”ARARAT” でいただくアルメニア料理
本日金曜日は中東の週末なりー。昨日の夜から雨が降りまして、今日も肌寒い一日となりました。この時期は長靴が大活躍! ヨルダン生活に長靴は欠かせません。そんな金曜日、私は友達と遅めのランチを取りにレインボーストリートへ繰り出しました。今日は友達お勧めのアルメニア料理をいただきに。かなりお勧めです、このレストラン。その名も"ARARAT"(アララト)。アララト山は現在はトルコ領にあるようですが、アルメニア人にとってはとても大切な山。アルメニア人に聞けば、自分たちの山だと言い切る人のほうが多いはず。聖書によれば、ノアの箱船はアララトの山地に漂着しました。アララト山は大アララトと小アララトの2峰に分かれていますが、大アララトのほうは標高が5,165メートルだそうで、頂上付近は1年じゅう雪に覆われています。こちらのほうは登頂がかなり難しい山だそうで、箱船の残がいが発見されたというニュースも時々流れますが、まだ完全には確証されていないようです。そんなアルメニア人の心の故郷"アララト"という名前が付けられたこのレストラン。その名にふさわしく、アルメニア人の誇りを感じます。アルメニアとヨルダンなんて何だかあまり結びつかないと思われるかもしれませんが、オスマントルコ時代のアルメニア人大虐殺を逃れて、たくさんのアルメニア人が中東の各地に散らばっているのです。ヨルダンのアルメニア人の割合は他の中東諸国と比べるとかなり低いと思います。特にヨルダンでは、先祖がアルメニア人でもアルメニア語を話さない人も多い。言語の面ではアラブと同化しています。とはいえ、彼らの民族意識はとても強い。 お店の外観 ↑ 今日はまずサラダを注文。レンズ豆のサラダ(レモン風味)と茄子のサラダ← それから、かの有名な? "ラハメ・ビル・アジン"。これは薄いパン生地の上に、羊のひき肉のトマトソースあえを乗せて釜で焼いたもの。これはレバノンでもよく食べられるお料理です。レバノンにはアルメニア人がとても多いので、もともとはアルメニアが origin のお料理かもしれません。アルメニア料理の特徴は、スパイシーであること。ほとんどのアルメニア人は辛ーーーい料理がお好み。赤唐辛子の辛さです。今回頼んだ料理では、それほどスパイスの利いたものはありませんでしたが、頼む料理によってはかなりスパイシーなものも。辛いのが好きな方にはたまりません。辛いのが苦手な方は、レストランのスタッフに確かめられると良いと思います。店内の様子。本日は金曜日だったせいもあってか、店内はとっても混んでおりました。お料理がとても美味しいので、普段からお客さんはたくさん入っているはず。レインボーストリートではレストランやカフェの入れ替わりが激しいのですが、このお店はもう2年以上になるでしょうか、ずっと営業しています。店内はとても清潔で、料理も安心していただけます。それにお値段も良心的。やっぱり流行るレストランにはそれなりの理由があるんですね~。このレストランの場所ですが、レインボー通りにある British Council のすぐ隣にあります。簡単に見つけていただけるはず! ヨルダン在住の方もご観光に来られる皆さまも、ぜひこのアルメニアン料理をお試しくださればと思います。アルメニア人は手先が器用なことで知られています。以前のブログで、アルメニア陶器のご紹介をいたしました。http://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201212010001/ こちらと合わせて、ヨルダンでたくましく生きるアルメニア人たちの誇りを是非ご体感いただければと思います。↓良ければ応援のポチッしてください。↓ 皆さまの応援がランクに反映される仕組みになっています。 ヨルダンツアーのことなら何でも:http://picturesque-jordan.com/お気を付けください!!:当方のブログ「月の砂漠―ヨルダンから」および当方のホームページ「Picturesque Jordan」は、東京池袋にあるヨルダン料理・アラビア料理のレストランとは何の関係もありません。類似のキャッチフレーズを使用している某旅行会社のサイトや「Picturesque-Jordan」という名前で2013年に開設されている Facebook のページ (いずれも同一人物による) のことが報告されていますが、当方とは全く関係がありません。混同されないようにご注意ください。当方では、他のサイトの運営者と話し合ってオリジナルのキャッチフレーズや文面やツアーの内容を共有することは一切ございません。本ホームページまたブログ「月の砂漠―ヨルダンから」からの違法転載・不正転載を目にされた方はお知らせくださいませ。資格のない自称「ガイド」にご注意くださいませ!!:http://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201412230000/