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テーマ:最近観た映画。(40124)
カテゴリ:Movie
舞台は、1976年のシカゴ。アイリッシュ系カトリックの家庭に育つ8歳のピート(アディ・スタイン)は、消防士の父ジョー・オマリー(アイダン・クイン)と母マーガレット・オマリー(ボニー・ハント)、そして7人の兄弟と暮らす大家族。2年生の終わり、夏休みの前にシスターから“悪魔の道を選ぶか神の道を行くかは今年の夏の行ないで決まります”と言われ気にするピート。そんな時、兄シェイマスから、異教徒をカトリックに改宗させれば聖人になって天国に行ける、と聞き、早速近くのユダヤ教の教会堂へ通い始める。教会のラビであるジェイコブセン(ケヴィン・ポラック)と知り合ったピートは、ラビの息子ダニー(マイク・ワインバーグ)とも仲良くなるのだが、実はダニーは白血病を患っていて…。 一見、カトリックとユダヤ教、アイリッシュの大家族とジューイッシュの小家族。といった、民族・宗教のテーマを扱った重い映画なのかな、と思いきや、主人公が8歳のダニーということで、彼が考えていく各宗教の神の捕らえ方、天国とは、っていうことを優しく投げかけてくれます。 この映画は、プロデューサーがマット・デイモン&ベン・アフレック。「グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち」で脚本を手がけた彼らが設立した、新人を発掘する企画「プロジェクト・グリーンライト」。このプロジェクトの第一回目で、12,000本の応募の中から選ばれた作品がこの「夏休みのレモネード」だそうです。さすがに、多くの作品の中から選ばれただけあって、ストーリーに奥行きがあります。難しい話題を軽快なタッチで描いているこの作品、観ていて心地いいです。 夏休みの短い間に起きた出来事ですが、ダニーによって、彼の家族そしてラビ・ジェイコブセンが、いろんなことに気付かされる。大人の複雑な感情も、ダニーによって解きほぐされる。 決して、派手な映画ではないですが、観終わった後に何か温かな気持ちになれる、タイトルの「レモネード」のように、ちょっぴり酸っぱく、でも甘さが心地よい素敵な映画でした。オススメです♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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