ナースリフレンジャー　りょこたんのパワフル日記

「ねえねえ、マヤって何？」


「中南米三大文明と言われている文明の一つがマヤ文明なのさ。
　他にもインカ文明とかアステカ文明って聞いたことがあるだろう？」


「あ、そういえば、地下鉄のポスターに
インカ・マヤ・アステカ展って貼ってあったよ～！」


「よく気づいたな～、坊主！
　7月14日から上野の国立科学博物館で展示されるのさ！
　マヤはこれからちょっとしたブームになるぞ～!!」


「へえ～、そうなの？どうして？」


「今、映画でもアポカリプトという
　マヤ文明後期の作品が上映されているしね！」




「うわ～、僕も見たいな～！」


「おっとっと。坊主は駄目だ！Ｒ－１５だからね！」


「しょぼ～ん」


「がっかりするのはまだ早いぞ、坊主！
　ＮＨＫで３週連続で「失われた文明インカ・マヤ」っていうのが
　７月１日・８日・１５日に21時から放映されるらしいぞ！」


「それ、絶対に僕見るよ～！でも何だか待ちきれないよ！」


「よしよし！じゃあ、面白い話をしてやろう。マヤ人の話だ」


「うん。何なに～？」


「そもそも、マヤ文明というのが栄えたのは約4000年～5000年も前なんだ」
　しかし、天文学をビックリするほどよく知っていたんだ」


「へぇ～。どのくらいすごいの？」


「まだパソコンがない時代に、なんと1年の周期をほぼ正確に把握していたんだ。
　彼らが算出していた値は365.2420日。
　スーパーコンピューターで算出している値は365.2422日…。
　なんと誤差はたったの16秒なんだ！」


「それはすごい！」


「彼らは地球が月や太陽と重なるメトン周期が6940日後だと
　いうことも知っていたらしいぞ～！」


「えええ～？どうしてだー？」


「どうしてか分からないんだ。
　そもそもこんなに高度な文明がなぜ滅びたのかもよく分かっていないんだ。
　彼らは、考古学者の頭を悩ます要素をいっぱい持っているんだ」


「考古学者を悩ますってすごいね～！」


「そうさ！
　一般的に、大きな文明が栄えた場所には共通点があるんだ！
　坊主、学校で習ったかな？」


「えーっと。大きな河があること？」


「そうそう。
　その他に車輪を使った形跡があることと
　鉄の利用だ」


「マヤには河がなかったの？」


「そう、なかったんだ。
　そもそも標高2000ｍの場所に大河はないのさ。
　そして、ジャングルだったから車輪も使えなかった。
　そして、残っている遺跡は全部石なんだ。」




「すごいね～。どうやってあんなに沢山の石を運んできたんだろうね？」


「とっても不思議だろ～。
　この太陽のピラミッド（エルカスティージョ・ククルカン）は、
　91段ずつの階段が４方向にあるんだ。
　そして、中央の一番上に1段有るのが見えるだろう。
　全部で何段だと思うかい？」


「えーっと、91×4＝364　で＋1だから…365だね！」


「そうさ、それで1年を現しているのさ。
　この宮殿は、なんと春分の日と秋分の日にしかみられない現象があるんだ！
　なんと太陽の影で蛇の姿が浮かび上がるんだぞー。」


「え～？何なに？どういうこと？」


「詳しくは長くなるからここを読んでくれ。

　実は、このピラミッドはきちんと計算されて、
　東西南北17度傾いた状態で建てられているんだ。
　この角度は、春分の日と秋分の日の太陽の日差しからできる
　影をきちんと計算して、蛇が浮き出るように計算されて建てられているんだ。
　この精度は、現代の建築技術でも難しいと言われているらしいぞ！」
　

「ますますすごいねー。マヤ人！」


「わくわくしてきただろう？
　明日はマヤ暦について話してあげよう。
　さあ、もう寝なさい！」


「興奮して眠れないよ～！」

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