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「切り戻し剪定」と「透かし剪定」です。 切り戻し剪定(図の左)は、枝のとちゅうで切る剪定です。ふつうの剪定はばさばさばさと刈り込むので、この切り戻し剪定になります。 剪定した下に残っている芽から、図の矢印のように新芽の葉が伸びてきます。木をひと回り小さくしたい時、枝を増やしたい時は、この切り戻し剪定になります。 透かし剪定(図の右)は、枝のつけね(分かれめ)から切る剪定です。 枝が混みすぎた時に、あいだを抜いてしまう(透かしてしまう)剪定になります。枝が少なくなるので、風通しがよくなります。 剪定をする時はこの二つの剪定のどちらを選ぶのかを考えて剪定するといいとおもいます。 長所は欠点にもなります。 枝葉が繁り過ぎて、うっとおしいからとばさばさばさと刈り込みますと、それは切り戻し剪定をしているのです。伸びすぎた枝の長さは短くなりますが、その下の新芽が伸びてくると、こんどは枝の数が増えるのですから、よけいに混みあうようになります。 枝葉が繁りすぎた時には透かし剪定をして、枝を抜くほうが枝葉は少なくなって、風がよく通るようになります。 枝を増やしたいとき、枝の先の花芽を増やしたい時には、切り戻し剪定を選びます。盆栽で形を小さく、枝を多くしたいときには切り戻し剪定でコンパクトに形作りができます。 すでに枝の先に花芽が付いている時期に剪定したい時に、切り戻し剪定では花芽をすべて切り落としてしまうことになります。透かし剪定では(枝が少なくなるので)花の数は少なくなりますが、残した枝の先には花芽が残っていますから、花は見られることになります。 以上のように剪定といっても二つの方法があることを知っておくと、いざ剪定をする時に、「このばあいはどちらの剪定になるのかな?」と、なんとなく適切な剪定ができるものです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.05.05 03:27:48
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