“最低”な企業への投資が実は儲かる
いつまでも成長を続ける優良企業を見つけるのは、私にはとても難しいです。 日本では、いわゆる優良だといわれている企業でもROEは15%程度です。 ですから、うまいタイミングを見計らってPBR1倍(つまり簿価)の水準で購入し、 ずーっと保有していたとしても、複利で15%成長ということになります。 確かに複利15%は素晴らしいとは思います。 武田薬品の株価は、10年前の5倍にまでなっています。 しかし、もっと高いリターンを狙いたい人には不服かもしれません。 ではどうすればいいのか? 当然、売買を行い回転率を高める必要があると思います。 その際には、 “優良”な企業が“超優良”な企業になるようなストーリーを期待するのでなく、 “最低”の企業が、“多少ましになる”ようなストーリーの方が良い、 のかもしれません。 テストで95点をとる生徒が100点を取ることは難しいですが、 20点しか取れない生徒が、頑張って50点取れば、なんと2.5倍です。 私は、過去にたまたま三井鉱山や阪和興業、ケンウッドなど、 ダメな企業の復活劇で結果的に利益を得る機会に恵まれましたが、 その時には株価は2~3倍になりました。 (ただし投資額が少なかったため、資産増加への寄与はありませんでしたが・・・) 売買を続けることを前提に考えると 日本ではこのような投資が意外に有効かもしれません。 実はこのアイデアは私のものでなく、かの著名なエリスの新作 『キャピタル 驚異の資産運用会社』に記載されていることです。 そういえば、『株でゼロから30億円稼いだ私の投資法』 でも このような低位株への投資を中心に語っていた気がします。 “まし”になりそうな最低企業への投資、皆さんはどう思われますか? ドラゴン戦略的財務集団の紹介する 必殺の投資ノウハウ本集では、あなたの投資にきっと役立つ書籍を紹介しています。 さて、このコラムはお役に立ちましたか? もしよろしければ、ランキングに一票 頂けると嬉しいです。 ↓ ありがとうございます(別ウィンドウで開きます)