カテゴリ:生の欲望の発揮
相澤樹氏のお話です。
子ども達と接していて感じるのは、「やらされ感」を持ったまま勉強や遊びに取り組んでいる子供というのは、伸び悩む、ということです。 「自分から」学ぼうとしているのか、「自分が」考えて、遊びを生み出しているか。自主性は、将来魅力的な、メシが食える大人になるためには、必要不可欠な要素であると言えます。 子供の自主性を促すために親が子どもをけしかけることは百害あって一利なしです。声掛けについては「放っておく」ことです。これが何よりも大事です。 あれこれ先回りして、何かに誘導しようとしても、子どもは必ず敏感に感じ取り、場合によっては、先回りされたことにより嫌になってしまうケースもあるでしょう。 ただ、「子どもスペースの環境」だけは、少し先回りして配慮できる部分もあります。刺激的かつ、受動的になりやすいおもちゃではなく、自然と能動的になって取り組めるような遊び道具を、準備して、「そっと」おいてあげてください。 パズルや、工作、本などがおすすめです。 そして、「放っておく」=「こっそり、見守る」 すぐに、興味を示さなくても、そこは待ちの姿勢で。 「やりなさい」と言われて取り組んだ5回よりも、自分から「やりたい」と思って取り組んだ1回の方が、その子にとっては何倍もの学びになりますから、親はあせらず、放っておいてあげましょう。 (あと伸びする子はこんな家で育つ 高濱正伸 相澤樹 大和書房 45ページ) 好奇心旺盛、何でも興味や関心を示す子どもは次々にやりたいことが見つかります。意欲的な子どもを育てるためには、「動機づけ」が必要になります。 「動機付け」には、「外発的動機付け」「内発的動機付け」の2つがあります。 「外発的動機付け」は、親や上司や他人からの指示命令などです。 「外発的動機付け」は、最初のきっかけとしては問題ありませんが、そのうち「内発的動機付け」に転換されないとやる気に火が付くことはありません。 「内発的動機付け」とは、課題や仕事に取り組んでいく中で、問題点、課題、改善点、改良点、面白み、楽しみに気付いたときに出てくるものです。 最初はイヤイヤ仕方なくやっていたことでも、ものそのものになりきることが欠かせません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2025.04.15 06:43:59
コメント(0) | コメントを書く
[生の欲望の発揮] カテゴリの最新記事
|
|