423217 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

04/06/05 つくづく間の悪い女

起きたら5時55分だった。

今日はお迎えの車が6時に来ることになっていたと言うのに
どうやら昨夜お風呂が沸くのを待っているうちにそのまま爆睡してしまったらしい。
やっべぇ~何も準備してないよー!!
と、大慌てで化粧品とパラ道具をひっつかみ、ぼさぼさの髪の毛を振り乱し、H多さんの車に乗り込んだのでした。

ひじょ~に幸先の悪い1日の始まり方である・・・。

寝坊したので天気図見て来れなかったけど、昨日の時点では高気圧のど真ん中?
風が強くなるかな~と思っていたらやはり白糸か猪之頭かでちょっと判断待ち。
とりあえずそんなに強く無さそうな感じとのことで白糸へ!

いや~天気が良い!まさにピーカン。暑い暑い。
機材を抱えて歩くだけで汗が噴出してくる。

昼ぐらいから風が強くなりそうなので早めに1本行っておくことに・・・
この日から転校の友達を講習斜面に残し、そそくさとテイクオフへ。
練習がんばれよぉ~~~

テイクオフに上がれば3~4mのしっかりしたアゲンスト。
まだそんなに強いブローは入ってないみたい。何とか出れるかな?
3週間ぶりのフライトだし、前回体調不良で飛んでへろへろだったし。
ちと不安がよぎる。…o(;-_-;)oドキドキ
クロスで立ち上げるも、案の定修正しきれず左に傾けて落とす。うーん、シッパイ・・・
今度こそ~!となんとか立ち上げ、気合を入れて蹴り出るも、テイクオフ前でずずんと沈下。
おおお。し、沈むぅ~???
斜面をずるずる滑り降りながらなんとか前に機体を出す。

「ちょっと飛び乗り気味だったねぇ~機体安定させてね。」と、なんちゃん。

うーん、飛び乗り・・・気合入れたのが空回り。
このとき右の尾根でリッジが取れていたのであたしも右へ行くことに。
しかしこれから尾根へ向かうあたしに対し、早々にLDに向かい始めるフライヤーの面々。

もしかして・・・と思ったら
案の定上昇無し(泣)もぉ売り切れかよ!!

そんなそんな。さっきまで皆あがってたんだもん。
どっかにまだ弱いのが・・・弱いのが・・・うーん。

えーん。あたしもあたしもぉぉぉと
じたばたと駄々をこねる幼子のようにねばねばと行ったり来たりをしてみるが全然だめなのよ~
気が付けばもう戻らねばいけない高さ。後ろ髪引かれつつ高度処理。(´・ω・`)ショボーン
「とりあえず、ソアリングします」なんてカッコつけちゃってなんも出来んかったし
素直に課題やるっていっときゃ良かったよ。

もう一回と思ってTOに上がるがいよいよ風が強くなってきた。
さとゆきちゃんがブローが弱い隙を狙って出て行く。
よっしゃあたしも続くぜぇ~~~とテイクオフしようとするが、強めの風にビビリスイッチON。
2回も3回もテイクオフで失敗。・・・(;´Д`)ウウッ…へこむぅぅぅ
おまけに荒れ狂うキャノピーに引きずられて股間節は痛いわですっかりブルー。
いいよーだ。こんな時は弱くなるまで待つもんね。(#゚Д゚) プンスコ!

と、皆で談笑しながら待っていると今度はツリーランが出たと言うことで一旦CLOSE。

く、くぅぅっ。これまたはずしてしまったか・・・

すごすごとTOを後にし、お昼を食べることに。
まぁ・・・腹が減ってはね。戦もできないからね。
と自分に言い聞かせ、がつがつとご飯を貪り食う。これでいつでも上がれるもんね。
満腹になった腹を抱えてまったりしていると
LDのH木さんの携帯電話が鳴った。

「・・・え?あーそう!猪之頭に?おめでとう!・・・誰か送ってくれる人いそう?・・・そう・・・」

ん?誰か猪之頭まで行ったのかしら・・・と思わず耳をダンボにしていると・・・
なんと猪之頭まで行ったのは、かのさとゆきちゃん!
ガ━━(゚Д゚;)━━━ン!!!!!
あれっ?だって、さっき出てって、
そりゃ~彼女、「猪之頭行きたい行きたい」って言ってたけど、言ったからってまさかそんな?
とたんに、走馬灯のように自分の情けないテイクオフ風景がスローでくるくると回りだす。

あ。あたしもテイクオフであんだけ失敗してなかったら~~~~~~~~~~(堕)

あたしって。あたしってどーしてこうなのさ!?

