森田理論学習のすすめ

2024/04/07(日)13:20

子供は親の後姿を見て育つ

子育て、しつけ、教育(166)

ある女性の人が会社で必要な資格試験の勉強を始めました。 子供を学校に送り出した後、出社するまでの間に少しの時間がありました。 キッチンタイマーをセットして20分ほど学習の時間にあてたのです。 13歳になる娘が、彼女の行動に興味を持ちました。 するとある日、彼女が使うキッチンタイマーが、彼女はセットしていない時間にセットされています。 聞いてみると、娘は、お母さんはキッチンタイマーを使って集中してやっているのを見て、自分もやってみようと思い、 45分に設定して勉強をしてみたとの事。 別に、娘に見せようと始めたことではありませんでしたが、意外にも娘は母親を見ていたようです。 彼女は、自分のやっていることが子供に及ぼす影響に気づきました。 自分のテーマに取り組んでいただけなのですが、その姿を見た子供が、やる気を出して自分の取り組むべきことに取り組んでいる。 「私のやる気と一緒に、子供のやる気もいっそう上がったようです」と彼女は笑顔で語りました。 人間はモデルから学びます。子供の話し方が、親そっくりだと思う事はありませんか。 親が話す仕草などを見て、いつの間にか親をモデルにして、それと同じように振る舞うのです。 特に、親子の関係が良好な場合は、その影響は強いようです。 大好きなお父さんやお母さんがやっているのを見て、無意識に子供が真似ているのです。 親子の関係を良好に保ち、親が日々の生活の中でやる気を見せることで、その姿を見て子供は、自分の生活においてもやる気を発揮します。 親の後姿は、 「がんばれ」 「もっと勉強しろ」などのどんな言葉よりも、強力に、しかも自然に子供の後押しをしてくれるようになるのです。 (子供のやる気のコーチング 菅原裕子 PHP研究所 193頁より要旨引用) 私の体験では、親が本を読むことが好きだと子供も本好きになります。 親がガニ股気味に歩いていると、子供もガニ股で歩くようになります。 こんなことは似てほしくないのですが、自然に真似ているんですね。 興味や関心のあることに積極的に手を出していると、子供も好奇心旺盛で意欲的になります。 森田理論を生涯学習として取り組み、生の欲望の発揮、事実本位の生き方を子供に見せることは、子供も素晴らしい生き方を身につけるようになると思われます。如何でしょうか。

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