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月の砂漠-ヨルダンから

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2010.12.07
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中東といえば聖書の地。古(いにしえ)の過去からイエス・キリストに至るまでの数千年、聖書に登場する様々な人物が行き廻り、数々のドラマを繰り広げました。ヨルダンも聖書にたびたび登場します。とはいえ、聖書時代にヨルダンという国はありませんでした。ヨルダンには聖書にちなんだ場所が数多く残されています。

そんな名所の一つが、今日ご紹介するムカーウィル。バプテストのヨハネがヘロデによって打ち首にされた場所と言われています。とはいえ、実は本当の現場だったかどうかは不明。ヨハネの打ち首現場といわれる場所は別にもう一つあり、そちらの説のほうが有力といわれています。そんな訳でかどうか知りませんが、このムカーウィルは訪れる観光客の少ないひっそりとした観光地となっています。

やっと頂上に着きました 頂上の遺跡 小高い山の頂上にある遺跡

ヨハネの打ち首ってなんじゃらほい? と思われる方も多いことでしょう。少し簡単にご説明しますと・・・バプテストのヨハネはヨルダン川で人々にバプテスマを施していたことから、この名前で知られています。イエスの親族であったといわれています。

ヨハネはヘロデ王によって投獄されていたのですが、ヘロデ王のいわゆる内縁の妻ヘロデアはかねてからヨハネを憎んでいまして、殺したいと思っていたのです。そんなとき、格好のチャンスが訪れました。ヘロデアの連れ子サロメがヘロデ王の宴会の席で踊りを見せてヘロデ王を大変喜ばせたのです。

ヘロデ王はみんなの前でサロメに「何でも欲しいものを与えよう」と誓いました。サロメが求めたものは・・・「バプテストのヨハネの首を大皿に載せて,ここでわたしにお与えください」(マタイ14:8)。これはもちろん母親ヘロデアの指示によるもの。ヘロデは深く憂えたのですが、自分の大言を取り消すことはできず、体裁を取り繕うためにヨハネの打ち首を命じます。

ヨハネの首は大皿に乗せて運びこまれ、サロメに、そしてヘロデアのもとに運ばれました。

頂上に見えるのがムカーウィルの遺跡

さてこのムカーウィル、小高い丘の頂上にあります(紫の矢印の部分が遺跡)。ビジターセンターから延々と歩いて登っていかねばなりません。かなりの距離と運動量。車はビジターセンターまでしか入れませんので、あとは徒歩で。

ビジターセンターがはるか遠くに見えます ひたすら歩く道

左上の写真は振り返ってビジターセンターを撮ったもの。黄色の矢印がビジターセンターの場所です。かなり歩いたことがお分かりになるかと思います。でも頂上の遺跡から見渡す景色は最高です。遺跡には何の説明もなく、幾つかの円柱が残っているだけ。健脚の方にはお勧めの観光地です。


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最終更新日  2012.04.12 00:14:57


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