機会があり、岡田武史 前マリノス監督、元コンサ監督、元日本代表監督の講演会に出席してきました。質疑応答があり少々やり取りも出来ました。
岡田武史さんの講演内容は
○スポーツ、体育、武道の違い
地域へのスポーツ文化の必要性、
人類の闘争本能を昇華・教育するのに必要なスポーツ
青年教育に必要なスポーツ
世界と戦う為に武道をサッカーへの取り入れる研究
○環境問題
早稲田大学時代の環境問題のご経験から
WWF(世界自然保護基金)出席の経験や、幹部がリムジンに乗って話しに来るなど上層部の矛盾の話、
個人が出来る環境への取り組み
○人間愛の話
自己愛、家族愛、友人への愛、他人への愛、人類愛、
大学時代のサッカーベルリン五輪出場の恩師から人類愛の話以来、人生のテーマ
○観衆からの質問に答える中で
代表監督より選手と一緒に居られる時間の長いクラブの監督の方が良い。
参院選出馬は否定。
サポーターのクラブへ想いは湧き上がる気持ちを大事にして欲しい。
といった内容のお話でした。
初めて直に岡田武史さんの話を聞きましたが、
主催者側の望む、市民へスポーツクラブの必要性を説くといった内容は半分程度で、
岡田武史氏の母親のような優しさと、達観した頭脳的な冷静さ、
温かな人柄が感じられる講演でした。
監督という非情な決断を要する職業は
岡田さんにとって苦しい面を持つ職業なのかなと思いました。
監督より先生というか教授に向いているような人柄に感じました。
非情の決断といえば
1998年仏W杯のカズ北澤の帰国指示や、マリノス辞任などは、
何でも緻密に冷徹に計画的に進める人柄じゃ岡田さんはないので
非情な決断は遅れ気味になるのでは、
と、やっと岡田さんに起こる事の理由が分かりました。
選手としての日本代表DF経歴も監督としての業績も素晴らしい方ですが、
それ以上に人間的にいつまでも若い「青年」のような心を持ち
政治的な部分が不得手、残念ながら長期に及ぶ
サッカー協会の改革の仕事や参議院議員の仕事は向きそうにありません。
川淵会長にかわる協会会長の人材はまたしても当て外れ。
今後も日本サッカーの現場で指導者・先生として活躍されそうです。
岡田さまご本人も現場での教育や指導者として生きる方が幸せそうです。
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最終更新日
2006年09月26日 07時38分45秒
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