カテゴリ:thinking time
皐月十六日(旧暦)気温18度、湿度60%、うす曇、微風。早朝の交通安全啓発をして一仕事した気分。「1Q84」を立ち読みできなかったので文学界新人賞をとったシリン・ネザマフィの「白い紙」を読みました。所謂タブラ・ラーサという古くからの思想をモチーフとしています。戦争という味噌もくそも一緒くたにして殺しあうという愚行の中で人間が如何に無力で儚い存在かが描かれたのではないでしょうか。イラ、イラ戦争という遠くから見ているとほとんど説明のつかない戦争が一人の少年をすり鉢の中に入れる。テーマとしてはこれからもいろいろ場所を変えて出てくる内容でした。特別の描写力など感じることはできませんがやはりイラン人が日本語で書いたという事実は重いのではないでしょうか。 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009年06月08日 09時13分28秒
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