2007/08/09(木)00:48
ジョフリー バレエ トリビュート トゥ ニジンスキー
東京都庭園美術館で今やっている、ニジンスキー展に行こうと思っています。行く前に事前学習。
ニジンスキーのドキュメント映画です。
ペトルシュカ、薔薇の精、牧神の午後がちょっとずつ収録されているビデオでした。字幕がなかったので細かい説明がわかりませんでしたが、面白かったです。
ニジンスキーが実際に踊っている映像を見てみたかったです。
ペトルシュカ
ポップな感じでかわいかったです。サーカス団のお人形が踊るというストーリー
妻を殴り、人を殺したペトルシュカは地獄に落とされることになる、とバレエ本に書いてありました。
ビデオのハイライト映像では、一体どの人物がペトルシュカなのか不明。
モダンとか、アヴァンギャルドとか言われている作品を理解しきれない私としては、この作品はギリギリでした。
3体のお人形が動き出して、一人の女性を二人で取り合う。男性二人のうち、一人は強くて強引、一人は軟弱。強い方が弱い方を殺すという内容です。
おそらく弱い方を演じたのがニジンスキー。
弱い方のお人形の動きはかわいかったです。シザーハンズみたい。自動人形のようなダンスが良かったです。人間らしくないところがいいです。
純粋だけど不器用で、サーカス団にいいように使われてる人形という雰囲気が出てて、見てると切なくなります。幸せになれないキャラ
薔薇の精
これが一番わかりやすく美しかったです。
テオフィル・ゴーチエの詩「私は、きのう舞踏会で、あなたがつけていた、あのばらの精」で有名らしいです。なんてロマンチックなんだ!恋!美しい想い人を飾るばらになれたら!
眠っている少女のもとへ、ばらの精が飛んできて、ダンスに誘う。うっとりしますね
少女が起きているときは決して姿を見せない、夢の中でだけの舞踏会です。
牧神の午後
エキゾチック。エジプトの壁画に夢中になったニジンスキーが、バレエで壁画を表現する。
牛柄の前進タイツにぴょっこり尻尾が生えてる衣装。超カワイイ!そして天使みたいに波打つ髪の毛。視覚的には最高でした。
牧神がニンフに恋をして、ニンフが落としていったスカーフを抱きながら午睡につく。
恋する牧神が最高にキュートでした。悩める牧神
ロシア・バレエ団の衣装は素晴らしいです。エキゾチック!展覧会に行くのが楽しみです。