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壮年の森 放浪日記

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2006年02月23日
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カテゴリ:随想
 忘れないために工夫することがある。しかしその工夫を忘れては元も子もない。もっとも忘れて人に迷惑をかけるよりよい。

 只野はその朝、通勤途上で知人を同乗していくことになっていた。こういう約束は得てして忘れやすい。

 そういう日の前日には、依頼されると同時に、バッグの中に小さな紙を忍ばせることにしている。わざと見えるように半分出しておく。

 帰りに車に乗ったときに、その紙をスピードメーターの前に置いたことがある。しかし帰りの運転に支障を生じるので、これはできない。

 車を家の車庫に収めたとき、スピードメーターのところに紙を置く。これは効果的である。次の朝、車に乗ると思い出すことができる。

 しかしその時点ですでに紙の存在を忘れていることがある。それでもバッグに入っているので思い出すことができる。

 とりあえずその朝、只野は無事知人を同乗することができた。しかし忘れてはいけないと思って用意した小さな紙の存在をすっかり忘れていた。

 紙はバッグから顔を出したままである。次の朝只野は、頼まれてもいないのにその知人を同乗しに行くかもしれない。





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最終更新日  2006年02月23日 18時19分42秒
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