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月の砂漠-ヨルダンから

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アラブとは何ぞや? アラブを徹底的に分析

2018.08.24
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あかんわ~。昔からレバノンって嫌いやったけど、今も好きになる要素がないのよね~。何が私をレバノン嫌いにさせるかというと、国ではなくて人間。レバノンって…バールベックなどの遺跡を見に行くのはいいけど、レバノン人を相手にするのが疲れる。

レバノンにいるレバノン人と友達になるというのは、ネタという意味ではええ。でもそれ以外の利点がない…。あ、語弊がないように言っておきますが(別に語弊があってもええけど)、レバノン人すべてがそうだといってるわけではありません。レバノンに住んでいてもまともなレバノン人もいるし、トルコですごく仲良くしているレバノン人もいる。ま、彼らはレバノン人社会が嫌でトルコに引っ越してきたクチですがね。プププ。

典型的なレバノン人って、人を見るとすぐに自分より上か下かを判断したがる。その判断基準がお金とか社会的なステータス。お金とかステータスじゃなくて、もっと自分を磨こうよね、と思わせるのがレバノン人。そんなレバノン人の愚痴を書いたこともありました。

https://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201105030000/

アラブ社会をいったん離れて平和に暮らしていると、いわゆる「平和ボケ」の状態に陥ります。で、たまに "井の中の蛙" 状態の典型的なアラブに接すると「そうやったわ! これがアラブやった!」と突然電気ショックが走る。

先日の出来事。これはブログでぶちまけないとアカン!という出来事がありました。6年ぶりくらいに連絡を取ってきたレバノン人の女友達がいます。私がレバノンに住んでいた期間は1年半。その後、ヨルダン、ドイツ、トルコと移動してかつての電話番号は既に使わなくなっているので、彼女とも一切連絡は取っていませんでした。レバノンに住んでいた時にはご近所さんだったし、それなりに仲良くしていたけど、ちょっと鼻につく言動がある人なので、レバノンを去ってからは特に連絡を取りたいとも思わない相手。

まぁ義理的に、Facebook で彼女が写真をアップしたらたまに「いいね!」を押すくらい。その彼女が Facebook のメッセンジャーで突然連絡を取ってきて、「今どこにいるの? 電話番号教えて」と。なんでも彼女の甥(カナダ在住)が日本に観光に行くので、日本についての質問があるのだとか。いややなぁ、日本人やからゆうて日本のこと全部知ってるわけじゃないねんけど…と思いつつ現在の連絡先を教えました。

この友達の趣味は、1年に1回海外旅行に出ること。50代後半だと思いますが、独身です。親元に住みながら歯科アシスタントの仕事をしていて、1年に1回貯金をはたいて海外旅行に出る。それが彼女の生き方。それ自体に問題は何もないのです。そういう人、いっぱいいますしね。

今回もこの友達がアメリカに行ってきた話をひとしきり聞いた後に「Naokoは? アメリカは行かないの?」と聞く。「うーーん、別に行きたくないし…」といったのが運の尽き。「あー、そうよねぇ。経済的に難しいもんね」だと。え? え? あー忘れていたが、これが典型的なレバノン人思考やったか‼

ちゃうちゃうちゃう、ちゃいますねん! と幾ら叫んでも通じません(ちなみに叫んだのは心の中だけ)。私はすでに彼女のなかで「哀れな貧乏人」になってる(笑)。これがレバノン人やー。すぐに自分より上か下かを判断したがる。たった今、この瞬間に彼女は優位に立ちはったで‼

日本でスリランカやフィリピンに行きたい、あるいは行ったという人がいたとします。それ聞いて、あ、お金ないんやね、哀れな奴やな…と思いますか? この人はスリランカやフィリピンに行きたい​​から行ってん。それだけ! お金の問題じゃないねん! 世の中、スリランカに行きたい人もいれば、アメリカに行きたい人もいる。好きなところに行けばいいねん。

でもレバノンでは(ヨルダンやシリアなどアラブ全般がそうですが、ここはあえてレバノンだけを攻撃)、アメリカ、カナダ、ヨーロッパに行ったということがステータスなので、行っていない=お金がないと思う。「行きたくない」という意識は存在しないので(レバノン人であれば誰でも行きたいと切望している)、「行きたくない=見栄を張っているだけで実はお金がないので行けない」となる。何度言っても足りないけど…ほんまに性格悪いな、レバノン人!

アメリカには20代のころに2回行ったけど、別に今わざわざ時間を使ってアメリカに行きたい理由がない。アメリカに行くよりも先に行きたい国がたくさんある。オマーンにももっと行きたいし、イランにも行きたいし、インドネシアも再訪したいし、オーストラリアのタスマニアに仲良しのシリア人の子が引っ越したので訪ねていきたいし、自分の中ではアメリカという国は優先順位の中では最下位に近い…なーーーーんてことは話すだけ無駄なので、一切言っていません。心の中でつらつらと浮かんだ内容。

しかし…会話面白くないんですけど! 早く切りたい、電話…と人に思わせるレバノン人。彼女は全く気付いていないこの典型的なレバノン気質。そして「トルコは? 来たことある?」と聞くと、「ないわ。行くならアメリカ、カナダ、ヨーロッパだからね」とのたまう。あーーー、また優位に立たはったで。この人! トルコにはアラブ各国からアラブが押し寄せますが、どうも彼女にとっては「お金があるレバノン人である私は絶対に行かない国」になっているらしい。ホホホ。ソーーーーでしたか、これはどうも! 失礼いたしやしたっ。

というわけで、終始上から目線で話されて…もうオモロないんですけど、この会話。あーーー、これがレバノン人やったな! とかつてのレバノン生活を思い出した出来事でした。しかしね、レバノンで歯科助手をして1年に1回海外旅行に行く。それで満足しているのはいいのですが、アメリカに特段行きたくない私を「自分よりお金がない」って瞬間的に決め込むのってどうなん? はっきり言って私のほうがお金あると思うけど…爆笑。ま、そんなことは言う必要もないし、言うだけ無駄。

その後、トルコにいるレバノン人の友達に一部始終をぶちまけて「なんやねん! レバノン人は!」と文句をたれたのが昨日。彼らは「ほんまやで、自分たちもほんまにレバノン人って哀れやと思うわ」と慰めてくれました。

はーーーーー、レバノン人とだけは友達になりたくないな。というか、「典型的な」レバノン人とは友達になりたくないな、というのが正確な表現。以前に「中東に眠るダイヤモンドの原石」という記事を書いたことがあります。​https://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201211080000/​ レバノン人にも「ダイヤモンドの原石」はいますからね。数は多くないけど…だからこそ希少価値がありますよね。ダイヤモンドの原石ハンティングにいそしもう~。

