年間500軒以上を食べ歩く飲食店プロデューサーの食日記

2019/09/25(水)22:32

『とうふ処 梅乃家』 化学調味料を使用すること無く、一品一品を手作りでおもてなし

福岡県(286)

台風の影響で移動に支障が出るのではと心配したのですが、強風が吹き荒れたのは夜になってからのことでありましたので、大きな問題もなく… そんな台風が過ぎ去ったことで台風一過となった今日はスッキリと晴れ渡った心地よい陽気となりました そんな日の夜、友人2人と会食をすることとなり『梅乃家』を訪ねることにいたします 住宅街にひっそりと建つ一軒家レストランでありまして、門構えから入口までのアプローチなど〝和〟な設えに雰囲気を感じることができます いつもはご婦人方の食事会などで予約が取れないことも多いのですが、今日は三連休の最終日であることや台風の影響もあってか、当日であるにも関わらず個室をいただくことができました 同級生の集まりということで年配女子が選んだのは、前菜からデザートまで少しずつ沢山のお料理がいただけると言う「ミニ膳」でありまして… 「白和」や「胡麻豆腐」から食事は始まります こちらで提供されるお料理の中で最も評判が良い白和はキメが細くしっとりとした舌ざわりと奥深い味わいでありますし、胡麻豆腐ももちもちとしていて… もう一品は大豆に人参、山芋、椎茸などが入り煮されたようなお料理でありまして、茗荷が乗せられることでの香りや山芋のシャキシャキ感が楽しめる一品でありました 続いては「豆腐サラダ」と「飛竜頭の餡かけ」 サラダにはクリームチーズかと思えるような豆腐チーズが乗せられますし、しっかりと出汁の旨味が染みた飛竜頭もおいしくいただくことができました そしてメインとなるのであろうお膳であります 豆乳で作られるコーンポタージュは牛乳のクセがなくコーンの甘みがお口の中に広がりますし、和な料理にも違和感なく溶け込みます 豆腐田楽や生麩餅の舌ざわりも良く、丁寧に下ごしらえされているであろうことを窺い知ることができます メインとなるであろうお刺身は、ヒラマサとイカの2点盛りではありましたが鮮度感がある歯応えもあっておいしくいただくことができました オーブンから出されたばかりであろう「豆乳グラタン」は熱々でありまして… 円やかな舌ざわりとともに栗の甘みに秋を感じることができました 〆にいただくご飯は梅ひじきが混ぜられたものでありまして、梅干しのカリカリが良いアクセントとなっておいしくいただけますし、彩りで添えられたキヌサヤにセンスを感じることができます デザートは梨のコンポートか杏仁豆腐、コーヒーか昆布茶をチョイスすることができるとのことで… コンポートと昆布茶をお願いしたのですが、お店のお勧めであるお豆腐で作られた生チョコを添えて提供されます もちろんコンポートも梨のシャキッとした歯ざわりを残されていておいしくいただけるのですが、これがお豆腐なの? と声が出そうなほどにしっとりとした舌ざわりとの生チョコが記憶に残ります お豆腐料理といえば、全国的には85店舗ほどを有する『梅の花』が有名でありますが… ココ『梅乃家』は梅の花の一号店よりも7年早い1979年に現『梅の花』社長のお姉さまが開業したお店であるとのことですから、こちらが梅の花の原点となっているのかも知れませんね 【とうふ処 梅乃家】 福岡県久留米市城南町21-9 0942-35-0603

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