不倶戴天の「デイトレーダー」と「ファンダメンタリスト」、
私たちは、どちらの主張も正しいと考えます。両者は立っている土台が違うだけなのです。
トレーダーやチャーティストの儲けの本質は、
需要と供給のギャップ です。
売りたい人と、買いたい人の『心理の量の差』に儲けが生まれるのです。
これに対して、ファンダメンタリストの儲けの本質は、
価値と価格のギャップ です。
『価値』とは、誰がなんと言おうと客観的に、そこに「在る」ものであり、『価格』とは、マーケットの一時的な主観によってつけられた値札に過ぎません。
シェアーズの投資戦略は、この2つの視点をあわせ持ったものです。
それは、
1、まず価値と価格のギャップを見抜く
2、価値と価格のギャップが埋まる(人気が高まる)ストーリーを見つける
ステップ1で、で安全な投資先を見つけ、ステップ2でリターンの上げられる投資先を選ぶのです。
例えば、
1、PER7倍の会社があり
2、それが、来月、1部上場によって、流動性が高まる
という具合です。
1が欠けても(つまりデイトレ偏重型)
2が欠けても(つまり超ファンダメンタル重視)
高いリターンを得るのは難しいのです。
要するに、「andの法則(1も2も重視する)」を守り抜くことが大切なのです。
さて、具体的に見て行きましょう。
(1)価値と価格のギャップを見抜くには、企業の実際の"価値"が、その価格(=時価総額)と比べて、高いか安いかを見ることで可能となります。
この価値の計算については、シェアーズは普遍的に正しい公式を持っていと自負しております。
詳細はこちらへ → キャッシュフローバリュエーション編
(2)割安さが、市場から見直される(人気が高まる)ストーリーには、次のようなものが上げられます。
(A)市場参加者が多い市場への上場時
JASDAQや二部上場から、一部上場に鞍替えする時
名証/大証銘柄が、東証にも上場する時
(B)流動性が高まる時
売買単位の変更(1000株から100株)、分割など
(C)日経/東洋経済/ダイヤモンドなどで取り上げられる時
(D)IR政策の変更
IRの充実、自社株買い、配当還元率を上げる、株主優待を実施するなど
(E)アナリストがフォローし始める時
時価総額が、100億円を超え始めると、アナリストがフォローし始めるといわれています
(F)その業界セクターが人気を集め始める時
政府の規制撤廃、チャイナインパクト等により注目を浴び始めると時
(G)業績の上方修正
(H)新製品の発表/経営陣の交代
これらの情報を事前にキャッチする、もしくは気配を感じとることで、確実な利益を上げることが出来るようになるのではないでしょうか。
簡単ですね!?
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