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カテゴリ:ヨルダンから中東のほかの国々へ
レバノンという国は、日本の皆さまにとってヨルダン以上に馴染みのない国だと思います。レバノンと聞いてまず思い浮かべられるのは、何でしょうか。私自身は日本にいた時から「レバノン=内戦」というイメージはそれほど強く持っていませんでしたが、「戦禍のレバノン」というイメージを抱かれる方も多いかもしれません。 何よりも、情報がまず少ないというのが現状ではないでしょうか。シリアにしてもレバノンにしてもヨルダンにしても、日本で正しい情報を得るのはすごく難しい。私自身も、実際にヨルダンに来て初めて、シリアやレバノンの「本当の姿」を見ることができました。 以来、シリアもレバノンも全く不安なく、自由に行き来しています。 レバノンでは1975年から1990年まで、実に15年の間内戦が続きました。その間も人々は明るくたくましく生き続け、現在レバノンは驚くほどの復興を遂げています。観光客は主にヨーロッパ圏からと、それから湾岸エリアからのアラブたち(私はこれらのアラブを「湾岸族」と呼んでいます)。夏は避暑地としてかなりの賑わいを見せます。 レバノンが誇るもの・・・それはまず、豊かな自然ではないでしょうか。岐阜県ほどの小さな国でありながら、西には地中海、北にはレバノン山脈、肥沃な土地には豊かな緑が生い茂ります。レバノンもシリア同様、食が豊かで、何でも美味しい!! これもレバノン人の誇り。 さて、日本からの観光客は驚くほど少ないレバノン。観光はまだまだしにくいです。まぁこれはヨルダンも同じ…。レバノンで観光客泣かせなのは、交通費が高いこと。タクシーは日本並みの値段です。ヨルダンのタクシーは 1JD、2JD (140 円―280円)の世界。これに慣れている私にとっては、レバノンのタクシーなぞ乗りたくもありません。 では他に何が足となるかというと、セルビスとバス。でもセルビスもバスも、ヨルダンと比べるとかなり割高です。今回ベイルートでは、これでもか!! というくらい歩き倒しました。 首都ベイルートの観光はそれほど難しくありません。ベイルート市の北には旧市街(ダウンタウン)が広がります。旧市街といっても、現在かなりのスピードでお色直し中。新しい店が立ち並びます。旧市街の顔は、下の写真の大きなモスク。 かなり大きなこのモスク、青の丸屋根がポイント。どこからでも見えますので、自分の位置を確かめるのに最適。 日本大使館もこのダウンタウンからそれほど遠くない場所にあります。 さて、今回のレバノン滞在はかなり短かかったのですが、それでもたくさんの情報を収集してきました。レバノンの現地旅行会社とも業務提携してきましたので、これからはレバノン観光にも力をもっと入れていきたいと思っております。
何より、偏りのない、正しい情報。草の根活動のようですが、中東諸国から発信していきたいと思っていま~す。 夏のホリデーは中東で。http://picturesque-jordan.jp/japanese.aspx お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.05.25 04:27:58
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