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最終更新日  2018.08.24 21:01:02


2016.05.01

ゴールデンウィークですねぇ。とはいえカレンダー通りで行くと、明日は出勤日という方も多いはず…。さて、嵐のゴールデンウィークです。といっても天気ではありません。

ヨルダンでまたドライバーが失敗を…しょんぼり  またまた「やりおったな、Jihad」編です。この伝説の男、Jihad については以前もアップしました。http://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201509210000/ もうあり得ない最悪のタイミングであり得ないことを仕出かす男、でもその善良さ・朴訥(ぼくとつ)さゆえに、皆から愛され、クレームにはならない男…それが Jihad です。

さてさてこの4月5月は、最盛期(人質事件の前)ほどではないものの、かなりたくさんの数のお客様をお迎えしています。ヨルダン旅行も盛り返してきた感がありますね! 嬉しいです。イスラエルも同様。イスラエルに関するお問い合わせもかなり多いです。

そんな繁忙期真っ最中の昨日…というか今朝早くですね、お客様からご連絡が…。昨日の Jihad の日程は、ぺトラから死海を経由して、アンマンのホテルにお送りするというもの。アンマン市のホテルはお客様がご自分のこだわりで個人的に予約をしておられました。

このホテルの場所が分かりにくいということで、お客様はご旅行の前から少し心配されていて、ドライバーがきちんと連れて行ってくれるでしょうか…とご質問されていました。私はそのホテルのURLとエリアを事前に旅行会社に送り、絶対に間違えないようにと言い渡していました。旅行会社は旅行会社で、絶対大丈夫! と確約。Jihad には事前に下見に行かせるから‼ と。

それで私は安心しきっていました…。ところがこのお客様のご連絡によると、Jihad はお客様をダウンタウンにあるちょっと似た名前の別のホテルにお連れしたとのこと! 実際のホテルはダウンタウンではなく全く別のエリアにありました。お客様が気付いて、ここは違う…といって Jiahd にそのまま本当のホテルに連れて行ったもらったそうです。

問題その1:もしお客様が気付くのが遅れたら、Jihad はそのまま帰っていたかもしれない。となるとお客様は、間違ったホテルに一人残される。もちろんJihadがその後来たとしても、時間の無駄が生じる。

問題その2:エリア名を事前に伝えているのに、全く無視されている…。

問題その3:最終日は Jihad の都合がどうしてもつかず、別のドライバーに1日だけバトンタッチすることになっていた。そこでこのお客様の不安増幅‼ 別のドライバーがまた失敗するのではないか…と。そしてもしこのドライバーが遅れたら、フライトに影響するかも! と。

というわけで…非常に不安な思いをされたお客様からのご連絡を受けることと相成りました。Jihad!!! またやりおったな‼ と私はプッツン。あれだけ口を酸っぱくしていったのに、絶対間違えるなとさんざん言ったのに、何でここ一番というところで間違うのか…理解に苦しみます。

お客様にもお伝えしたのですが、アラブは思い込みが激しい国民。こうだ!と思い込んだら、こっちが何を言ってももう頭に入らない。エリア名を伝えて、うんうんと頷いていても、頭には思い込んだ場所しか描かれていない…。

それでもう…この Jihad のせいで、旅行会社をどやしつける羽目に。まず今日のうちに、明日このお客様を担当する予定のドライバー Hani をお客様のホテルに行かせてご挨拶させました。それから旅行会社の責任者に謝罪に行かせました。ランチは旅行会社のおごりで。それから死海の泥をお土産に持って行かせました。

ただし Jihad が素直に自分が悪かったと認めることができる性格の良いアラブであることは救い。それでも、自分の失敗がここまで影響するんだ、ということを身をもって知らしめました。もう~、Jihadよ、信頼しているんだから期待に応えてよ~と顔が引きつる思い。

そんなこんなでこの件は一件落着となりましたが、Jihad は引き続きゴールデンウィークの別のお客様を担当します。今度はどんな失敗をやらかすのか…だんだん Jihad への疑念がわいております。でも彼は性格が非常に良いアラブ。彼がドライバーになるお客様のツアーへの満足度はかなり高い。彼が失敗しても、です。Jihadはその人格ゆえに、入れ替わりの激しいツアー業界でしっかり生き残っております。頑張れ~Jihad‼ マラソンマラソン

ではでは、このゴールデンウィーク中どんなドラマが生まれるのか…すべてのお客様がヨルダンとイスラエルを満喫してくださるようにと祈っています。


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最終更新日  2016.05.02 03:20:52
2015.09.30
9月はお客様をたくさんお迎え致しました。この9月はヨルダン国内のツアー以外に、イスラエル、オマーン、レバノンなどもお客様をお送りいたしました!! 皆さまそれぞれ楽しんでいただけたでしょうか。さて、非常に好意的なフィードバックもいただく中、やはり! いつも何かが起きる…。しかも問題が起きやすいのは、一番コントロールが利くはずのヨルダンなんですよね…(ガックリ)。ドライバーの Jihad の件は少し前の記事でアップいたしました。http://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201509210000/ ま、これは笑い話。でも、とても残念な出来事もありました。

長年使ってきたドライバーがクビになる! というニュースです。いや、クビにしたのですがね。彼は日本人のお客様専属のような形で何年も (5年以上?) 働いてきましたから、人気はありました。例えば、こんなフィードバックも。http://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201403300000/

今となってはかつての栄光。ま、こうした過去についてはこのままブログに残しておきますが、今後彼が私のお客様を受け持つことはありません。というのも、この男…、お客様をアカバにほったらかしにして、別の仕事を受けたのです! といっても、お客様には彼が別のドライバーを準備していました。なので、お客様のご移動はきちんとできました。

が!! まず私が旅行会社に初めから口を酸っぱくして言っているのは、ドライバーの交代は勝手に絶対しないこと。交代はまずあってはならないことですが、もし万が一家族の病気や体調不良などで交代が必要な場合は、私にまず一報を入れること。そして私からお客様にお伝えすること。これが鉄則です。これまでこんな単純なルールも守れない旅行会社がたくさんありまして、何度言っても通じない場合はバッサリ切ってきました。

今取引をしている旅行会社が数社ありますが、どの旅行会社もこれは絶対に守ってくれます。このルールを破った日には取引が終了するって知っていますから。さて、ドライバー達もこのルールを当然知っています。実は彼、この5年間で2回ほどそれをしたことがあり、かなり厳しく罰則も与えましたし、厳しく言い渡してきました。ですから、これを破ったらどうなるか彼自身が一番よく知っているはず。実際、2回目にこれをした時は、もうクビ! ということになっていたのですが、彼自身が私に泣きついたのです。ですから、もう二度としない、という約束で引き続きお客様を任せていました。

