ナイジェリアのお隣、全ての年代を通して初めての世界大会出場の西アフリカのべナンに対して、オーストラリアに引き分けのベナンに対して日本ユース代表は、引き分けに終わった。
緒戦のオランダ戦の敗戦はまだいい訳できそうな完敗だったが、グループ最弱と思っていたベナンに引き分けるとは残念。
前半37分、兵藤のパスミスからボールを奪われ、日本は右サイドを突破された。DF水本がフェイントでかわされベナンFWマイガの先制ゴール。
自分たちのミスからリードされた日本は、後半から、MF梶山に交代してMF水野が出場、流れが変わる。後半20分には水野が直接FKを決め同点。FKを決めたMF水野晃樹(19=千葉)はオランダ戦でも平山の得点をアシストしている。
この試合結果の最大の問題点、後半26分ベナンのMFオルが退場となって、相手が一人少ないにもかかわらず、大熊監督はFW森本を投入したが日本が決勝点をあげることが出来なかった。結果ドローの勝ち点1に留まる。
壮行試合を含めるとここ4試合の得点はすべてセットプレーからだけ。サイドや中央のスペースを使って守備を切り崩すシーンが乏しい。それは選手と監督双方の問題だと思う。
負ければ1次リーグ敗退。結果は引き分け。なんとか18日のオーストラリア戦に決勝トーナメント進出の望みを繋いだ。しかしこの試合、相手のカウンターを恐れてかDFからFWまでが間延びしたまま数的優位にもかかわらず単調な平山へのロングボールの攻撃に。大熊監督「後半の数的優位を考えれば、もう少しサイドを使いたかった」。ドローに終わってからそんなこと言っても遅い。新潟合宿までに中盤の形が出来なかったこと。それなのにセットプレーがらみだけでよくここまで来た方だ。
カレンを観たい。
大熊監督は、直前の新潟合宿にいたるまで、10通り以上の布陣を試してきたという。その間、レギュラーに固定したのはFW平山、GK西川、キャプテン兵藤の3選手のみ。FIFA大会登録日の翌28日、練習前のミーティングで最終メンバーが発表された。選手たちを競わせたのか?、最後までメンバーが固定できるほどの抜き出た選手があまりいなかったのか?
オランダ戦、ベナン戦の相手を受けるような布陣を観る限り後者なのだろうか。
だからこそ選手を競わせて最後まで決めかねていたのか。
ワールドユースだというのに日本のサッカー界を代表してという意識が選手たちにどのぐらいあるのだろうか。まるで選抜試験の延長のように本戦試合が行われたのでは?というのは言いすぎか。この年齢にそこまで求める事が何処まで出来るだろう。しかし、その違いが、北京オリンピックを控える国の威信をかけた中国ユースチームとの違いなのかもしれない。
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