2008/09/17(水)10:06
自己改楽22 大捨事
大掃除ならぬ大捨事。今朝から読み始めた「菜根譚」の本に触発され、今まで以上に暮らしをスリム化しようと決心しました。
菜根譚に学ぶ人間学「菜根譚」は、洪自誠(1573-1619)という人が書いた、東洋思想の宝だけが詰まっている本です。この書名は、「人、常に菜根を咬みうれば、すなわち百事をなすべし」という言葉から取ったものだそうです。意味は、「私たちは菜っ葉と大根だけを食べても生活できるという覚悟をすれば、何でも出来る」ということです。つまり質素な生活をしてもいい、貧乏になっても構わないという覚悟さえできれば、「百事」色々なことが平気でできるということです。私たちは、肉を食いたいとか、牛乳も飲みたいとか。家もちょっと大きいのに住みたいとかあるではありませんか。そういう贅沢な生活を望んでしまうと、やりたいことが何も出来なくなってしまう。質素倹約をして、どんな貧しい生活でも我慢できれば、やりたいことは何でもできるのだということです。(「菜根譚に学ぶ人間学」 境野勝吾氏著より)自分のビジョンを掲げること。そして、ビジョンで我が人生の道を照らして進む。そう決めたとき、心がふっと軽くなりました。やりたいことはまだまだ山ほどある。そのためには、それなりに資金も必要。そして、天は機会を与えてくださり、お仕事のチャンスも頂いた。自分が創意工夫して作り出していく新しい道を、確実に自らの物にするためにも、まずは今まで自分の中にあった余分な我欲を捨て去ることにいたしましょう。今まで自分に抱え込んでいた、余分な見栄やプライドを捨て去ることにいたしましょう。その決意を形にするためにも、心の大捨事。そして、暮らしの物の大捨事。暮らしは私の心を表すもの。その器の中を、シンプルにしよう。必要なものを必要なだけ。それは、暮らしも私自身にも言えること。やりたいことをやりつくすためにも、まずは心構えから。「人様に迷惑をおかけしない限り、どんなことをしても生きていける」そう腹を括ったとき、初めて前に足を出せるのかもしれません。修行僧のように貪欲に学ぶ頭を持って私のビジョンを形にするために、さぁ始めましょう!大捨事。「愛」に溢れる澄み渡った秋空のような透明な心と、茶室のように無駄のない暮らしを目指して。