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カテゴリ:心の扉をひらく
満月のこの日、ひとつの大きな契約がとれました。 私にとってとても大きな出来事でした。 秘書という仕事をしていた頃 「段取り」「根回し」。 仕事で大切なこととして、細心の注意を払い そのことを徹底してきました。 出来る限り丸く収まるように みんなが気持ちよくなるように そんなことにばかり注意を払って 気を遣って気を遣って・・・。 今回の仕事も初めはそうでした。 仕事に携わる人の人間関係に気を遣い あっちの顔もたてなきゃいけないし こっちの気分を害しないようにしなきゃ。 自分が新たに参入するのだからと 最初は顔色を伺ってばかりいました。 でも そんなことしてると時間ばかりかかってしまうのですよね。 師匠の英ちゃんに言われました。 「そんなことばかりしていると 救える命も救えないよ。」 ・・・・。 トップと話をするのに 間にたくさんの仲介者がいる。 人から人へと話が伝わる上で 自分の思いはねじまげられていきます。 間に立つ人の都合もあったりする。 普通、とか 常識では、とか これは慎重にしなければならないとか そんな話ばかりで ほんとに進んでいかないんですね。 そして私も それが当然なんだと思っていました。 だから説得しようとしてしまっていました。 「なんで下からいくの? 直接トップと話せばいいじゃない」 あっさり師匠に言われ。 丸く収めようとする自分の心のなかに みんなが納得する形で とか みんながいい気持ちになるように とか 聞こえはいいけれど結局のところ 嫌われたくなかったのだと思います。 もっと自分を信じてごらん。 その思い、トップに伝わらないわけがないよ。 彼はちゃんと人を見抜けるよ。 自分を信じるかぁ・・・。 会ってくれなくてもともとなんだ。 会ってくれたらラッキーだっ! そんなことをつぶやきながら ドキドキしつつも間をすっとばしてトップに直接アポイントとると あっさり会ってもらえました。 私の思いはやはりねじまがっており、違ったかたちでトップに届いておりました。 そこで話をしていくうちに 誤解は解けていったのです。 そのことを間に立った人にはやはりなじられました。 「そんなことする人初めてだ」 「普通じゃない」 等々・・・。 かたくなになっておりました。 今までの私だったら 「やばい・・・」 となるところだったけど、 「大切なことは何?」 ずっと自分の心にむかってつぶやいておりました。 相手が気に入るような、満足するかたちにもっていく。 何故? 何のために? 何故私は相手に気に入られようとする? その部分にばかり焦点があたってしまうと 形にばかり囚われてしまう。 それは 契約や法律といった 作られた心のないものに人の心が左右されてしまうのと一緒。 決まりだから。 シンプルにストレートに行く筈のものがまがってしまう。 自分の自己満足のために 私を待っている人たちの思いが後回しにされている。 それでも 今度はトップの方が私を交えて話をしたときに きちんと向き合ってくださり 辛抱強く話しをされ、そして彼の気持ちが変化していったのです。 「自分が拘っていたのは大事の前の小事だった。 大切なことを見失うところだった」と。 「これからの時代に必要な人は こういう人なんだよ」 そんなことをトップの方におっしゃっていただけて 正直いろいろとへこんでいた私は 本当にありがたく、嬉しくて涙が出そうになりました。 英ちゃんにその話をすると トップにとっても私という第三者が入ることで その人に言いたかったことが言えたんだと思うよと。 その意味でも君は必要だったんだって。 間の人は トップの片腕とも言えるひと。 トップの一番の信望者でもあり、長いつきあい。 だからこそ 言えなくなっていることもあるのだと思う。 そして だからこそ 伝えたかったことがあったのだろう。 私という新しい風が入ってきたことで 澱んでいたものが流れたのかもしれない。 その場に、その瞬間に居合わせられたこと、 トップの想い 態度 そのひとつひとつが とっても素敵な学びになったね そんなことを言われました。 またひとつ 強くなった気がいたします・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.06.21 16:25:35
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