じゃあ自分で起業しよう！男なら誰もが持つ夢かも知れない。時にオレの回りでも、友人、知人、元お客さん？いろんな人から話を聞く。
書店へ行けば、ビジネス書のコーナーは起業本がかなり占有している。ついには、週末起業なんて言葉も出はじめた。

そんな「起業ブーム」に乗っかって我も独立！オレもホ○エモンみたいに数年後は有名人？そんなに甘い訳がないのだ。

昨今、TVや新聞を賑わせた某ベンチャー企業社長ホ○エモン。
しかし広島6区にはびっくりした。（このネタはそのうち）

彼の6年間籍を置いていた大学時代に起業し、多彩なネットビジネスを展開させた豪腕ぶりは周知の通り。しかしその著書を読む限り、その成功ストーリーには意外に普通な事が書いてある。しかし彼のように企業買収をくり返しながら、数年で数百億稼ぎ出すようなビジネスモデルは激レアケースなのだ。

時によく比較される楽天の三木谷さん。仕事柄1度会ったことがある。（遠くから。）資産3,000億と言われる楽天王の経緯を追ってみよう。


1984年 一橋大学商学部入学。大学生時代は体育会テニス部主将。
　　　　ソフトバンクなどのアドバイザー
1988年 日本興業銀行に入行
1993年 ハーバード大学でMBA取得。
1995年 興銀を退職、コンサルティング会社のクリムゾングループを設立。
　　　　インターネットビジネス「eコマース」に着目
1997年 株式会社エム・ディー・エム（現：楽天）設立。
　　　　「商売が上手な人が簡単に店を開ける仕組みを創る」という
　　　　　新ビジネスコンセプトを打ち出す。仕組みから自分たちで
　　　　　創りあげた。
2002年 経済誌「フォーチュン」の若手富豪ランキング6位に選ばれる。
　　　　　一時は3000億円近い資産を有する。
2004年 楽天がJリーグ・ヴィッセル神戸とメインスポンサー契約を締結。
2005年 楽天イーグルスオーナー就任。



たいていの起業家は丁稚奉公、いわゆる“修行時代”があり、起業したあとはミカン箱の上で
「めざせ日本一、いくぞ男のド根性！」
みたいな泥臭い時代を経ているのだ。




（いよいよ次回最終回）