森田理論学習のすすめ

2022/10/02(日)08:14

ZOOMなどを使った森田理論学習の注意点

森田理論学習の進め方(244)

コロナ下で使用会場が閉鎖されて、やむなくZOOMなどを使ったリモート集談会が全国各地で開催されるようになりました。 現在はまだ初期段階で試行錯誤しています。 さらに集談会の主力は対面集談会に戻りつつあります。 しかし、リモート集談会は今までになかった利点もあります。 そこで欠点と長所を整理して次の展開の準備をしておきたいと思います。 長所 ・家に居ながら集談会に参加できる。交通費と時間の節約になる。 ・全国の学習仲間と瞬時につながる。仲間の輪が急に広がる。 ・時間の制限がなくなる。短時間の開催も可能になる。昼間でも夜間の開催も可能になる。 ・テーマが絞られた集談会に参加すると、得るものが大きくなる。 ・学習内容の濃い集談会になる可能性が高まる。 ・優れた学習仲間や講師に出会える機会が増えてくる。 短所 ・人間同士の信頼関係が築きにくい。単発での人の集まりになりやすい。 ・相手のことがよく分からないので、自己開示ができにくい。表面的な話で終わってしまいやすい。傾聴、受容、共感、許容、感謝の気持ちが希薄になる。 ・自分自身の顔を画面としてみることになるので違和感がある。 ・ネットにつながることに最初から嫌悪感を持っている人も多い。 ・集談会で世話活動などの社会体験の場としての役割はなくなる。 ・集談会後の喫茶店や居酒屋での親しい交流はなくなる。 ・パソコンやスマホを持っていない人は参加できない。たとえ持っていてもwi-hiなどの通信料無制限でないと実質参加できない。 ・モバイルに強い人が存在するか、新たに養成する必要がある。 ・対面集談会とモバイル集談会を組み合わせる場合、ネット環境、パソコン持参、集音マイク、モニターなどを用意する必要がある。但し慣れれば10分以内で出来る。 ・多少の維持費がかかるが、その費用の負担の問題もある。 私の関わり方について整理してみました。 まずは月1回半日の対面集談会を重視します。 地元の人で家族的でアットホームな人間関係のもとでの学習会に参加したい。 みんなで役割分担をして、傾聴、共感、受容、許容、感謝を前面に押し出した会にしたい。 森田理論学習は初心者を想定して、緩やかで継続性を重視したい。 そしてみんなで刺激を与えあって、森田理論を生活に応用・活用して生活の質の底上げを図りたい。社会体験の場として活用したい。 月1回の居酒屋での懇親会を楽しみたい。 そのうえで年に1回か2回は、対面集談会とモバイル集談会を組み合わせた集談会を企画したい。これはハイブリッド集談会と言われている。 そのための知識を蓄えて、テストをしたい。 こうなれば森田を極めている人の話も企画することができます。 さらにモバイルでのテーマ別ZOOM集談会に不定期で参加したい。 魅力があるテーマで募集した全国の仲間がある程度集まれば、初めて会う人同士でも中身の濃いい集談会になることが予想できる。 これだと目的をもって参加しているので、親密な信頼関係はあまり必要ない。 但し森田理論学習を続けているという仲間であることは必要である。 例え1回限りのモバイル集談会でも、得るものがあると判断すればメリットがある。 私は生活の発見会が、定年退職した人がこれからの生き方を話し合う「生涯森田」のリモートワークに申し込んでいる。まさに目的がはっきりしている。 今後はそういうテーマ集談会をいろいろと企画して実施していくことが必要になる。 やり方しかたはこれから試行錯誤すればよい。 テーマとして気づいたものをあげて見ると、 ・森田初心者の会 森田で神経症は治るの ・神経質性格者の生きがいの持ち方 ・健康問題、認知症問題、介護問題 ・自立の問題、経済問題 ・高齢者特有の健康、経済問題、孤独との闘い ・墓じまい、遺産の整理をどう進めるか ・いろんな趣味の紹介 ・会社での人間関係の持ち方 ・夫婦の人間関係の在り方 ・子育てのポイント ・子供との付き合い方 ・親との付き合い方 ・異性との付き合い方 ・隣近所の人との付き合い方、町内会とのかかわり方 ・仕事にどう取り組んでいけばよいのか ・森田のポイントをどう考えるか ・症状別の集談会 ・森田の応用や活用方法 その他テーマはいくらでもあると思います。 関心のある人が5人くらい集まれば役に立つ話し合いができるでしょう。 だって、会員同士でこんな話ができる機会はほとんどないのですから。 モバイルは大人数よりも6名から7名くらいがよいと思う。 できれば1時間半か2時間で終わるような会だと気が楽です。 運営方法は現在思案中です。 モバイル集談会はテーマを明確にして、全国単位でフットワークよく運営されることがカギになっていくと思っています。楽しみで一杯です。

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