森田道を究めている人を見つけよう
海洋冒険家の白石康次郎氏のお話です。3年かかって変な修行をするよりも、3年かかってもいいからいい師匠を探しなさい。これは生活の発見会の集談会でも言えるのではないかと思います。なにしろ集談会は素晴らしい人材の宝庫なのですから。まず森田理論に詳しい人がいます。自分一人で森田理論を学習するよりも、そういう人から教えてもらうことが効果的です。しかも集談会やモバイル懇談会に参加すれば授業料はかかりません。例えば、森田理論に「純な心」というのがあります。この言葉は、理屈や判断が入り込まない素直な感情と言われています。また自分の中で瞬間的に湧いた初一念のことだと説明されています。これは間違いはありませんが、内容がもう一つよく分かりません。森田理論を極めている人は、森田先生の皿を割った時の話、ウサギが野犬に嚙み殺されたときの話だけではなく、自分の体験を通した具体的な説明をされます。モヤモヤしていた「純な心」の意味がすぐに分かるようになります。森田には「純な心」以外にも、「物の性を尽くす」「思想の矛盾」「精神交互作用」「精神拮抗作用」「生の欲望」「あるがまま」「なりきる」「自然に服従」「見つめる、感じる」「今、ここ」「目的本位」「事実唯真」「不安と欲望の関係」「神経質の性格特徴の活かし方」「感情の法則の活用法」「認識の誤りの理解」「無所住心」「行動の原則」など大切なキーワードがあります。これらを詳しい人から自分の体験を通して具体的に説明してもらうとすぐに理解できます。さらに森田理論を仕事や生活に応用している人から学ぶことも多い。例えば、規則正しい生活、凡事徹底という言葉があります。規則正しい生活を心がけている人は、起床時間、就寝時間を守り、昼間活動しているときは淡々とルーティン作業をこなしておられます。代わり映えのしない日常生活の中に小さな楽しみや感動をたくさん味わっておられます。そういう人から具体的な森田の活かし方の話を聞いていると、自然に真似をしている自分に気づきます。いつの間にか自分の生活が少しずつ森田的に変化していきます。見つけ方はまずは地元集談会。次にリモートを活用した全国版JUPITERという懇談会をお勧めいたします。目的に応じて現在8つの部屋があります。こちらは会員でなくても登録すれば参加できます。詳しくは生活の発見会のホームページでご確認ください。