フィオレンティナが1部昇格
イタリア・リーグで20日、2部(セリエB)6位のフィオレンティナが1部(セリエA)復帰を決めた。フィオレンティナは、1部15位のペルージャとの入れ替え戦第2戦を1―1で引き分け、2戦合計2―1で勝った。
セリエAで2度優勝経験のあるフィオレンティナは、2002年に財政破たんし、セリエC2(4部に相当)から再出発した。わずか、2年で堂々セリエAに復帰した。(新聞各社)
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フィレンツェ。ヨーロッパでもっとも美しく、尊大で、サッカーがライフ、ライフはカルチョの都市。
フィレンツェ市の市長が会長となり、経営破たんしたフィオレンティーナは、市民の街を挙げての応援・支援の下、2年前にリスタート。
かつて、全盛期のバティストュータがプレーしてセリエAで優勝争いしていたフィオレンティーナを思い浮かべる人も多いだろう。
セリエC2からC2からだ。フリエ(横浜FC)はCから(JFLから)だったから、それよりさらに条件の劣悪なセリエC2からの驚異的なスピードのトップリーグAへ昇格だ。
この奇跡をクラブの歴史上、その昔のセリエA優勝と同列に扱ってあげたい。
このニュースは遠く地球の裏側の日本サッカー界にも、励みとなって、勇気となって、励ましとなって伝わる。横浜FCはもちろん、フロンターレもベガ仙台も京都も湘南も福岡も、J1復帰への励みだ。FCイースタン04(旧ジャトコ)も愛媛も大塚FCも草津もホリコシもSC鳥取も励みになる。経営の苦しい多くのクラブ、水戸や鳥栖やサン宮崎、アルエット熊本FC、静岡FC、FC京都1993、沖縄かりゆしFC、那覇たちたくさんの人たちの励みにもなる。
フィレンツェ市民の勝利だ。