まぁ。出たからって行けるわけじゃないけどさ・・・ソレにしたってさ・・・いじいじ。
これまた我が身を呪いたくなったあたしは2本目に上がると
オーバーヘッドアプローチ
LDの風上に向かいターゲットの真上を通過し、着陸地点の状況や障害物、風の状況を観察する。
その後、左右どちらかに180度旋回を行い高度処理をし、
180度のサイドアプローチと同様な飛行経路をとり進入する。

をお願いします・・・」と告げる。

こんな時は課題よ!課題!!

弱めを狙い、基本に立ち返りフロントで出る。
フロントが好きだー!好きだー!大好きだー!!
と、絶叫しながら(してない)テイクオフし。リッジ帯に心惹かれつつもLD上空を目指す。
結構しっかりした風が吹いているのであまり前に出ない。ゆっくりゆっくりLDに近づく。ちょうどターゲットの真上に来た頃
なんちゃんの「もっと左、左~」と言う無線が入る。
ん?これあたしに言ってるんじゃないよねぇ?
でもあたしもそろそろ風下に戻らなきゃいけないんじゃ????
などとちょっと混乱し、きょろきょろと見渡しているとなんちゃんの無線が途切れた頃
H木さんの「なんでそんなに左にいっちゃうの~!それじゃオーバーヘッドになってないよ。」

あ。しまった。どうやら真っ直ぐ飛んでいたはずが、きょろきょろしていたせいで
左に流されてしまったらしい。

すぐさま振り向きLDの風下に向かう。しょーがない。このまま行ってサイドアプローチよね?
フォローを背負っているのでスゴイ早さで小山の上まで戻る。
大きく左にワンターン切って進入よ。と振り向き。小山の上に差し掛かったとき、
高度がギリギリでちょっと手前に降りそうだった。
小山の上は風が強いのでバンザイ気味にしていたのだがスコンとテンションの抜けるような感じがしたかと思うと、急にもの凄い沈下し始めた。
あれっと思いつつもしばらくそのままにしていたのだが、
キャノピーはすごい勢いで降りていく。折りしもバリオは調子悪かったので電源を入れていないのでどれほど沈下しているのかもわからない。
「何やってんだ~もうちょっと肩まで当てて!!」とこれまたH木さん
慌てて当てると浮力が戻り、滑空し始めた。
足を出して降りる準備をしているも、フルブレイクを当てたにも関わらず、
派手にすっ転び、小川の方に機体を落としてしまった・・・
(回収手伝ってくれた皆(TдT) アリガトウ)
うーん、しかしなんだったんだ?今の。
なんていうか・・・穴の開いたパラシュートで降下してるみたいだった・・・(したことは無いが)

はぁ~なんかもう。テイクオフもダメダメだったし。上手く行かないよ~
とぐじぐじ言ってると

「テイクオフが上手く行くかいかないかって、すごいフライトに影響するだろう?
良いフライトの為にも良いテイクオフができるように普段から練習しなきゃ」
とH木さん

うーん!まさしくごもっとも・・・。

と言うわけで練習斜面でグラハンをすることに。
4時頃と言うのにまだ暑さは落ちない。久しぶりに小山に登り、ゼイゼイハアハア。息も絶え絶え。

這うように3本。風が落ちてきていたので最初の一本をフロント、あとはクロスでやって最後にかなり気分良くなるほど上手く出来たので
気をよくし、最後に1本飛ぼう!とTOへ。

上がってみれば素敵なアーベントタイム♪
「あこちゃん向きの穏やかコンディションだよ~」と言われてウキウキ♪
クロスで気分良く出ていくも・・・これまた売り切れ御免。皆またLDに向かっているのでした・・・

良いもん良いもん。あたしは課題のローリングやるもん。
と、LD上空に向かいアゲンストに向けると
左右均等に軸線からブレ無いように・・・とローリング開始。
「左の引きがまだあまいなぁぁ~」
うーん。自分でもそう思いまする・・・・

高度処理に入るが、女性ばかり3機の機体が同時進入になる。
もう降りるか?降りるか?と思いつつ後ろで粘るが、
前の人が入ったのを確認し、自分も・・・と進入するが、早すぎた。

軽いのか。自分を含めてなかなか沈下しない(;^_^A アセアセ・・・
LDの中で降るも風がほぼなくなっていたのでなかなか落ちないよぉぉ
結局一番奥の林の目の前まで行ってしまい、湧き水の小川にキャノピーの橋をかけてしまった・・・
前の人につられて入ったのがまずかった。(;´д`)トホホ

そんなわけで。全体的に風に嫌われた3本でした・・・
まぁ。こんな日もあるわぃ!!
しかし、仮にもパイロット証を取ろうっていうのが
こんなぱっとしないことばっかりやってて良いのか?
ちなみにこのどピーカンの翌日からついに梅雨入り。しばらく飛べなくなりそうだ・・・

嗚呼。パイロットの道のりは果てしなく~~~遠い~~~♪

って歌ってる場合じゃねえべな。


© Rakuten Group, Inc.