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花屋さん 園芸日誌

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2008.02.14
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カテゴリ:カテゴリ未分類
菊の育てかたとして、園芸書には春に挿し芽をすると載っていますが、家庭園芸ではわざわざ挿し芽をする人は少ないとおもいます。もうすこし手を抜いた育てかたを考えてみます。
なにもしないで株がふえていくのをそのまま育てる人も多いとおもいます。

大輪菊はちょっと専門的な育てかたですので別にしておいて、中菊や小菊の育てかたを考えてみます。
中菊としてはポットマム、スプレー菊などがあります。スプレー菊はスプレーを噴射したように花が何本も噴き出したように咲くのでスプレー菊と名づけられたらしい。ポットマムはポット(鉢)に適した菊なのでポットマムかな。

菊は株分けで育てる人が多いのではないでしょうか。株分けについていくつか・・・

★図の左の場合

去年の秋に花屋さんで買ったポットマムやスプレー菊は、根元をよく見ると、1鉢に1株植えではなく、何本か5~6本が寄せ植えになっている鉢が多いとおもいます。短い期間でボリュームのある鉢にするためにも寄せ植えにしているようです。

寄せ集めで1鉢分に見せてるのか、とあきれる前にこれを逆に良いほうに考えるのです。

ケーキを切り分けるように切り込みを入れれば、かんたんに鉢を2つか3つに株分けができます。あっというまに2鉢か3鉢ができあがるというわけです。
根が伸びるスペースも増えて株も大きく育ちますから、去年の2,3倍の菊が鑑賞できることでしょう。

★図の右の場合

枯れた茎だけが残っていますが、冬のあいだに地面から新芽が伸びてきます。去年の茎から遠いほど地中の根はたくさん付いています。↑ 右図のように。

鉢植えでは、鉢のふちから伸びてきた新芽が根がしっかりしています。茎から遠い新芽が根が多くて、根付きやすい新芽なのですね。
逆に去年の茎のすぐそばの新芽は根の長さが短いということになります。

根が出ているのですから、この新芽を植えつけると直ぐに水分を吸いはじめて、かんたんに活着することができます。

1鉢に1芽でもいいし、2,3本植えにするのも、鉢の大きさに合わせてどちらでもいいでしょう。


菊は丈夫ですので、どういう方法でもだいたい育ちますから、ほんのちょっと、自分でできる程度の手間をかけるだけで、この秋には去年以上の花ざかりになるでしょう。





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最終更新日  2008.02.14 15:32:02



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