■クエン酸とは
クエン酸は、食酢、梅干、柑橘類に多く含まれている有機酸の一種で、すっぱさの成分です。
食酢には主成分である酢酸の他に有機酸を含みますが、そのほとんどが体内でクエン酸に変わるといいます。昔から「酢は体にいい」といわれ、疲労回復や肩こりや腰痛の防止に利用されてきましたが、それは根拠のあるもので、クエン酸の働きの一つである「クエン酸回路」によるものです。
大栄養素である脂肪、炭水化物は、酵素やビタミンの助けをかりて脂肪酸やブドウ糖に分解され、さらにピルビン酸になります。ピルビン酸が分解されてクエン酸回路に入りここで少しずつ酸化され、エネルギーを生成します。 クエン酸は栄養素が分解する過程でできる乳酸などの酸化物をうまく燃焼させるように働くため、正常に働けば疲労物質が溜まりにくくなるので、疲労回復や肩こり・腰痛の防止に効果があります。
また、クエン酸には、血流改善や免疫強化などの効果もあります。
クエン酸は、レモン1個に約4g、梅干1個に約0.35g含まれています。
1日の摂取量の目安は、約2gと言われています。
なお、エネルギー代謝にはビタミンB群も必要なので一緒にとると効果的です。
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