月の砂漠-ヨルダンから

2011/08/26(金)21:14

中東でホットな連ドラといえば…

あれこれ アラブ世界(161)

テレビ中毒 ―という言葉がぴったりな中東でございます。ほとんどの家で、テレビは一日中つけっぱなし。朝といわず昼といわず夜といわず…。お客さんが来ても消したりなんかしませんよ。一緒にテレビ観賞をさせられます。 そんな中東全体でホットなのがトルコの soap opera。いわゆるメロドラマっちゅうやつですね。サウジなどでは、このトルコのメロドラマの影響を受けて、トルコへ旅行するアラブが激増しているのだとか。今レバノンで放映されているのは、私がヨルダンに渡った最初の年 (つまり3年半前) に放映されていたのと全く同じトルコのメロドラマです。アンコールに応えてなのか分かりませんが、このように何度も何度も同じドラマが放映されるようです。しかも1日に2回も同じ回が放映されていますよ。見逃す人がいないようにという配慮なのか? ↑ こちらは「ヌール」というタイトルのトルコ・ドラマ。主役の男性がムハンナドというとてもキレイ系の男性で、このムハンナドが大好き!! というアラブ女性も多い…。私からすると、唇がピンクすぎるっ、顔が整い過ぎるっ、絶対化粧してるっ、…というように生理的に好かんタイプです。男性は汗臭いくらいのほうがいいと思うんですが、古いですかね?↓ 下の写真は「Sanawat Al Dayaa」(英語のタイトルは ”Lost Years”) というトルコ・ドラマ。こちらに出ている Tuba というトルコの女優さんはとてもきれいだと思います。 さて、こうしたトルコの連ドラが何度となく放映されます。トルコの連ドラに加えて、シリアやレバノンの連ドラも放映されますが、やはり人気があるのはトルコ発のドラマらしい。私の家にはテレビがないのですが、せせこましい住環境のベイルートではあちこちの家からこれらトルコの連ドラの音楽が聞こえてきます。あ、今「ヌール」やっているな、などと分かるわけです。ヨルダン時代の初期に、テレビは語学の学習に役立つかなと思った時期もあったのですが、こうしたトルコ発のドラマはアラビア語に吹き替えての放映です。俳優の口の動きが話している言葉と微妙に合わないので、私にとってはアラビア語の学習になりません。それから、ドラマは危険ですよ!! アラブを見ていたらわかるように、彼らの生活はテレビに完全に支配されています。次から次へと1日中ドラマが放映されますから、テレビの前から離れられません。いやぁ、危険ですな。私はこうしたドラマは見ないことにしています。hooked (中毒) になりたくありませんから、初めから見ない。←いずれにしてもテレビが家にない。でもベイルートではどの家でも、ムハンナドやヌールに出会ってしまいますね。ま、連続して観ていないので、話の筋も分からないんですけれど…。親切にドラマの筋を説明してくれる友達もいますが、分からんっちゅうに~。テレビ見るんなら帰るね、と言いたくなる時もあります。そんな感じで、トルコの連ドラブームは北はシリアから南はサウジ、西はエジプトまで、(東はイラクかな? イラクでも放映されているんでしょうか…)中近東全体を巻き込んでまだまだ続きそうですよ。 秋のヨルダン散歩。http://picturesque-jordan.jp/japanese.aspx

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