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テーマ:マウンテンバイク◆MTB(29)
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自転車の部品に限らずボルトやナットが固く締まっていてどうしても外れないことってありますね。
ボルトが回らないからといって焦ってチカラまかせに外そうとすると・・・ ![]() こんな悲しいことになってしまいます。 そうならないためには第1に「焦らない」これが一番大切です。 ではどうしたら良いのでしょうか? ★適正な工具を用意します。 いくら手段を講じても工具が悪くてはボルトは回りません。 適正なドライバー、ヘックスレンチを用意します。また6角頭の場合、モンキーレンチやラチェットレンチ、 オープンエンドレンチ(一般的なスパナ)は滑りや工具の破損につながるのでなるべくならば ボックスレンチを使います。 ★浸透潤滑剤を塗布します 専用のネジゆるめ剤などもありますが手軽に手に入る防錆潤滑スプレーなどでも十分効果があります。 浸透しやすい液体を固着箇所に浸透させることで外しやすくします。 コツはここでも焦らないこと。固着箇所に十分浸透するまで待つことです。 塗布してすぐに回そうとしても効果はありません。場合によっては一晩くらい待つこともあります。 また、浸透液は十分拭き取ってからリトライします。油で工具を滑らしてしまってはせっかくの 浸透液が逆効果になってしまいますからね^^ 工具のすべりを防止したいなら「ネジやま救助隊」のネジはずしなどが効果的です。 ★衝撃・熱膨張を利用します ドライバーの場合、貫通ドライバーと呼ばれるドライバーの柄まで軸が貫通しているものがあります。 このような工具を利用して衝撃を加えるのですが、しっかりとドライバーをかまえ、緩める方向に回しながら柄を ハンマーでコツコツと衝撃を加え回してゆきます。コツはガンガン叩かずリズミカルにコツコツです。 次に熱を利用する場合。 加熱する理由は熱膨張による金属の体積変化を利用して固着をはがすことが大きな目的です (他にも効果はありますが)ので、要は金属間の熱差が必要です。 ステンレス対アルミの場合、放熱率が低く高熱に強いステンレスに熱を加え、放熱率が高く 熱に弱いアルミを冷やせば大きく効果が得られるということになります。 そこで注意したいのは、あまり熱しすぎた金属を急激に冷やすとヤキが入ってしまい硬度が 上がり、ねじりに弱くなりボルトを外すどころかボルトを折ってしまう恐れがあるので熱入れはほどほどにしておきます。 危なっかしい方法ですが、瞬間的に手で触っても熱くない程度が(おいらは・・・ですが)約150度くらいです。 また、熱を入れるにあたっては時間が必要です。 急に熱を加えても表面しか熱せられません。徐々に熱を加え芯部まで熱を加えることが 成功のコツです。 加熱には専用のヒートガンと呼ばれるものもありますが、高出力の ドライヤーやハンダごて、ライターでも加熱できますが、先につけたであろう浸透潤滑剤 が燃える危険があるので裸火には十分気をつけてください。 ここまでの方法でほとんどの固着ネジはゆるんでしまいますが・・・ これ以上になると「ショックドライバー」を使ったり「エクストラクター」を使ったりと ちょっと専門的な工具が出てきます。 でも「できるところまではやってみる」 これが自分整備の第一歩! 自分でできる範囲で固着ネジと格闘してみるのはいかがでしょうか。 さて、しつこいようですが・・・ 自分整備はくれぐれも自己責任で行ってください。 手順に不安がある場合、専門の方に相談してください。 事故、怪我等があっても責任は負いかねます。です。 良いメンテナンスライフを^^ カテゴリー別 メンテナンス記録 自転車紹介 インプレッション 走行記録 壊し物 未分類 ぜんぶ ↓クリックでMTBブログがいっぱい!↓ ![]() → HIGH MOUNTAIN TOP → お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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