ある程度の期間は大丈夫でした。心して仕事していましたから。でも…これがアラブなんでしょうね。のど元過ぎれば熱さ忘れる。時間が経つと忘れてしまう。そしてちょっとでもお金が多めにもらえる仕事のオファーがあれば、あと先忘れてさっと飛び付く。今回の別の仕事は、多分ドライバー仲間から緊急に頼まれたもので、普通よりお金がよい仕事だったと思われます。

そこで彼は、あっという間に寝返り、自分の担当していたプログラムをほったらかしにして別の仕事を請け負う。もちろん旅行会社にも私にも連絡は一切なし。お客様からのご連絡で知る、という最悪な結末でした。で、またこれもアラブ特有の単純さというか…バレないと思っている。絶対にバレるのに。しかも彼が手配した別のドライバーなんて、単なる自分勝手なアラブ。お客様にはご迷惑をおかけしました。私たちは旅行会社から別のドライバーを緊急にお手配し、お客様にはツアー料金の一部をご返金させていただきました。もちろん、このドライバーへのお給料はなし。

アラビア語に「脳なし」という表現があります。「マーフィ モッフ(最後のフは、喉をガラガラさせて出すアラビア語独特の発音)」と言いますが、彼はこの表現そのもの。ちょっと立ち止まって考えれば、この行為がどんな結果になるかすぐ分かると思うのに、感情と一時の欲望にあっという間に打ち負かされて、ラクな道を取る。寝返る。そして後から泣きつく。こうした突発的・短絡的な思考をするアラブが多い。

こうして誰かをあっという間に裏切ってしまう。言葉と行動が伴わない。すべてではありませんが、こうしたアラブ男性が多い。自分の目下の利得のために、あらゆるものを捨ててしまう。そして冷静になった時に、またノコノコと戻ってこようとします。いやぁ…こんなキャラクターのアラブ男性と結婚でもしようものなら、もうその女性の人生は受難と苦難が待ち構えるいばらの道です。そして、こんな男に引っかかってしまった日本人女性をたくさん知っています。

このドライバーはバレていないと思ってフレンドリーなメッセージを送ってきましたので、「What are you doing? Shame on you」というような返事をして、もう私の携帯から彼は削除。お給料を支払わない、うんぬんの事後処理は旅行会社に任せます。会う気にもなりません。そういえば彼は、以前のクビ騒動になった時、自分は日本のお客様と本当にうまくやってきた。フィードバックでも自分の評判はとても良い。自分は日本人が大好きだからそれをかってほしい、というようなことを言っていました。今回も同じセリフが通じると思ったら大間違い。そんな短絡的な人間とはビジネスレベルでは付き合いきれません。

というわけで…、残念ですが、これがアラブ世界の現実でもあります。本当に信頼できるアラブを見つけるのは至難の業。大の大人でも平気で嘘をサラサラという。もう人生が嘘だけで塗り固められたようなアラブ男性もいます。でも私は、利権などには振り回されない信頼できるアラブたちもたくさん知っています。以前の記事にもアップしました(http://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201211080000/)が、男性女性を問わず、こうしたまっとうなアラブたちとの関わりがあることは、私の人生の糧(かて)です。こうした宝石の原石のようなアラブたちもいますので、彼らとの関係はこれからもずっと大切にしていきたいです。


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最終更新日  2015.10.11 03:19:33
2015.09.21

ふと気付けば…ブログのアクセス数が70万を超えておりました! 毎日覗いて下さる皆様、ありがとうございます。この「月の砂漠―ヨルダンから」のブログも2008年9月から続けておりますので、7年になるんですね~。たくさんの皆さまに応援いただけて、感謝しています。

7-8年前にはアラブ初心者だった私も、今ではすっかり「アラブとは何か」を理解し、彼らの行動のパターンや思考のパターンが手に取るように分かるようになりました。それだけアラブって単純ってことか?? うん、まぁすべてとは言いませんが、大多数が単純ではありますね。

そんな今日も、ああ、やっぱりアンタはアラブ!!! というようなことが起きまして…。9月はツアーのハイシーズンですから、この時期ヨルダンを含めた中東にいらっしゃるお客様が例年多いです。で、ドライバー達を交代で駆り出すことになり、1グル―プが終われば次のグループのお客様というように、ドライバー達を回していきます。そのうちの1人のドライバー…、いや、とてもいい人なんです。日本人のお客様からの人気も絶大! 絶対にクレームが来ない男! そう、もう名前を明かしてしまいましょう、Jihad (ジハード)です。

このブログを読んでくださっているお客様の中には、ああ、Jihad! 私たちを受け持ってくれた人! と思われる方も多いかもしれません。何せ良いドライバーなので、繁忙期には彼は引っ張りだこなんです。でも…端的に言うと、鈍くさい。もうあり得ない最悪のタイミングであり得ないことを仕出かすのがこの男なんです。でもその善良さ・朴訥(ぼくとつ)さゆえに、皆から愛され、クレームにはなりません(笑)。

私も彼の人柄の良さを全面的にかっています。でも、あり得ないタイミングであり得ないミスをすると…やりおったな、Jihad!!! と怒りが湧きます(笑)。後からは笑い話になります。コメディのような男なので。でもその瞬間は笑えない…。今日もですね、彼は今日がこのグループの初日。初日といえば一番大切な日。お客様との信頼関係ができてくる2日目、3日目からは多少鈍くさくてもいいんです。でも初日にミスはいけません。そして初日は私もキリキリしていて、特に気になるお客様たちの場合はまずはお電話でお話しさせていただくようにしています。

が、このJihad、寝ても覚めても電話に出ない! どこにおる~? 今すぐお客様と話したいのじゃ~と何度も何度もかけるのですが、出ない! メッセージを送っても返事が来ない。ついにしびれを切らして、お客様の携帯に直接おかけしますと、あれ? Jihad さんとは今さっきまで一緒でした。というお返事。Jihad!!!!!!! 電話に出なさい!

