■クロムとは
クロムは、体内に微量含まれており、主に肝臓や腎臓、血液、脾臓に存在します。膵臓から分泌されるインスリンを活性化したり、糖質や脂肪の代謝を助ける必須ミネラルです。
クロムの効果・効能
クロムは血糖値をコントロールするインスリンの働きを活性化し、血液中のブドウ糖を筋肉細胞内への取り込むことを促進します。また、クロムは脂質の代謝も助けるので血液中の中性脂肪やコレステロール値を改善し、高血圧や糖尿病、動脈硬化などの生活習慣病を予防します。
クロムの効果を利用して、体脂肪を減らす場合は、以下の理由で運動と組み合わせることによりダイエットの効果が上がります。
ブドウ糖は、筋肉細胞に十分利用されないで、余った分は脂肪組織の脂肪細胞に流れ脂肪として蓄えられるので、運動により筋肉を鍛えておけば、筋肉細胞で利用されるブドウ糖が多くなるという理由からです。
クロムが不足するとインスリンが活性化しないので、糖代謝が悪くなりコレステロール値が高くなり、この状態が長く続くと糖尿病や動脈硬化になる可能性があります。その他にも、疲労感、肥満などの症状があらわれることがあります。
クロムを多く含む食材
干しひじき、あなご、まいわし、ベーコン、あさり、かき(牡蠣)、ワカメ、そば、小麦胚芽、落花生、プロセスチーズ、ほうれん草等に多く含まれます。。
クロムの1日に必要な量
成人男子:35μg 成人女子:30μg
※許容上限摂取量:250μg
クロムの過剰摂取は、通常の食生活ではほとんどありませんが、サプリメントなどで摂り過ぎると、吐き気、腹痛、下痢等の症状が現れることがありますので注意が必要です。
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