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カテゴリ:随想
只野、借家住まいである。夜は網戸にして寝ることになる。
夜中はずっと扇風機を回したままだった。それでいて、寝てないよりは寝られたという按配だった。 それがである。8月22日を境に、朝晩は涼しさを感じるようになった。もちろん扇風機は不要である。寝られないとは感じなくなった。 昼は相変わらず30℃を越している。少し動くだけで汗がどっと出てくる感じになる。最盛期ほどではないが、まだセミも鳴いている。 しかし朝晩のセミの鳴き声はなくなった。代わってコオロギだろうか。静かに鳴いている音が聞こえてくる。 梅雨の頃、真夏が待ち遠しかったことを思い出す。しかし、いざ真夏が来たら、それはそれで「酷暑」という感じを覚えた。 今それが通り過ぎようとするにあたって、少し惜しい感じを覚えている。「今はもう秋…」なんて歌があったが、ちょっとそんな心境になっている。 もちろん、朝晩過ごしやすくなってありがたい気持ちは強い。 複雑な「タダノゴコロ」である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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