おねぇのひとりごと

2018/08/30(木)23:36

夏休みが終わる

いちご(娘)の夏休みがもうすぐ終わる。残るイベントは2泊3日の安曇野旅行。保育園からのお友達の家に遊びに行ってきます♪ これがご褒美だな~。この夏、いちごは大きく成長しました。 今日は私に算数のならべ方、選び方の単元を説明してくれました。平面図形のテストで1問だけ間違えてとても悔しがっていました。 周期算や植木算、等差数列や数の計算などなど、今日のテストで、できなかったところを、できなかった理由も合わせて私に解説してくれました。 こんな日が来るなんて。夏休みに入る前までは、想像もできませんでした。夏休みに入る前は、4年生の単元から全く分からず約数、倍数もわからないから、分数の計算もできない。もちろん小数の足し算、引き算、掛け算、割り算や余りの出し方すらまずい状態。 私はこの夏休みが勝負だと思いました。夏休みの間、何度もいちごとぶつかり、話をしながらその都度、中学受験を本当にしたいのかどうかを確認してきました。 いちごが受験勉強をするということは、私と二人三脚で勉強しなければならず通常の勉強とは違い、いちごが一人で受験のための勉強ができるほど勉強の習慣や能力をいちごが今持ち合わせていないだから私のサポートがいるけれど、サポートしている間は安全基地にはなれない。それが一番の問題でした。 抜毛のこともあるのでもし、家を、母親を安全基地にしたいなら、今すぐ受験勉強はやめよう。 毎回、いちごにはそう話をしてきましたが、今回のいちごは全く折れませんでした。むしろ、その話し合い、ぶつかり合いのたびに、涙を流して自分の現状を受け入れ、前に進む覚悟を固めていきました。 私としては、できれば受験勉強を一緒にやるというハードな療育は本心としては避けたいところです。実際に、薬の量も増えてしまい、薬を飲まないと寝たきり状態なのです。うつもここまで悪化してくると、本当に体がしんどい。いちごが勉強する時間に合わせて薬を飲んで、頭を回転させる。いちごが塾に行く時間以外の家にいる間は、休憩やお風呂、夕飯以外は全ての時間を勉強時間にあてました。だから、勉強するための薬の量も増えるわけです。精神科医には止められているけれど、今の時期を逃したらいちごを伸ばしてあげられない。そう思うと、そこはいちごの未来を思うあまり、自分をいたわることへの優先度は自然と低くなってしまうのです。子供の成長にはこの時にしかできないことって絶対にあると思うから。 受験勉強なんて6時間座って勉強なんて当たり前の世界ですからね。まずは座って勉強し続ける体力づくりが必要なんです。 いちごと一緒に勉強していくと、いちごの弱点が見えてきます。集中力という意味では、問題の途中で別のことに気が行くとその問題をまた最初からやり直さないとわからない。問題を読んで式をたてて、計算した後に、この計算結果は何を出したんだっけ?と算数の森でどんどん迷子になるのです。発達障害のワーキングメモリーが低いこと、ADHDの不注意の部分が思いっきり算数の障害になっています。 その迷子から救い出すには、やはり1問終わるまで気を散らせないように声をその都度かけていく。問題文を線分図や図形など視覚化するように書かせていく。文字だと読み直して理解するのに時間がかかりますが、絵にすればすぐに思い出せる強味を活かすことにしました。これらの作業を地道に習慣づけさせました。すると、線分図で表せる割合などの問題がいちごの中でできる単元だと自信がつきはじめました。ベン図も攻略すれば楽勝。平面図形もわかる条件はどんどん書き込み、補助線をひくポイントは三角形をどう作り、三角形の特性をどう利用するかだと一緒に考えながら問題を解いていくうちに、平面図形にも自信を持ち始めました。計算の仕方も、ガツガツ前から順に四則計算で。。。ではなく似たような数字があったら、こうやってとくとか数字の感覚のようなものをその都度教え、いかに計算ミスを少なく計算するかを一緒に考えました。 