年間500軒以上を食べ歩く飲食店プロデューサーの食日記

2019/01/30(水)19:03

『味皆美 ふじな亭』 120年以上の歴史がある老舗旅館の家伝料理「鯛めし」

島根県(21)

米子空港から車で1時間ほど 天気に恵まれたこともあり、海岸線から臨む美しい日本海に見惚れながら、〝水の都 松江〟へと移動いたします お昼は市内で銀座や日本橋にも支店を出されている松江の有名料亭『皆美』の家伝料理「鯛めし」をリーズナブルにいただくことができる『ふじな亭』であります 一階はフリーで気軽に利用できるテーブル席、そして二階には宴会場があるそうで… その全席から宍道湖の絶海を眺めることができるとにことであります ちょうどお昼どきにお邪魔させていただきますと、観光のお客さまだけでなく地元の方たちも多く利用されているようですね いただくお料理は〝家伝〟とある鯛めしをメインとした御膳料理「ちどり」 大きな角盆には彩り良い器に盛られた、食前酒、前菜、お造り、 焼物、蒸物、蓋物と隙間がないほどの並べられていまして… そのビジュアルに豪華さを感じることはできるのですが、蒸物である茶碗蒸し以外は焼き物であるお魚も含めて冷たくなったお料理であったことが残念に思えます そうしているうちに揚げ物である天ぷらがやってきまして… もちろんそれは揚げたてで熱々なのですが、小さな海老を一生懸命に伸ばしたのでありましょう 細い身を太らせて見えるようにふっくらと衣もがつけられたものでありました そして鯛めし 鯛のそぼろに、蒸された卵白と卵黄、それに刻みネギと海苔、大根おろしがお皿に盛られていて… 御櫃から装ったご飯の上に乗せて出汁をかけてお茶漬けとしていただくと言うもの 鯛とご飯を一緒に炊いたものやゴマだれが掛けられたお刺身でお茶漬けにするスタイルは知っていたのですが、このスタイルをいただくのは初めてでありましたが鯛そぼろの旨みに出汁の香りが加わって… これはこれでご当地名物の一品としておいしくいただけますね 【味皆美 ふじな亭】 島根県松江市玉湯町布志名21-1 0852-62-0227

続きを読む

総合記事ランキング

もっと見る