かるかや -68-
次回作のご紹介…… タイトルは「蒼鬼 -あおいおに-」。 時は、平安時代の初期。 久しぶりの行幸先で、若き清和帝が目にしたのは……美しい我が母とまぐわう……鬼の姿だった。 野心に満ちた僧・真済と、伝説的な美貌をうたわれる染殿后との悲恋を、彼らをとりまく様々な人々の愛憎と共に描きます。 下敷きにしているのは、今昔物語等にある様々な鬼に纏わる説話の数々。元ネタが矛盾を孕んでいることもあって、歴史的には全く正しくありません!(苦笑)し、私の勝手なでっち上げもかなり混じっています。でも、あまり取り上げられることのない平安時代初期の歴史や、説話文学の面白さを少しでも感じていただければ幸いです。 しばらく短編が続いていたので、ここらでそろそろ長編はいかがでしょう。(笑) 何と、原稿用紙にして426枚! 私が今まで書いた中で、最長の作品です。 ごめんなさい。。。鬱陶しい?でしょうが、宜しかったらおつき合いくださいませ……m(__)m