2007/08/06(月)13:54
温故知新
今年も八月になり、残すところ1/4となりました。何が出来て何が出来なかったか?新たに何をやろうと思うようになったか?等など、今年の後半に向けての見直しをしています。そうして、バタバタと過ごすこと一週間。台風や、夏祭り、花火大会など、夏の風物詩を楽しみたくて、子供と共に西へ東へと動き回っていました。なるべく、冷房使わないようにしようね。涼しく過ごす工夫をしようね。元気に遊べるように、楽しみを探そうね。そう思って過ごしているうちに、ついつい子供の体調を気にかける事を怠ってしまいました。昨日食べたパンの中に入っていたクルミに、アレルギーを起こしてしまいました。口に入れた瞬間から調子が悪くなったらしいのに、中々食が進まないのを、我儘だと叱りつけながら食べさせてしまいました。そして10分後、「お腹が痛い」と泣き喚く娘を見てみると、全身に蕁麻疹・・・・。いつもアレルギーが出るわけではないけれど、元々ナッツ類には弱い子でした。そして、蕁麻疹が出るのは、体調が悪い時。ついつい夏の課題が順調に進んだのをいい事に、自分のペースで走りすぎました。一番弱い所に無理が来るのにね。忘れていました。昨日の夕方と今日の朝病院行く道中で、自分のペースの見直しです。どんな時でも自分の歩くペースを保つことができるように、それが『マイペース』なんだ!と学生時代に教わりました。このペースを崩して自分のペース以上の中で動き回ると、必ず心身の異常をきたすと。だから、どんな時もまずは自分のペースを作る事が大事なんだと。でもこれには、『自分のペースを知り、それを守る事も大切』だけど、『弱者のペースを読みとりそれを気遣ってあげる事の大切さ』も隠されていました。それが出来てこそ、本当の大人であり、自立なのかもしれません。そして今朝ケロリと元気になった娘は、朝の原爆死没者慰霊式典やサイレンの音は何?としきりに聞いてきます。もちろん、サイレンと共に黙祷をし哀悼の誠を捧げたのですが、いざ「どうして?」と聞かれた時に、この小さい人にどう説明するか?答えに窮してしまいました。喧嘩や争い、戦争はイケない事。でもほんの六十数年前に起きた戦争で、多くの命が失われたこと。そして、その命の犠牲の上に今の平和があって、こうして家族で息災に暮らして行ける事。あなたの命は、かけがえのないものである事。そして、他人の命もそれぞれ同じようにかけがえのない命である事。だから、決して粗末にはしてほしくない事。思いつく限り、一生懸命言葉を尽くして話しました。3歳の彼女にはどのくらい理解できるかどうか分からないけれど、でも話し続ける事に意味があるはず。そして争いの悲惨さ、無意味さを、学び続ける事の大切さを、改めて感じました。学ばなければならない。一生・・・・・。そして、声にしなくてはならない。これまでの事、これからの事、しっかり考え、見つめて、学び、行動する。温故知新。さぁ、後半戦の課題の一つです。暮らしを良質なものにしていくために、今日も顔晴れ~~!私!大事な事を見失わない力。