というわけで、私は旅行会社の女社長じきじきにクレームを。一体全体 Jihad はどこで何をしているの? 社長のほうは、いやぁ私たちの電話には答えてるっぽいけどね…と言いながら、Jihad とコンタクトを取ってくれました。で分かったのが、Jihad は今朝、今朝ですよ、担当のグループの初日に携帯をなくしたのだとか。しかも盗まれたか、落としたか…自分でも何が起きたか分からない、ということ。で、とりあえず新しい電話を買って仕事に出かけたのだと。だけど、お客様にはちゃんと新しい電話番号を渡したから…ということなのです。

ドライバー

そりゃあ、何度電話してもメッセージを送っても通じないわけです。でも、なんで昨日でも明日でもなく、今日、それも今朝なくすの??? 最悪のタイミング…。もうこの要領の悪さ…あえて怒られるようなことを仕出かす。しかも最悪のタイミングで。それが Jihad なのです。このブログを読んで、「まぁ誰にでも携帯をなくすことはあるから…」と思われた方! いえ、Jihad に関しては今回が初めてではありません。ちょこちょこと本当に鈍くさいことをするんです、この男は! 開いた口がふさがらないことを…。今回は書きませんが(笑)。

 

ま、そんなわけで、この社長さんとひとしきり(この社長さんは女性のアラブ。かなりのやり手)、男って本当に! という話で盛り上がりました。彼女は「Relax, Habibiti (愛する人よ、という意味ですが、女性同士でも仲が良い時は使います),We are't marry Him(まぁまぁ、落ち着いて。Jihad と結婚するわけじゃないんだから)」と慰めて(?)くれました。そこで私は「If I had to marry him, I would strangle him, kick him, and beat him(こんな男と結婚しなアカンかったら、首を絞めて蹴飛ばしてひっぱたいてるところやわ)」と返しました。そこでこの社長さん、「Hehehe, I can imagine you with a stick… and I will have one too. Bigger than yours!(いやぁ、Naoko が棒ムチを持っているところ想像できるわ。もちろん私も持つわよん。Naokoのより大きい棒ムチをね!)」と返してきました(爆笑)

ああ、こんな話をしていると知ったら私の母は悲しむのでしょうが(笑)。おかーたま、ごめんなさい。でもこんな鈍くさくて要領の悪い男がいるんです…しかもその数が圧倒的に多い。 あ、でも誤解を招かないように念押ししますが、Jihad はその人柄のゆえに皆から愛されるステキな(?)アラブ男性なんです。

ま、そんな訳でいったん関わってしまった中東、そしてアラブたち…。こうやってブログに吐くと、すぐに笑い話にできるので、吐く場所があることは必要。皆さま、お付き合いいただいてありがとうございます!


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最終更新日  2015.09.22 01:50:10
2014.09.13

突然ですが、皆様は「教養」という言葉をどのように定義されるでしょうか?

日本人は「教養」という言葉をよく使うと言われますが、実際の意味は? と問われると定義が非常に難しい言葉だと思います。実際、英語では「clutured」とか「well-educated」または「polite」なんていう訳語があてられるようですが、どれも教養の一面を表しているものの、全てを説明した単語ではないような気がします。

私にとっての「教養」という言葉は、文学・音楽・専門的分野など多方面に渡る知識を持っているものの、単に知識ばかりを詰め込んだ頭でっかちの人のことではなく、人格的にも優れた人のことをイメージしています。謙虚さ、思いやり、温かさなどの人格が伴わないと、知識も単なるひけらかしになりますから…。

で、この私流「教養」の定義から遠ーく遠く、それはそれは遠------くかけ離れているのがアラブ世界。日本にいるアラブを見ているだけでは分からなかったが、入ってみて分かった…(汗)

まず、アラブ世界で本好きな人は両手の指で数えることができるほど少数。一般的にアラブの家庭では常にテレビが付いていて、メロドラマや音楽がブラウン管から絶えず、しかもかなり大音響で流れている。音楽といえば、アラブ音楽しか聞こえてきません。アラブがひたすらこよなく愛するのは、どの歌詞も「ハビービー、バヘッバック」(愛する人よ、愛してるわ) の繰り返しでほぼ同じテンポのアラビック・ポップス。クラシック音楽なんていうものの存在すら知られていないと思います。

そして、アジア人=中国人かフィリピン人だと思っている。インド人もインドネシア人も日本人もみなひっくるめて「シーニー」(中国人) あるいは「フィリピーニー」(フィリピン人)。アジア圏の国々で文化や言語が違うということすら分かっていないアラブが多いし、そもそも見分けもつかないようです。道を歩いていると、老いも若きも「シーニー」と決まったように通りすがりに声をかけるアラブたち…。もう「シーニー」でも「ジーニー」でもいいんですけど、通りすがりざまに毎回相手に向かって無意味な言葉を発する必要があるのか? 本気で不思議です。

ジーニー 

もちろん、チラリと相手を見ようものなら、即座に目をそらすのがアラブ。「な・に・か? 用事でも?」と聞こうものなら、「何も言ってない」とシラを切ってそそくさと逃げ去るアラブの男たち。やましいことをしているという認識があるなら、そもそも言わなかったらいいのに、とため息が出ます。本当に「教養」がない!

教養の反語は、場合によっては「無知」ともいえると思いますが、時としてアラブの「無知」さには思わず笑ってしまう。無知の極みは、「なんで日本人の目はそんなに細くてつり上がってるの? あれでしょ。

爆弾(←原爆のこと)が落とされたから、その後遺症?」という少なからず幾人かのアラブから聞いたコメント…。

あ・の・なー! これはい・で・ん(遺伝)! 原爆が落とされる数百年も数千年(?)も前から、こういう目なんじゃい! 邪馬台国の時代からこういう顔の作りなんですわ (多分ね…)! しかも原爆とは何の関係もない中国人も韓国人も同じ目してるやろーーーー。と心で叫ぶ私…。でも最初にこれを聞いた時は絶句して何も言えなかった。次にこれを聞いた時は、笑うしかなかった、あまりの無知さに呆れかえって答えようがなかった…というのが正直なところ。

フランス人のアメリちゃんにこの話をしたら、「もう単なる "無知" っていう粋を超えてるよね…。恥!」とあきれ返っていました。ええ、その通り…。というわけで、教養という言葉からかけ離れたアラブ社会。でもせめて学校ではもう少し文化的な教育を与えはったほうがいいと思いますよ…と他人事ながら、ヨルダンの若者たちの行く末を心配する私なのでした。

 

 


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最終更新日  2014.09.14 05:32:37
2014.09.08
以前にアラブ男性がいかにカッコ悪いかについて書いたことがあります。http://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201211060000/ なぜカッコ悪いかというと…自分の非を認めることができない、自分の失敗と向き合えない、他の人に謝ることができない…等々の理由。逃げ切れなくなったら、居直って逆ギレして癇癪を起こす。そして意地でも謝りません。大の男がこんな調子ですから、思わず目を伏せたくなります。

