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2008/05/23(金)20:07

バリュー投資家は『火事場泥棒』?

投資の原理・原則(70)

シェアーズの佐々木です。 「企業の価値」に着目した投資を実践するためには、どのような行動をとれば 良いのかを紹介します。 ■ 以前よりマークしていた、「価値のある会社」に投資を実施する 価値の高い会社は、それなりに投資家から評価されており中々株価が 下がって来ません。そういった銘柄を発見しても 「あぁ、やっぱり適正価格かぁ」と残念な気持ちになります。 しかし、今のような「火事場」になると、つられて株価が下がる事があります。 再度、財務諸表やIRへの確認を実施し事実確認が出来たら、投資するチャンスに なります。 あまりにも「当たり前」の事ですが、火事場から退場する人が多い中、価値のある モノを拾い上げるのがバリュー投資家であるといえます。バフェットもグリーン ブラッドもジムロジャースも下がった局面では大きく買いに動きます。 レッグメイソン・バリュートラストのビル・ミラーもCIT Group Inc.などの (一般的には不味いと思われている)金融セクターの銘柄を購入しています。 ● ビル・ミラーの最近の動向(英語です)↓  http://www.gurufocus.com/news.php?id=18666 こういった行為を見て、人々はバリュー投資家を『火事場泥棒』と揶揄する事が ありますが、価値があるものは価値があります。きちんとした調査の元、勇気を 持った一歩を踏み出しましょう! 価値ある企業を見極めるために、バリューマトリクスを使うのも手です。  http://dp00003180.shop-pro.jp/?pid=2144207 ■ 価値が無い企業に「空売り」を仕掛ける 「空売り」に対してネガティブなイメージを持っている方が多いかもしれませんが、 事業内容がフラフラと一定ではなく、ビジネスモデルもあまり見えない会社には、 「空売り」という意思表示で市場からの退場を促すことが出来ます。 特に、この「火事場」では仕掛けやすいかもしれません。 「これは酷い」と思われる企業の株かトレンドと、財務諸表、IRへの確認電話 などにより裏を取れるのであれば、十分のチャンスがあると思います。 ■ 何もしない よく、「マーケットの入りのタイミング」を聞かれることがあります。 個人的にはあまりそのタイミングに固執する必要はないと感じています。 事業内容が単純明快、バランスシートも強固、安定した利益成長、 そして一番大事なキャッシュフローが出ている会社であれば、 いつでも投資出来ると思います。 あまりにも割高だと思えば投資しないとは思いますが、「信頼できる!」 「この会社は何だか好きだ!」と思えばタイミングは関係ありません。 しかし、こういったバシャバシャと波打つ市場へ、個人投資家が入っていく のは相当勇気がいります。 こういった時は、なにもしない。 そのかわりビジネス書や投資関連の本を読み込み、知識を蓄える時でもあります。 あまり焦らず、ゆったりとした人生を歩むために、知識は大きな力になります。 もし、タイミングに拘らなくてよいのであれば、ある一定の勉強をしてからでも 遅くはありません。 皆さんは、 有価証券報告書には、思いもよらない情報が記載されていて、読むだけで会社の 全体像が見えてくる事を知っていますか? 会計は操作することができ、粉飾ギリギリの事が出来る事を知っていますか? ビジネスモデルを見抜けたら、企業がどの様な舵取りをしているか見えてくる か知っていますか? シェアーズでは、上記の質問に全て答える事が出来ます ↓  http://www.shares.ne.jp/shares/seminar/seminar.html

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