下町ロケット
言っときますけど この本は 眠くなったり ましてや かゆくなったりしませんので お間違いないようにお願いします さて こんな本を読みました 『 下町ロケット 』 著者 : 池井戸 潤 1963年岐阜県生まれ。 慶應義塾大学卒業後 三菱銀行(当時)入行 95年退職。 1998年『 果つる底なき 』で 第44回江戸川乱歩賞 を受賞し小説家デビュー 2006年『 空飛ぶタイヤ 』第28回吉川英治文学新人賞候補・第136回直木賞候補、 2009年3月よりドラマWにてテレビドラマ化 2010年『 鉄の骨 』で 吉川英治文学新人賞 を受賞 ★ ★ ★ ★ あ~ 面白かった! (*^_^*)/ 読み終わったら 超~痛快な気分! 【 あらすじ 】 ロケットエンジンの開発研究者だった主人公:佃航平は、打ち上げに失敗した責任をとって 研究所を辞め、父親の残した小型エンジンを製造する従業員200人の小さな会社、佃製作所 の経営者となる。 はじめは順調だったが、大手顧客からの取引打切り、特許侵害で訴えられ、倒産の危機に。 その後も佃の会社が持っている特許をめぐり、日本を代表する大企業に様々な方法で特許 を奪われそうになる。 倒産が危惧され始めると、若手が社長の佃に反発し、社内でも不協和音が生じる。 会社は中も外もガタガタ。 この特許は、ロケットエンジンに必要不可欠なもので、ロケットエンジンの開発研究者の道を あきらめた佃が、工場を経営しながらも長年開発に取り組んできたものだった。 その特許がないとロケットを飛ばせない大企業は、あの手この手で特許を我が物にしようと する。 お金か夢か?時には折れそうになりながらも、ものづくりにこだわった主人公が、周りの人間に 助けられながら、果敢に大きな敵に立ち向かってゆく、その姿が爽快・痛快です。 【 オススメ 】 著者の池井戸さんは銀行員だったので、銀行の内幕やしくみ、中小企業の辛く厳しい現状を 生々しくかつ判り易く、もちろん面白く書くのが得意。 銀行ってこんなことやってるの-?!と怒りを感じながらも感心するやら、銀行の内部のしくみ を知るだけでも面白いです。 それと、池井戸さんの作品は、能力があるのに大きな圧力に屈せざるえない主人公が、 企業や、上司からの理不尽な扱いに対し、自分の持っているノウハウと気慨で立ち向かって いくというスタイルのものが多くて、負けるなよ-!と熱く応援したくなるんです。 物語の中で起こる問題も1つじゃなくて、いくつもいくつも重なって起きるので、え~!今度は そんなことがぁ!と飽きさせず、先を読みたくなります。 読むのが遅い私でも、アッという間に読み終わり、読みながら面白いので読み終わりたくない なぁって思ってました。 この小説も大きく分ければ、企業小説・ビジネス小説に分類されてしまうかもしれませんが、 私が分けるなら、主人公が夢を捨てずにいろんな大きな敵と戦っていく 『 中小企業の熱い中年青春モノ 』 です。 アマゾンに載ってたこの本のあらすじ見て、実はなんだか小難しそうだなぁって思ったんですよ。 でも池井戸さん大好きなので読んだら、なんだよ!面白いじゃないか! あれじゃ、この面白さ伝わんないよって思いましたよ。 う”~!アマゾンに代わって、この面白さを伝えなきゃ!(≧ω≦#) 全然難しくありません!話について行けないなんて心配ゼロ。 ストーリー展開に置き去りになることもありません。 難しくて、何度も同じ文章を読み返すこともありません。 テレビドラマにしても絶対面白いと思う! 途中、胸が熱くなって泣けちゃいました(ToT) 今まで企業小説を読んだことない人に是非読んで欲しい!こういうジャンルにもこんなに読み 易くて感情移入出来る小説があるんですよ。 今まで読んだことのないジャンルって、なかなか手を出しにくいと思いますが、企業小説+ エンターテイメント性あり、いつの時も誰もが好きな、負けない気持ち、頑張れば夢は叶う っていう、これらがこの小説には、盛り込まれてて、とっても楽しめます。 私のおすすめ文は暑苦しかったと思いますが、この本は暑苦しくないから 読んでみてください。(*^_^*)/ 花 鼻ハナ 花 鼻ハナ