さて、でもこのような問題処理能力の低さは男性だけではありません。アラブ女性も同じ! 今日はそんな「謝れない女」についてのお話。

いつも通っている歯科があります。ヨルダンで矯正を始めて1年半…。1年で終わるはずだったのに、「インシャッラー(神のご意志なら)この月末には終わる」などと言われ続けて、1年半経ってるやん! そんな歯科には、女性のいわゆるアシスタントが2人います。アシスタントといっても、日本でいう歯科助手や衛生士とは全く違う。

私も日本で9年ほど歯科で働いていましたが、スケーリング(歯石除去)から印象(型取り)から何から何までしていました。すっごく忙しかったし、待合室の患者様を回していくのにてんてこ舞いでした。ところがここのアシスタントは、単に「いる」だけ。強いて言うなら電話係といったところか。

で、いつもは土曜日が歯科のアポイントなのですが、先週は別の予定が入ってしまったので、「行けません」という連絡を木曜日に入れていました。「代わりの診察はいつですか? 何曜日に行ったらいいですか?」と聞いたら、折り返し電話するとのこと。

ところが案の定、木曜日も金曜日も土曜日も電話なし。大体「折り返し電話する」といわれて、本当に折り返しかかって来たためしがない。忘れ去られるのがオチ。彼女たちは「いる」だけで、何の役にも立っていない。そんなことは分かっていましたので、土曜日の午後に、アシスタントにではなく直接歯科医に電話して、日曜日の約束を取り付けました。その時に「なんで土曜日に来なかったの? わざわざあなたのために朝早くから来て待ってたのに」とのたまう歯科医。ほほう、やーーーっぱりあのアシスタントは何も伝えていない。完全に忘れ去っていた模様。

そのアシスタントに日曜日に会った時、「完全に忘れてたでしょ」というと、「忘れてない」とのたまう。「今日電話をする予定だった」のだと。「え? でもなんで先生にも伝えてないの?」と聞くと、「先生は忙しかったから」。へえええええーーー、木曜日も金曜日も土曜日も24時間先生は忙しくて1分すら話す暇もなかったんですかーーー? って、ええ加減にせいっ! ああ言えばこういう、こう言えばああいう、よーそんなにペラペラといい訳が出てくるなぁ、とあきれ返ります。

癇癪持ちのアラブ

ひとこと、「忘れてました。ごめんなさい」ってなんで言えない???? そのほうがずっと簡単だと思う…。この、あくまで謝らない姿勢、アラブの致命的な欠点ですね。

挙句の果てには「アンタが診察は月曜日に、って指定したやん。だから電話せんかった」などと私に非があるかのような言い方。ちゃうちゃうちゃうちゃう! 「月曜日でも火曜日でもいいから、いつでも診てもらいたい」って言ってん! そんでこのおバカなアシスタントが「折り返し電話するから」といって電話を切ったんとちゃうんですかい?? いずれにしても、先生に何も伝えてないこと自体おかしいやん! …などと突き詰めると(いや、突き詰めるまでもなく)、支離滅裂。

さて、このアシスタントは意外にも最後に謝りましたが、謝ったと同時にキレて(!!) 癇癪を起して去って行きました。つまり、謝るという行為をした自分にキレたのでしょうか、よく分かりません。で、診察室ではない別の部屋に閉じこもって出てこない。アホらし…。まぁ、いつも診察室にいても立っているだけで、役に立ってはいませんでしたが…。しかし、電話係という世の中で一番簡単に思える仕事すらまともにできていない。

もう日本だったらあっという間にクビですね、こんな人材。でもヨルダンにはこんな人材しかいないんです。老若男女を問わず、いつも責任を誰かになすりつけて「わたしが悪いんじゃない。悪いのは相手」といって生きているので…謝るという行為は、自己否定みたいに感じるんでしょうかね。死ぬほうがまだマシ、と感じているようです。

いやいや、こんなヨルダンに住んでいると時々無性に「普通」の人に囲まれて生活したい! と切なる願いが込み上げてきます。こんなレベルが低いやり取りに時間を使いたくなーーーい! と思いつつ、今日もまたアラブ観察を余儀なくされているのであります。


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最終更新日  2014.09.09 00:52:30
2013.11.25
皆様お元気でお過ごしでしょうか? 11月後半に入り、ヨーロッパからの寒波が襲ってくる…はずだったヨルダンですが、驚くほど温かく (暑く?) 拍子抜け。天気予報を見ると、この暖かさは当面続きそうです。

manさて今日は、私のヨルダン人の友達からも「なんなの、あのうっとおしい男は!?」といわれる私のアパートの大家のグチ。

全般的にアラブ男性にはうっとうしい人が多いです。私の6年間の観察では、95%のアラブ男性がいわゆる「うっとうしい」ヤツです。でもその中でも最強にうっとうしいのが私の大家。アラブからもうっとうしがられるアラブって…

アラビア語で「うっとうしい」はどういうか? ヨルダン・レバノン・シリアの地中海方言では「ティイール ッダム」(直訳では"血が重い") といいます。あるいは「ムザイジュ」ともいいます。

例えばハエなどがブンブンと顔の周りを飛びまわり、振り払っても振り払ってもまとわりつくときなどに「ティイール ッダム!!」といいますが、それと同じでうっとうしい人のことも「ティイール ッダム」。私の大家は、まさにこの表現がぴったりのアラブ男性。

年は60代でしょうかね。顔は音楽プロデューサーの"つんく"をぶっとり太らせて崩して赤ら顔にして、アラブ風にした感じ(笑)。つんくファンの方、ごめんなさい。出っ歯気味なところが似ているんです!

アラブ男性のうっとうしさというのは、ここで生活した人にしか分からないと思います。ここで、この大家を例にとり、うっとうしい特徴を列挙しますと… 

●ごく当たり前のことをしていて全く威張る必要はないのに、あたかも何か素晴らしいことを成し遂げたかのように錯覚している

●何事も恩着せがましい

●人をコントロール(支配)したがる

●(人をコントロールするの延長で) 勝手に父親かお兄さんになったつもりでいて、こちらが思い通りの反応をしないと不機嫌になる

●絶えず褒め言葉を必要とする (喉から手が出るくらい褒めてほしい:ヨルダン一(いち)良い大家だ! あなたのような人は他にいない! など)

●人間関係のリミットが分からず、絶えずリミットを越えようとする(個人的なことにすぐ立ち入ろうとする)

●自分中心に世界が動いているので、その「俺様」と別の考え方があり、人はそれぞれ異なるということを理解できていない

●自分が期待した通りの反応なら「あなたはいい人だ!」、自分の期待とずれていたら「あなたは良くない人だ」。他の人の意志などは全く無視。すべて自分の基準が中心で、自分の基準がすべて。

