年率200%の株式投資ブログ

2008/06/19(木)14:07

Yahoo!Financeから始まる真のコーポレート・ガバナンス

ドラゴンのつぶやき(164)

日本の個人投資家が、どんどん先進的になっている。 「サンユー建設」のYahoo!Financeの掲示板では、 一人の個人投資家が、投資家への配当還元を 求める共同提案を呼びかけ、多くの賛同を得た。 結果、なんと発行株式総数の3.25%に当たる 13万4100株が集結したのである。 これまでは、会社の方針に従うしかなかった 個人投資家達が、 今、会社側に対して大きな“交渉力”を 持ち始めているのである。 この交渉力を、ファイナンスの世界では、 “コントロール・プレミアム(支配権価値)” という。 コントロール・プレミアムは、議決権の51% を超える株主だけが持つものを指すことが多いが、 私は、本質的には、会社に対してなんらかの影響力を 持つことができる株主は すべて“コントローラブル”プレミアム(影響力価値)を 持っていると思う。 そして、本格的な企業買収の際の価値評価では、 コントロール・プレミアムに対して、 買収価格に 平均25~30%上乗せ(プレミアム)するケースが多い。 それだけ、この“交渉力”は「価値(プレミアム)」をもつものである。 分散した個人投資家が、結集するだけで、 価値をもつことができる。このような動きがもっと 出てきたらいいな、と私は素直に思う。 この方向性は、 ドラゴン戦略的財務集団の設立趣旨少し似ている。 ビジョンに共感できる会社に、少し(出資比率5%~40%)、 資本参加をさせて頂いて、 その分、経営面における“お手伝い”をするのだ。 お手伝いの内容は、例えば、 ・経営管理機能  (総務/経理/人事) ・営業/顧客紹介機能 ・金融機能 ・IR機能 ・ISO取得 ・プロフェッショナル(税理士/弁護士など)紹介 ・コンサルティング(戦略立案支援/業務改善支援) ・パンフレットやホームページ作成支援 ・採用/教育/人員対策サポート といったこと。 これだけのサポートで、中堅の会社であれば、 すぐに利益がずどんと上がってしまう。 すると、ドラゴンとしても株主価値の上昇を 享受できるのである。 会社をのっとるとか、そういうつまらないことではない。 サポートして、対価を成果報酬(株主価値向上) で頂く、という考え方だ。 もちろん、投資先の会社から求められなければ、 何もしない。 ただ、見守るだけ。 しかし、ある程度のまとまった資本を持っているので 会社に対して、“交渉力”はある。 この結果、会社と良い関係が築けるのである。 会社と株主でどうしても折り合いがつかなければ、 仕方がない。 そのときは、持分を売却しよう。 そのための株式市場である。 (追加:こういう時にだけ、流動性は役にたつ。 市場は、けっして、さや抜きゲームの場所ではない。) 個人投資家の草の根活動を通じてこういった 良好なコーポレート・ ガバナンスの形がもっと普及したら素敵なことだと思いませんか? 企業価値の分析ができる次世代ツール バリューマトリクスはこちら さて、このコラムはお役に立ちましたか? もしよろしければ、ランキングに一票 頂けると嬉しいです。 ↓ ありがとうございます 尚、ドラゴン戦略的財務集団の 特報メールマガジンはこちらになります。 ご購読を希望の方はどうぞ ↓ 日常、大規模買収をお仕事とする企業再生プロ集団が、 お子様からOL、ビジネスマンからお年寄りまで、 みんな利回り40%を実現させるべく、立ち上がった。 毎週、そのシンプルな投資術を特別披露!

続きを読む

総合記事ランキング

もっと見る