赤壁

昨年上映された赤壁は三国志の一場面を娯楽大作にして見せてくれました。杜牧は長江に沈んでいたまだ錆びていない矛を拾い上げて歴史のIfを詩にしました。果たして五百年後に錆びていない鉄があるのか疑問も残るところですがそれなりに生々しい詩を作るには必要なレトリックだったのかもしれません。まだ剣を使って戦っているうちは詩にもなる余地があります。ナパームやクラスター爆弾では詠われる兵の出る幕はありません。