程度の差こそあれ、これがアラブ男性です!!! 95%が多かれ少なかれ上のような特徴を持った男性です。初めは気付かなくても、少し慣れてくるとほとんどの男性がだんだんと上のような行動を取り始めます。こんな男性と一緒に住んではる人って大変やなぁ! …とつくづく思ってしまう。私の大家は、上のアラブ男性の特徴すべてを最大限に兼ね備えていて、まさに居るだけでうっとうしい存在。

彼はお医者さんらしく、とにかく褒めてもらいたい。離婚しているようで、奥さんの話は一切出てきません (そりゃ、離婚になるわな…)。とにかく、自分がいかに良い人間かをいつも自己アピール。「能ある鷹は爪を隠す」という発想はアラブにはありません。私たちは、この大家が自己アピールすればするほどしーーーんと白けてしまいます。その反応が相手にはご不満。自己アピールが足りないのかと錯覚し、さらに自己アピールを加速する。まさにお子ちゃまを相手にしているようで、大の男がなんと情けない、と思ってしまう。

こんなこともありました。早朝7時頃だったか、起きてトイレに入っているときに、この大家がやってきて、10回も15回もチャイムを鳴らし続ける。チャイムだけでなく、ノックも何回もする。ドアを開けないということは、何か理由があるからです。2回、多くても3回くらいでやめて、とりあえず出れない事情があるんだな、と出直すのが普通。10回も15回もチャイムを鳴らし続けるのは異常な行為。でもこの男にはそんな発想はありません。自分が必要だと思ったら、それを成し遂げるまで、しぶとく行動する。相手の迷惑などということは考えません。自分中心のお子ちゃまの発想。

またこの大家は、人のこと (私やアメリちゃんの様子) について、いちいちうざったいコメントをする。会話のほとんどが私たちについてのコメントか、自分について。話題性がなく、全くもって面白くない男。

そのコメントというのが「今日は顔の張りが良い」とか(心の声:ほっといて)、「気分が悪そうだ。何か怒っているのか?」とか(心の声:関係ないやろ)、「アメリはこうだがナオコはこうだ」など。私は心の中で、「だから人は一人ひとり違うねん! 違って当たり前やねん! それから人には感情があるねん! いつもいつもお人形さんのように笑ってられへんねん! 特にアンタの前では」などと叫んでおります。

この大家がやっとのことで退散した後は、アメリちゃんとひとしきり「アラブ男性ってうっとおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおし―――い!」と叫んでいます。友達でも家族でもなく、単なる大家と借家人との関係なのに、人の生活やプライバシーに土足で入ってこようとする。私たちはガードするのに必死です。

本当に、こんなアラブ男性と一緒に住んではる人って、大変ですなぁ! アラブ男性は毛深くって堂々とふるまっていたら「男らしい」と思っているようですが、それは大きな勘違い。中身があまりにも幼稚で、キャパがなくて、「男」と呼ぶには値しない、と私は思っています。え? キツ過ぎ? いやいや、アラブ男性のうっとうしさに遭遇された方にはきっと分かっていただけるハズ。

そんな訳で私たちが考えだした作戦は、家賃をまとめて払うことによって接触を最小限にとどめること。先日2ヶ月分の家賃を払いましたので、しばらくは接触をなしにしたい…。私とアメリちゃんの切なる願いです。

 

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最終更新日  2013.11.30 02:52:31
2013.10.26
今日はちょっぴり真面目 (?) なお話で行きたいと思います。人によって色々な意見がおありでしょうから、このブログで書いていることは私の主観ということでご理解いただければと思います。主観ではありますが、6年間のアラブ世界の観察の結果ですので、まんざら間違っているわけではないとは思っています。

日本人はアラブ社会で受けが良い。幾つか理由はありますが、大きな理由の一つは「道徳的に潔癖である」と思われているからです。例えば、女性が男性を立てる、女性は文句を言わずに男性に従う、結婚外の性関係は固く禁じられている…などというイメージが強い。多分一昔前の日本で美徳とされていたことでしょうが、時代は移り変って、今の日本の本当の姿とはちょっと違うかもしれません。

が、アラブ社会では今でも日本のイメージは、一昔前の姿のまま。そんな訳で、日本人というだけで尊敬される。これは先代の日本人が築き上げてきた素晴らしい遺産だと思います。

かたや、ヨルダンではフィリピン人はかなり軽蔑されています。というのも、かなり大多数のフィリピン人がアラブのボーイフレンドを持ち、同棲して子供を身ごもったり、お金のために体を売ったりしているからです。全てのフィリピン人がそうではないとはいえ、全体的なイメージとしては、「フィリピン人=道徳的に落ちぶれている」という構図。残念ながら、ヨルダンではこれが否定しようのない現実です。

そんな訳ですから、フィリピン人がセクハラやその他の問題に巻き込まれても、警察は別に取り合おうとしません。「どうせお前が誘惑したんだろう」「悪いのはお前だろう」というような対応です。

かたや日本人がセクハラの被害などに遭うと、血相を変えて問題を解決しようとしてくれる。日本人であるというだけで、100%信じてもらえる。アラブ世界で日本人はかなり優遇されます。これは異国に住む身にとって非常に助かること。警察が私たちの味方なので、安心して生活していられます。

travelが、ヨルダンに日本人ツーリストが増えるにつれ、こんな風に先代の日本人が築いてきた評判を覆すようなことも多々起きています。それは、旅行先で易々と自分の体を身売りするようなおバカな日本人女性がいること。

ベドウィンに口説かれ、あっという間に体の関係になり、ひどい場合はそのまま一緒に暮らし始める。が、長続きするはずがありません。「日本人のガールフレンドと3ヶ月間一緒に暮らしていた」などというベドゥインがいたり、一夜だけを共にしたというベドゥインがいたり…こんなことを聞くにつれ、ハッキリ言って情けない。

アラブ世界には掟があります。「私の場合は違う!」と否定する方がいるかもしれませんが、この掟は変わることがありません。それは、体の関係を許した時点で、その女性は「売春婦」と同じレベルになるという掟です。どんなに甘いセリフをそれまで囁かれていたにしても、体を許した時点でこの女性への見方は180度変わり、「軽いオンナ」と軽蔑されるようになる。「軽蔑」とはまではすぐに行かなくても、今後 respect される(=敬意を抱かれる) ことは決してありません。その後二人の関係は数カ月、続いたとしても長くて数年でしょう。

