カテゴリ:森田理論の適応者
2010年NHKテレビで放送された番組に、大学生が一人で学生食堂に行って食事ができずに、トイレに行って一人で弁当を食べるというのがあった。一人だけで学食で食べていると、「友達がいない孤独な奴」「ネクラな奴」と人からみられるのがイヤだというのである。
一緒に食べる友達ができずに、大学へ行くのが億劫になり、ついには中退し、退学する学生もいるという。ある大学では、そんな学生のために、カウンセラーが一緒に昼食を食べるサービスをスタートさせたという。 会社でも、得意先と大きなトラブルが発生し、上司がすぐに先方に行って謝ってこいと言われた社員が、先方に出向かずメールで謝ったという笑い話がある。得意先からのお叱りの電話を受けた上司がその社員に事情を聞いたところ、面と向かってはしどろもどろになると思ってメールにしましたと答えたという。 対人緊張の強い人は、人の思惑が極端に気になる人です。それも悪い方にばかり考えて、予期不安で全く行動ができなくなります。現代の人の行動を見ていると、対人恐怖はより深刻になっていると思われます。そいう意味では、一般教養として森田理論の学習は学校教育の中に取り入れる時期にあるのではないでしょうか。そういう人が300万人はいるという試算があるのである。 また神経質性格を持っていて人の思惑が気になる人、なんとかしたいという意欲を持っている人は真剣に森田理論学習をされたらよいと思う。学習されることによって、認識を深めて、対処の仕方を見つけていくことができます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.03.26 20:32:02
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