壮年の森 放浪日記
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只野は通勤の折に必ず、綺麗な花を目にしている。正確には帰路において目にしている。
かれこれ1年近くこの道が帰路となっている。その間、道端の綺麗な花は只野の目に留まり続けた。
こいつは春だから咲く花というわけではない。只野の知る限り、年中花を見せてくれた。
そいつは常に電柱にもたれかけている。その電柱には信号がついている。
只野はその交差点を通るとき、心の中で合掌をすることにしている。
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