【有名企業の黒歴史】モバHO!に対応したMUSIC PORTER X
「モバHO!」って覚えてないかと思いますが、ざっくり言うとモバイル向けCS放送。有料チャンネルや音楽放送がワンセグのようにモバイルで受信できるサービスでした。でも、まったく普及せずに寂しく終了。携帯でも1機種だけ「MUSIC PORTER X」発売されましたが、ほとんど売れずに。ワンセグは受信できず、モバHO!のみというのもダメな要素でしたね。当然モバHO!以外の機能は動作するし、デザインは格好いいので、いまでも使っている人いるかもしれませんね。 NTTドコモは、音楽再生機能や衛星デジタル放送「モバHO!(モバイル放送)」の音楽番組受信機能を備えた三菱電機製FOMA端末「MUSIC PORTER X」を4月8日に発売する。 「MUSIC PORTER X」は、音楽再生にフォーカスしたFOMA端末。型番は「D851iWM」。国内の携帯電話として初めて、モバHO!受信機能がサポートされており、衛星経由で音楽番組を楽しめる。 モバHO!からは、15チャンネル分の音声番組を楽しめるプラン「モバHO!編成チャンネル(Gパック)」が提供される。利用料は月額980円で、プリセットのiアプリ「モバHO!加入申込アプリ」から申し込め、利用料はiモード情報料として支払える。Gパックでは、J-POPや洋楽、クラシック、ジャズなど幅広いジャンルの楽曲を手掛けるチャンネルがラインナップされている。なお、モバHO!加入時には、別途加入料として2,500円が必要だが、2006年6月30日まで加入料無料となる。モバHO!の番組を約46時間録音できるが、録音データを端末の外部へ出すことはできない。また、モバ HO!と連動するようなアプリは用意されていない。 Gプランの申込方法は、「モバHO!加入申込アプリ」のみとなっているが、モバHO!の連絡先へ電話することで、契約や機種変更時の契約などの手続きが可能になっている。 端末には、1GBの音楽専用メモリが搭載され、ATRAC3/ATRAC3plus/MP3/AAC(iモーション再生)の楽曲データを楽しめる。同梱されるパソコン向けオーディオソフト「BeatJam」とUSBケーブルを使って楽曲データを転送する形になるが、1GBメモリには、最大約 700曲(1曲4分、ATRAC3plus、48kbps)の保存が可能。FMラジオ受信機能も用意されている。 FOMA端末としては、iチャネル、テレビ電話、デコメールに対応。プッシュトークやおサイフケータイといった機能は用意されていない。有効画素数32万画素(記録画素数31万画素)CMOSカメラ、約2.8インチ、240×400ドット、262,144色表示のTFT液晶ディスプレイを装備する。外部メモリカードは利用できない。 大きさは109×50×24mm、重さは約136g。連続待受時間は、静止時で約420時間、移動時で約320時間。連続通話時間は約170分(テレビ電話は約90分)。連続音楽再生時間は約20時間、モバHO!の連続聴取時間は約2時間(録音データ再生は約6時間)、FMラジオの連続聴取時間は約25時間となっている。ボディカラーはSAFARI GREENの1色。