今頃ですが 五輪の日本男子サッカーを 振り返ります。
日本の五輪男子サッカーの3戦は、世界ランク通り 3敗に終わり、グループリーグも世界ランク通り、順当に、オランダとナイジェリアの欧州王者と五輪王者が決勝トーナメントに進みました。
五輪日本男子は アトランタ五輪のオレンジボウルの奇跡のようなブラジルに勝つ番狂わせは起こせませんでしたし、シドニー五輪の時のような選手に恵まれませんでした。
ペキン反町監督はアトランタ西野監督より劣るのでしょうか。Jリーグの監督経験や実績、勝敗結果をみれば、そういえるようです。西野監督は五輪後のレイソルで好成績をあげ、その後のガンバで常勝チームを作り上げ現在も名将として尊敬を集めています。一方反町監督はクラブでの監督としての成績は合格点程度でした。
日本サッカー協会は、五輪を育成大会と位置づけています。
日本のマスコミや大衆が誤解して或いは、意図的にあおっているのは、不幸なミスマッチです。
協会にとっては五輪よりもW杯アジア予選の方が、何倍も重要ですが、その本音をばらせば身も蓋もないので、ここまでに。
納得いかない方のために
協会が本気で五輪サッカーでメダルを狙いにいく場合、まず欧州の名将監督を10億円で獲得するでしょう。本気なら財源は銀行に借金してでもです。
そして、徹底的にエリート教育したユース年代で何年も単独チームでトレーニングします。
本番の五輪では、まず、オーバーエイジの日本最強の3人を選出し、その3人の所属の欧州クラブには、金とFIFAの力を借りて、クラブに有無を言わせません。 そして「その核となるオーバーエイジ3人に合う選手を、23歳以下から選出します。」いわば、オーバーエイジが根幹で23歳以下は付録です。
本気ならそうやってチームを作らなければならない。それならいくらフィジカル、技術の劣る日本選手とはいえ、五輪で銅メダルぐらいなら狙えます。監督の優秀さに引っ張られて。監督はジョゼ・モウリーニョとかが良いんじゃないでしょうか。モウリーニョを50億で4年間契約すると良いでしょう。(モウリーニョの年棒は14億円で世界一 2008年現在)
というわけで、日本五輪サッカーはメダルを目標にするのはおこがましいです。まずは一勝です。協会も本音と建前を使い分けるのには限界に達しています。マスコミもアテネ、ペキンと8年も騒ぎ立てて、今回で視聴者が興ざめ気味です。
ロンドン大会では、女子はメダルを目標に(組み合わせ次第)、男子はまずは一勝を目標にするのが己を知るということです。
「故に言う、敵を知り己を知っていれば、百戦しても危ういことはない。 己を知っていても敵を知らなければ、勝敗は半々である。 敵を知らず己も知らなければ、必ず敗れる。」孫子
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最終更新日
2008年08月21日 01時21分07秒
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