アラブ男性が外国人女性を目当てにするのは、アラブ世界では破ってはいけないこの掟を、外国人女性ならいとも簡単に破ってくれるから。アラブ男性の甘いセリフや彫りの深い顔立ちにやすやすとだまされて、アラブの掟をいとも簡単に破らないようにしてください。もちろん個々の人生です。でも、アラブ世界のことを何も知らないまま、一時の感情でおバカなことをしないようにしていただきたい。

覚えていただきたいのは、甘いセリフはその人に対してだけ言われているのではないということ。その人に言っているセリフは、誰に対しても言っているのです。そしてその女性の代わりは五万といます。アラブは利害関係でつながる場合が多いのです。利害関係が終了すると、すでに respect が失われているのであっという間にポイされます。

日本人女性は「お互いに話し合って別れた」ということでしょう。でもアラブ男性からしたら、「捨てた」のです。アラブは非常に嫉妬深い国民です。望むものを手に入れるためなら、どんな手段も惜しみません。そのアラブがさっと手放すということは、「捨てた」ということなのです。

その後、この日本人女性のことは「捨てられた女」として、アラブ男性によって武勇伝のように語られることでしょう。現実として、アラブ男性にとっては「この女性じゃなきゃダメ」ということはありません。日本人の感覚とは程遠いことを覚えていただきたいと思います。

一部の「道徳的に落ちぶれた」日本人女性がいることで、やがて日本人全体への敬意が薄れてしまうことを心配しています。本当に一部なんでしょうけれど…、このような一部のおバカさんの行動が及ぼす影響は本人が思っているより大きいのです。”日本人女性って安っぽい”―そんなイメージが確立されてしまう。

幸い私のお客様の中には、今日のブログで書いたような無責任な行動を取られる方はいらっしゃいません。取引先からも「Naoko のお客さんはみんな良い。respect できる人ばかりだ」というコメントをよくもらいます。ただしアテンドなどをしていると、アラブ男性の「武勇伝」を聞くことがたまにあり、とても嫌な思いをいたします。

アラブ世界の掟―好もうと好まざるにかかわらず、この掟は存在します。甘いセリフを執拗に囁く裏には、「この安っぽい外国人のオンナ」という下心と軽蔑が必ず存在することを覚えていていただきたいと思います。


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最終更新日  2013.10.27 01:37:12
2013.08.19

さて、ラマダン後にストレス性の発熱があったと書きましたが、何があったかというと…ラマダンの最終日に3日間レンタカーを借りる予定にしていたのです。

1週間前に予約を入れ、3日前に念押しの電話を入れ、当日に再度電話。私としては、自分にできる周到な準備をした訳です。というのも、10名ほどでピクニックに行く予定にしていたから。車2台で連なる予定をしていて、友達は会社の休みを取っています。急な変更はできません。car

ラマダン後のイード休暇中、レンタカーというレンタカーはアンマンから出払ってしまいます。サウジなどからの湾岸族やヨルダン人もこの時は! とばかりにレンタカーを借りてお出かけするわけです。ですから、私は予約も早めに入れ、念には念を入れて引き渡しの日に備えていました。

このレンタカー会社の男、少し不安なところがありまして、今までにも何度かレンタカーをしていたのですが、いつも遅れる。

特にラマダン中は毎回引き渡しの時間に遅れてきて、その理由が「病院に行っていた」「断食の後、兄が食べ過ぎて救急で運ばれた」「おじさんが死んだので、アカバにいる」などなど、病院やら死んだやら、いろんな理由がよく出てくるな! 最後に借りた時は、夜10時の引き渡しのはずが夜の12時過ぎにやってきて、これには温厚なアメリちゃんもブチ切れていました。 

ですので、今回はそういうことがないように何度も何度も念押しをしていたのです。この男、「インシャアッラー(神のご意志なら)」を連発し、安請け合いする割に行動が伴わない。うさん臭いとは思っていました。でも友達のコネで紹介された人だから値段も安いし、全くコネのないレンタカー会社でぼったくられるよりはマシか、と私なりに計算していたんです。

ところが、引き渡しの夜…約束の時間になっても来ない。来ないどころか、電話にすら出ない! 1時間以上の間、何度もかけ続けましたが、電源が切ってある。持ってこないんじゃないか、と心配になりまして、友達にも電話をし、私と友達の双方から電話攻撃。やっと電話に出たと思ったら、死にそうな声で「病院にいる」。またか? ラマダン中何回病院に行くねん、アンタは!! 経験から学ばんのかい、と怒りを抑えつつ、車は? と聞くと、自分は行けないから人をよこす、と。

それから待つこと数十分。時刻は夜中の12時近くになっています。一体何時まで待たせるつもりか、と思って再度電話すると、「今から自分が持って行く」。はあ? こっちに向かっているはずの人はどうなってるねんーーー!  「どれくらいかかるのか?」と聞くと、「30分。インシャアッラー。でも渋滞だから…」。はあ? 真夜中の1時過ぎまで待てと? しかもそれも定かではありません。

もう私の怒りの頂点に達していて、「ビジネスはビジネスやろ。1時間以上電話には出ない、代わりの人はよこさない、ここまで待たせるなんて一体どうなってるん?」 するとこの男はキレまして「車と病院、どっちが大切なんや!!」と怒鳴ってくる (私の心の声:「車に決まってるやん」)。その上、「お前にビジネスについていわれる筋合いはない! 俺様はなぁ、この道20年のビジネスマンや! 俺様には社員もいるねん!」などと怒鳴るわけです。

私は一言冷たく、「だったらそれを証明したら?」。1時間以上電話に出ず、約束の時間にはすでに3時間近く遅れているうえに、誰も代わりをよこせない人がなに威張ってんの? あー情けない。典型的な俺様主義のアラブ!!! 常識も能力もマナーも何もない、ただのおバカなアラブ!  しかも感情的ですぐに逆ギレする。全くの自分中心。こんなおバカなアラブが「俺様はな、俺様はな(アラビア語では「アナ、アナ」)」を連発すると、頭痛がします。

結局この男は逆ギレして車を持ってこなかった。まるで5歳児と接しているような会話のやり取り。でもこれは珍しいことではありません。5歳児並みのアラブ男性、多いんです。その夜私は怒りのあまり眠れず、しかも翌日の車を探すのに朝4時くらいからインターネットでサーチ。結局AVISというレンタカー会社に唯一車の空きが見つかったのが朝の8時で、急いで身支度を整え、オフィスへ出向き、事なきを得たのでした。

