違いありません!身に覚えはありませんか?)
したがって、美しい肌に保つ為には洗顔は絶対必要な条件なのです。
ここで、“美しい素肌”づくりの為の条件を考えてみましょう!
1. 清潔であること
2. みずみずしく潤いがあること
3. ハリとツヤがあること
4. きめが細かいこと
5. 透明感があること ざっと、この5つではないでしょうか?
この5つの条件を満たしているのは誰か???
そう「赤ちゃん」ですよね。
しかし、男性の肌は、赤ちゃんどころか、ファンデーションも塗らない、日焼けし放題、お手入れも行き届いていない等お肌にとって過酷な厳しい条件が続いています。(日焼けしすぎたおじいさんの顔のシワや首のシワの深さはすごいでしょっ!?)
ですから、ポイントは…
1. 洗顔を朝、晩は必ずすること
ファンデーションを塗らなくても、男性は女性より皮脂が多い事を考えれば、せめて洗顔フォームで洗顔する事。クレンジングしても良いくらいです。
2. ひげそりで傷つけた肌は、良質の化粧水で肌を整える。
ひげそりで、表皮の角質層がめくりあがり、雑菌やチリ、ホコリが繁殖しやすいので、必ず整肌が必要です。又、洗顔後に失われた水分を補う事も必要です。
3. 乳液、クリームでお肌の保護、栄養を行う。
せっかく、化粧水で水分を肌に入れても、水分は約2時間程度で蒸発してしまいます。乳液、クリームはその水分に蓋をする役目もあります。
又、化粧水の水分とクリームの油分の中継ぎ役として乳液は肌なじみをよくする効果もあります。
最低のラインとして以上の洗顔⇒化粧水⇒乳液⇒クリームは、おしゃれを目指す男性には必須なアイテムです。
加えて・・・
本当は、男性でも「日焼け」は気をつけたいもの。
とは言っても私もそうですが、ゴルフ、テニス、スキー、サーフィン…アウトドアのスポーツが好きな人はそんな事言ってられませんよね!
ならば、せめて「日焼け止めクリーム」を塗る、「帽子」をかぶるなどの最低限できるケアを心がけましょう!
まずは、理屈を理解した上で、自らのスキンケアを実践される事をお勧め致します。
いかがでしょうか?
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浅倉 隆志
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