来期こそは!
貧打解消へ!奥の手"岡田打撃C"(デイリースポーツ) 阪神が22日、来季の1、2軍スタッフを発表した。OBで元2軍監督の木戸克彦氏(46)が作戦兼バッテリーコーチとして新たに加わり、今季貧打に苦しんだ打線部門については広沢克実打撃コーチ(45)をメーンに吉竹春樹チーフ野手コーチ(46)が打撃兼任でバントなど小技を、さらに岡田彰布監督(49)自らも指導に加わる"3人体制"で、V逸の要因ともなった貧打解消を図る。 チーム打率・255。12球団最低に終わった打線のてこ入れに、究極の禁じ手を使う。退団した正田打撃コーチの代わりは置かず、広沢コーチをメーンに吉竹チーフ野手コーチを打撃兼任、そして肩書はないものの岡田監督自らも指導に加わる"3人体制"で臨むというのだ。 98年には2軍助監督、99年には2軍監督と打撃コーチを兼任、その指導力には定評があった。とはいえ、1軍の将が"兼任"するのは異例中の異例。まさに禁じ手といえる。南球団社長は「岡田監督も含めて、てこ入れしてほしいということ」と期待を込めた。 もちろん、貧打にだれよりも歯がゆい思いをしてきた指揮官も異存などない。3人で取り組むかと問われれば「そらそうよ」と得意のフレーズで意欲を示した。「(調子が)あんまりにも悪いときは言わへん。選手とかコーチに任せてる。(指導は)今までもやってるし変わらんよ」。 これだけではない。コーチ業2年目の広沢コーチをメーン打撃コーチに抜てき。「そらそうよ。2人制は難しいからな。初めてのポジションやけど自分のやりたいことをやったらええ」。現役時代には豪快な一発と勝負強さを併せ持った強打者だった広沢コーチに万全のバックアップ体制を取りつつ、思い通りにやらせるつもりだ。 さらに、吉竹チーフ野手コーチには打撃兼任の肩書を加えて、今季失敗の目立ったバントなど小技の精度アップを期待する。日本シリーズに進出した中日、日本ハム両チームに共通するのは野球のうまさ。バント、ヒットエンドランなど、多彩な攻撃で相手をかく乱しつつ、得点を重ねる。打てないときにいかに点をもぎ取るか、近年メジャーでも流行のスモールベースボール導入を目指すことになる。 打撃コーチ"3人制"、広沢コーチの"メーン"抜てき、そしてスモールベースボール。貧打解消へ打てる手はすべて打った。23日からは秋季練習がスタート。08年へ向けて岡田新内閣が動きだす。 戦力面でも、濱中を候補にパリーグとの大型トレードを模索しているみたいだし、FA市場にも積極的になるらしいから、今年は大きな変化が見られそうですね。ってなわけで、西武同様、来期のオーダーを勝手に予想してみたり。1.(遊) 鳥谷2.(中) 赤星3.(三) 新井(広島FA)4.(左) 金本5.(一) 【新外国人】6.(右) 林威助7.(捕) 矢野8.(二) 関本一部報道では「中日・福留獲り!」とか騒がれてますが、それはないんじゃないかと予想してみたり。仮に獲得したら、5番に据えて、矢野6番、林を一塁に回して7番かな、それにしても左が多い…。新井は、黒田がわずか1年で見放してしまったことから察して、ほぼ確実に来るでしょう。あとは、先発投手陣をどこまで補強できるかですね。リリーフに関してはJFKに渡辺、江草、橋本健がいますから、問題ないですが。