ピクニックはとても楽しかったけど、最高潮の怒りと睡眠不足とラマダン最終日にかけての3日間のひどい渋滞で、レンタカーを返した後に、急な発熱…。その後も体調が元に戻らずに今に至っています。恐るべし、ラマダン! いや、恐るべしなのは、ラマダンを言い訳にした5歳児並みの思考のアラブ男性たち。

中東生活6年半の間に、こういう子供じみたアラブ男性に何人も接してきました。以前は、「あれ、このアラブ、ヤバいな。理論が通じない」と思っても「もう少し様子を見てみよう」と思って辛抱することもしばしばでした。でも、今回のことで私の結論。こういう救いようのないアホは、もっと早い段階で見限るべき。

今回はレンタカー会社でしたが、例えばビジネスでは特に、救いようのないアラブ男性は早くに見限ることがポイント。アラブ社会はコネで成り立っていますので、おバカでもコネで「お遊びビジネス」ができる仕組みになっている。

でも私は外国人だから、コネに縛られる必要はない。幾つかの旅行会社のマネージャも、このレンタカー会社の男のように「アナ、アナ(俺様)」主義で、最終的に手を切ったケースが幾つかあります。今から思えば、その兆候が見えた段階でもっと早くに見限るべきだった。

ビジネスで接していると、見込みのあるアラブと能力なしのアラブとの差がすぐにはっきり見えてきます。どのアラブも口達者で自信満々ですから、発言だけを聞いていると分かりません。が、ふとした時に露呈するその人の真の人となり。「アカンな、この人は」と思ったら、きっぱりと早くに見限る強さも必要だというのが中東生活6年半の結論です。

外国人が入ることで、コネ中心だったアラブ社会も多少は変わらざるを得ません。見込みのあるアラブは学んでいく。救いようがないアラブは、あくまでもダダをこねてそのまま「お遊びビジネス」に埋没する。見込みのあるアラブを見極めていく「眼力」が求められます。


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最終更新日  2013.08.22 14:00:09
2013.05.29
アラブと日本とは基本的に文化が違う。国が違うのだから、当たり前です。アラブ世界は単純かつ深遠。深遠なようでいて単純であり、単純なようでいて奥深い。何年いても、新しい発見があります。ま、それがヨルダンに住む醍醐味の一つなのですが。

アラブ世界でよく聞くセリフがあります。当初はどう受け取っていいのか分からずに非常に戸惑いました。アラブ世界に住む人なら一度ならず聞いたことがあるはず、このセリフ。

「あなたは私の家族の一員だ!」

「僕たちは兄弟だ!」

「僕のことを大きなお兄さんと思ってくれ!」

君は僕の家族だ!などなど…これはアラブがしょっちゅう口にするセリフです。初対面でもこんな風に言われます。困るのがビジネス・シーンでこう言われること。よくあるんですよね~。日本では基本的に「公私混同」は非とされています。仕事とプライベートは別であるべきもの。

ところがアラブ世界は「公私混同」の最たるもの。ビジネスとプライベートは手と手を取り合っていくべきもの。でも、ビジネス・シーンで「君は家族だ!」「僕を大きなお兄さんと思ってくれ」などといわれると、日本人としての感覚では思わず引いてしまう。

「君は家族だーーー!」などといわれると、「え…それって、なーなーの仲になって仕事もいずれ適当になって行くっていう意味ちゃうん?」とか「アラブのお兄さんなんかいらんねん。私が望むのは、仕事だけきっちりしれくれることや」などと心で色々突っ込んでしまう。

相手には私の心が読めませんから、ニコニコニコニコと満面の笑顔で「何でも相談してくれー。頼ってくれー」と自信満々で嬉しそう。「いやいや、仕事だけシッカリしてくれたらいいんや~。それ以上は何も求めてへん~」という私の叫びが通じるわけもありません。

フリーの会計士として働いている私の友達のお父さんがいます。このお父さん、マダバ出身のバリバリのヨルダン人。ドラえもんのような顔で、いつも満面の笑顔。人が良い典型的なアラブ。このお父さん、数年前に仕事を失うという危機に瀕したことがありました。私の日本人の友達が奔走して、韓国人のビジネスマンが会計士を探しているという話をゲット。お父さん、専属の会計士となることになりました。

韓国人のビジネスマンは、中東でビジネスを展開している寡黙な男性。でもヨルダンでのビジネスには四苦八苦しています。ヨルダン人のビジネス・パートナーにも裏切られており、人をなかなか信用することが難しい。というか、そんなに簡単に人を信用しないのが普通ですが。

このお父さん、初対面のこのビジネスマンに「いやぁ、あなたは私の家族ですから、安心してください!!」と自信満々に請け合いました。これを聞いた時、私は日本人の友達と「いらんことゆうて。そんなこと言わんでもいいんや。そんなことをアジア人に言ったら逆効果で怪しまれるだけやのにな」とひとしきりブツブツ言ったのを覚えています。

私も中東で仕事をするようになり、このセリフを聞くことが多くなりました。アラブが「君は家族だ~」という時はまず鵜呑みにしないことが一番。「家族やゆうたのに無責任な!」「アンタ、そんなこと自分の家族にほんまにしてるんか?」と思うようなことはしょっちゅう生じます。人によって意味合いは多少違うと思いますが、非常に端的に言うと、これは単に「これからよろしくお願いします」と言っているだけに過ぎず、本当に責任を取るとか、自分の身を犠牲にしても親身になるという意味では決してないことが多い。

それからアラブ社会で問題が一番起きているのは家族間です。お金に関わる問題も家族内でしょっちゅう起きています。だからそんなアラブが「君は家族だ」「僕は君のお兄さん」と言っても説得力がないのも事実。とはいえ、アラブは嘘を言っているわけではありません。本当に一皮も二皮も脱ごうとしてくれる (ここがポイントなのであります。「脱ぐ」のではなく、「脱ごう」としてくれる訳です) アラブもいます。ただしアラブは基本的に自分中心なので、彼らのしてくれることが私たちの希望とズレていることもしばしば。ですから、アラブのこのセリフには、「よろしくね」という意味合い以外に特に深い意味はない、と受け止めておいたほうが良い、というのが私の結論。

ま、そんな訳で、アラブとの仕事はかなりクールにこなしています。「家族だ」といわれても、プライベートでは決して電話しませんし、頼ることも一切ありません。ビジネスはビジネス、プライベートはプライベート、とはっきり分ける。

相手はきっと不思議に思っているかもしれませんが、ある程度の「壁」を作っておくというのが私のモットーです。一線を引かないと、どこまでも踏み込んでくるのがアラブですから。単純なのか深遠なのか分からないのがアラブ社会なのであります。


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最終更新日  2013.08.22 14:01:50
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