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テーマ:マウンテンバイク◆MTB(29)
カテゴリ:整備記録
ブロックタイヤには物によってはフロント用とかリア用というように前後の指定がある物があります。
でも中にはこんな表示のものもありますね ←FRONT REAR→ 前後、装着する側によって回転方向を替えて使ってくださいという表示です。 同じ転がるタイヤなのになぜ前後で逆になるのでしょう? 例えば ![]() このタイヤ、写真では見えませんがサイドウォールに書かれた表示では右の方向に転がるよう指示がされています。 でもおいらはリアタイヤとして使う場合には逆にして使っています(メーカーは推奨していません) 一般的にオールコンディション向けに販売されているタイヤの設計はフロントはオーバーステア等の横滑り による操縦性の低下を抑えるため横方向に対するグリップ性を重視しています。 つまりタイヤのパターンは縦方向に流れるように描かれます。また、走行性を高めるためにノブ(ブロック)は 路面に対し浅い角度でむかえるようにデザインされています。結果ブレーキをかけた場合には 反対側のノブが深い角度で路面に接するので制動性が向上することになります。 つまり・・・ フロントタイヤは転がりに対し抵抗が少なく制動に対し抵抗が多い形状でいて横方向へのグリップを重視した設計。 反対に後輪は多少の横滑りはハンドルにより修正されるので横滑りの影響はフロントほど大きくありません。 それより、登坂の場合の駆動ロスの方が操縦に対する影響が大きいのでタイヤは回転方向に対する グリップ性を重視しています。その分、ブレーキング時の路面抵抗が下がりますがブレーキを かけた時点で荷重がフロントに移るので駆動ロス分を差し引くと無視できる範囲に入ります。 つまり・・・ リアタイヤは転がりに対しやや抵抗があり、横方向へのグリップよりも駆動に対するグリップを重視している。 ように設計されている場合がほとんどです。 ということから考えると上のタイヤのようなサメの歯状のギザギザした形状を持つ場合、フロントタイヤ として使う場合は右に転がるように、リアの場合はその逆に組むと効率が良くなるということになります。 フロント、リア用に専用設計されたタイヤを見ると違いは明らかで、フロントタイヤのブロックは縦に並び リアのブロックは横に並んだデザインになっているものが多く見られます。 また、フロントタイヤでは横に対するグリップ力をさらに向上させたようなもの、リアタイヤでは 転がり抵抗を抑えるように設計されているなど専用でなくてはできないような工夫がされています。 じゃぁ、専用のほうがいいじゃん! でもどうしても駆動輪であるリアタイヤの方がスリップ率が高くトラクションもかかりやすいので減りが早くなります。 前後共通なら入れ替えで対処できますが専用になるとそうはいきませんよね~ しかもグリップやトラクションのかかり具合、転がり抵抗って空気圧で結構な範囲で調整できますよね! そしてそれを助けてくれるチューブレスタイヤの普及! タイヤの価格ってけっこうバカになりませんし・・・^^; つるしでは意外と同じ方向に入っていたりするブロックタイヤ ←FRONT REAR→ さて、あなたの自転車はどのような向きに履いているでしょうか^^? カテゴリー別 メンテナンス記録 自転車紹介 インプレッション 走行記録 壊し物 未分類 ぜんぶ ↓クリックでMTBブログがいっぱい!↓ ![]() → HIGH MOUNTAIN TOP → お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.11.15 01:16:28
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