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森田理論学習のすすめ

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2018.04.23
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男の子は、父親をモデルとすることが多いため、父親というモデルの不在が、その後の男性や父親としての行動を困難にし、恋愛や子育てといった営みに支障を生じやすい事は容易に理解できる。
では、女の子の場合はどうなのだろうか。
女の子は、通常は母親をモデルとすることが多く、母親や母親との関係に問題がなければ、父親の不在はあまり影響しないのだろうか。どうやらその答えも否のようだ。

スウェーデンで行われた研究の結果は驚くべきものだった。
女性とパートナーや夫、息子との関係は、その女性の母親との関係よりも父親との関係がどうであったのかにに影響されていた。
父親が児童期から青年期において、娘に程良い支えや励ましを与えている場合には、娘もまたパートナーや息子に対して、程良い世話や関わりをしやすいのだ。
しかし、不幸にして父親が無関心だったり暴力的だったり、過干渉で支配的だったりすると、娘も極端でバランスの悪い関わりをしやすい。良好な人間関係作りを困難にする。
過度に尽くすかと思うと、その一方で支配したり、見放したりと言う落差が大きくなりがちだ。
また父親の不在は夫に対しても子供に対しても過度に理想化した存在を求めがちになる。
それが裏切られると強い失望や怒りを生み、誰よりも求めているはずの安定した家庭を手に入れにくくする。(父という病 岡田尊司 ポプラ社 199ページより引用)

父親の不在は男の子の場合、モデルがいないため同一化に支障をきたす。
この発達過程を経験していないと、大人になったときに、困難でいばらの道を歩まざるを得なくなる。
岡田氏は、それは男性の場合だけではなく、女性にも当てはまるといわれている。
生まれて1歳6か月までに母親とのかかわり合いの中で愛着の形成が欠かせない。
その後は父親と子供の適切なかかわり合いが、その後の人生を大きく左右することを忘れてはならない。
私たちは、両親と子の関わり方が、子供のその後の人生に大きな影響を与えていることを学習して、認識する必要があると思う。
家庭教育、学校教育、社会教育の中で、子供の発達心理学、森田理論学習などは必須科目に指定してもよいぐらいに思っている。人生の中でなるべく早く学習しなければならない必須科目なのである。





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Last updated  2024.04.07 12:50:36
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