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カテゴリ:歳時記
2月になると、テーブルコーディネートも「雛祭り」のセッティングをするようになります。
先日のセッティングでは、大人の女性たちが楽しむテーブルをつくりました。 そこで使用したお飾りのひとつがお干菓子で作られた「雛の飾り菓子」。 これは山形の鶴岡で作られたものなのですが、京都の流れを汲んでいて、とても繊細で美しいお菓子です。 ちなみにこのお干菓子、1つ1つ手作りなため、注文してから2年も待たないと手に入らなかったりするんですよ(◎o◎)。 お干菓子ですから、もちろん食べられるのですけれど、これはやっぱり見て楽しむものかな~なんて思っちゃいます。 山形は「雛のみち」などもあるくらい、お雛様飾りが有名です。 かつて川の道として栄えた最上川は、紅花をはじめ、多くの物資を京や江戸へ運び、帰りの船には仏像や鮮やかな衣装など、華やかな京・江戸文化をのせて戻りました。 その文化のひとつが雛人形でした。 たどりついた雛たちは川沿いの町の比較的豊かな家で飾られ、今では全国的に雛の道として知られるようになったようです。 三百年も前の古代雛たちは今でもそれぞれの美しさを誇っています。 昔からあるような山菜料理のお店などでも、立派なお雛様がたくさん飾られています。 もちろん、博物館や資料館など、この時期はいろいろなところで豪華なお雛様をみることが出来るようです。 akoyahimeさんから伺ったのですが、13段もあったりするようです。飾りつけするのも一家総動員、というか隣近所の手もお借りして飾り立てたとか。すごいっ! 素晴らしい衣装を身にまとったお雛様を飾りながら、京の都への思いを馳せていたのでしょうか。 そのお雛様をみる私も、その時代に迷い込んだような錯覚にとらわれてしまいました・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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