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カテゴリ:おいしい! アラブ・トルコ料理
ここ最近、ヨルダンの夜はめっきり冷え込みます。窓を開けているのが寒いくらい。涼しい風が開け放した窓からスースーと吹き込み、半袖ではいられません。でもこの涼やかな風、砂漠気候のヨルダンならではです。日中のじりじりした暑さから解放されるのが夜~朝にかけて。気温がぐっと下がります。さて、日本の皆様はいかがお過ごしでしょうか。 先日は友達の家でのランチに招かれました。「マンサフ、食べにこない~~~??」とお声がかかりました。で、出た!! 私はマンサフがどうにも苦手なのです。でもマンサフはヨルダン人の誇り。さらにこちらの人は、私が一口食べるごとに「好き?」「美味しい??」と矢継ぎ早に聞いてきます。そんな状況で「美味しくない」「嫌い」とは言えないではありませんか!! というわけで戦々恐々のランチ。 前にも触れていますが、いっちばん初めに食べたマンサフがあまりにも臭くてまずくて、心的外傷後ストレス (PTSD) のようになっているのです。 ここでマンサフを知らない方のために、簡単なご説明。マンサフとはヨルダンの伝統的料理で、もともとはベドウィンの料理です。プレートに大量に盛ったライスの上に、ヨーグルトで煮た羊肉(ラム)やチキンをボンボンと載せた料理。いただくときは、ライスとお肉を自分のお皿に取り分け、その上にた~~~~っぷりのヨーグルトソースをかけます。 ヨーグルトが嫌いな人にはかなりきついです。このヨーグルトはもちろん普通のヨーグルトとは全く異なります。ジャミードと呼ばれる、乾燥させて塩っ辛くしたヤギのミルクを使用します。 さて、お味の方は…? 今回いただいたマンサフは実のところ、かなり美味しかったです!! 家庭によって味が全然違うのがこのマンサフ。お料理する人の腕にかなり左右されます。招待してくださったお家のお母さんは、本当にお料理上手。このマンサフも臭みが全くなく、サラサラと食べれてしまいます。 面白いのですが、このマンサフを食べる時にはサラダなど他の料理が全く出てきません。ひたすらにマンサフだけを食べ続けます。いやいや、しかしお腹にもたれます。伝統的なベドウィン的(?)食べ方は、でっかいプレートに盛られたマンサフを大人数で囲み、手で食べるというもの。さすがに今回は、そんなことはありませんでしたが…。 ヨルダンといえばマンサフ、マンサフといえばヨルダン。このヨルダン人の誇り、皆様も是非ご賞味くだされ。 旅のお仲間募集中。9月のヨルダン。http://picturesque-jordan.jp/tourinformation.aspx お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.06.10 05:23:07
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