問題文からたてる計算式もできるだけ1行で書かせて、楽に計算できる方法を考えるようにしました。 夏休みのイベント以外は、ほぼ私とずっと勉強をしていました。一日のテレビの時間も30分で、気分がのらないときは読書をしたりピアノを弾いたりして気分転換をしながら、隙間時間を勉強にがっちりとあてました。 帰省中には海に行ったり、川に行ったり、花火大会に行ったりいとこ同士で遊んだり、釣りをしたり、いろんな体験もしました。メリハリという面では、かなりメリハリに富んだ夏休みだったと思います。 よく遊び、よく学ぶ。それを実践できた夏休みだったのではなかったかしら。 そして、先週末に主人の職場見学に行ったいちごはお父さんに惚れ直したようで、自分も自衛官になる!お医者さんになる!だから防衛医科大学に入るために、がんばって勉強しなきゃ!という新たな目標が急浮上してきました。 まず、夢があることがいいことだ。この夢が本当にかなうといいね。 私の小学校の頃の夢は学校の先生だったなぁ~。でもついた職業はパソコン関係。しかしながら、これは父が幼い私を職場に連れて行って、パソコンが並んだオフィスをみせてくれたことが頭の片隅に残っていて、仕事場のイメージってパソコンが並んでいるところだったんだよね。だから、IT企業に就職しちゃったのよね。 幼いころの記憶ってやっぱり未来につながるのね。 いちごも自衛官になるのかしら。以前の私なら、いちごが自衛官になるなんて想像もしなかったしその発想すらなかった。なぜなら、あんな厳しい場所で生活していけるとは思えなかったから。 いちごはやっぱり、親の想像を超えたところで生きているんだわ(笑)9月に入ったら、少しはゆっくりできて、薬も減らせる努力ができるといいなと思います。 ただ、うつが悪化した理由はいちごの受験勉強に付き合うこともあると思いますが、この夏休みの間にいろいろあったので、というか、むしろそのいろいろのほうが原因と言った方がいいのかも。 主人の実家にも泊まり、私の実家にも長居をする中で、私の心の奥底にしまってあった、開かずの蓋のようなものをこじ開けられ本音を子供の前で語らせられたときは、きつかったな。。。そこは後悔しても今更仕方がないことで、誰かに話したところでどうにかなるものではない。母は本音がわかってよかったと。本音がいえるって大切じゃない?って言うけれどそれは私がずっとずっとずっと心の奥にしまい込んでカギをかけていた本音。でも、それを話すまで話は終わらないって言われて、泣きながら思いをぶちまけた。 ・・・で、結果どうなったかというと、私は家族3人でのここの生活がさらにつらく思えてしまってる。今の現実を生きていくためには、言うべきではなかった。 だけど、親って自分の子供が本心を言ってくれたことで何かしてやろうとか手助けを考えられるから、現状を把握できたことに安心する。 私のつらさと引き換えに、親は安心を得た気がする。 主人が主人の実家と絶縁状態が続いている中で主人の実家に訪問するということは、どこかで主人とつながればいいなと思うから。でも、主人の実家を知れば知る程、なんだかこんな家族ってせつない。私のかすかな希望も期待しないほうがいいのかもと思い始めた。 ここ半年間の主人の奇行による嫌がらせやみんな自分のことしか考えていない主人の家族のこと。私の両親の子供への接し方。どうして、みんな自分の気持ちを相手に押し付けるんだろう。相手の気持ちに寄り添うってことがそんなにも難しいのだろうか。 周りのあまりの自己主張の強さに、私は何もしたくなくなった。人生どうでもよくなった。ただひとつ。私が生きている理由。娘の成長をサポートすること。 こんな風に思うことがたくさんあった夏休みだった。だから、うつも悪化せざるを得なかったんだと思う。 9月に入ったら、少しは私のペースで持ち直せるかな。そうできたらありがたいんだけど。。。

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