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カツラの葉っぱ 大好き!

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空き家問題あれこれR8

<空き家問題あれこれR8>
田舎の実家は空き家状態なので、ときどき帰って傷みなどをチェックする必要があるのです。
また、都市近郊の団地では、建替えか補修か、難しい選択が待っているようです。

・・・ということで、少子高齢化にさらされる中、持ち家志向とか空き家問題とかあれこれ考えてみます。そらからシェアハウスについても。

・『難問!どう遺品を整理』
・『住み継がれる集落をつくる』
・『藻谷浩介さん、経済成長がなければ、僕たちは幸せになれないのでしょうか?』1
・『街直し屋』2
・『地方を殺すな!』4
・『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』
・『限界マンション』3
土楼2

R8:『難問!どう遺品を整理』を追加
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空き家問題あれこれR3>目次
・『(ニッポンの宿題)重い住まいの負担』
・『人口減少時代の住宅政策』
・『老いる家崩れる街』
・空き家撤去費、回収できず
・シェアハウス
・住まいの冒険
・空室あり:GLOBE
・空き家とスクォッティング
・空き家列島の衝撃3



『難問!どう遺品を整理』>
24日のNHK「クローズアップ現代+」を観たのだが・・・
 フィリピンでは日本のタンス類が安く売られているそうです。
 まるで日本製中古車のように、終活家具類の市場が形成されているが、どこかおかしい。 
 フィリピン人にとってはリーズナブルな家具市場であるが、日本人から見れば壮大な無駄遣いである・・・
 これってまるで、アホな日本人ではないか。


2018/10/24広がる“遺品再生”ビジネスより
 

 年間130万人を超える人が亡くなる多死社会・ニッポン。1軒家が残されると膨大な“遺品”が出て、その処分に困る遺族が増え続けている。

 ここ数年、そうした遺品を再生させようという動きが加速している。日本製品が「中古でも欲しい」というアジアのニーズを受けて、フィリピンで“オークション”を始めた遺品整理業者は「まだまだニーズは掘り起こせる」と輸出を拡大させようとしている。

 遺品になる前に「形見分け」をすることで、大切なものを必要とされる場所で“再生”させようとマッチングに乗り出した業者も。遺品再生ビジネスの最前線を追う。

出演者:中尾彬さん(俳優)、池波志乃さん (俳優)


 ニッポンの住宅政策はスクラップ&ビルトというか、住宅市場任せであるから・・・
団塊世代が亡くなる2030~40年頃には大量の空き家が生まれるし、大量の家具が捨てられる(あるいは捨て値で売られる)はずである。

 要は、企業重視の住宅政策、古民家再生、シェアハウス、もったいない、など住宅に関する多くの要因のうちで最適解は何か?ということなんでしょうね。



<『住み継がれる集落をつくる』1>
図書館で『住み継がれる集落をつくる』という本を、手にしたのです。
人口減と高齢化の影響をうけて、各地に空き家が目立つようになった昨今である。
各地で官民あげて移住を奨励しているわけで・・・だから、この本なんかが出てくるんでしょうね。

経済的に自立した空き家活用の事業スキームの参考例として…
行政に頼りきりでない空き家バンクとやらを、見てみましょう。
p55~58
<3.空き家バンク「みちきり」の取り組み> 
 空き家バンク「みちきり」は、現在、志賀海神社参道沿いにある23戸の空き家を対象に「住まう」だけではなく、「創業・開業」希望者を主な移住対象とし、地域活性化に取り組んでいる。

 これを運営しているのが福岡市のカラクリワークス株式会社というWEBサイトの企画・制作・運営会社である。社員で仕掛け人の山崎基康氏が地元ニ地区の自治会長とともに空き家バンク「みちきり」の運営事務局を担い、福岡市および関連企業と連携し、移住者のサポートをしており、次のような特徴がある

■事業展開できる移住者を対象にする
 島の空き家や空き店舗などを地域資源にして「住まう」だけでなく、「働く」を作り出せる人を対象にしている。特に、地元の生産物を活用できる人、地元の産業とコラボレーションできる人、島の魅力を発信、引き出してくれる人材を求めており、職住一体の利用を歓迎している。

■3~5年の定期借家契約とし、原状回復の必要はない
 賃貸住宅でありながら、改修に制限がなく、かつ、退去時には原状回復の義務もない。その代わり、ボロボロの状態であっても現状のまま利用者に引き渡す。これは所有者にとっては負担が少なく、利用者にとっては思い通りの改修が可能であり、原状回復の義務がないことはメリットである。

■改修費は利用者が負担。低コストにするためのサポートをする
 例えば、コストのかかるトイレやキッチン、お風呂などの住設は、関連企業と連携して新品型落ちや未使用在庫処分品等の活用をサポートする。また、DIYを人的に支援したり工具を貸し出すなど、プロによる改修を最小限にするためのサポートをする。さらに、クラウドファンディングや補助金など助成金獲得の支援もする。このような取り組みにより、改修費の総額を100万円以下に抑えることを目標にしている。

■サブリース形式の契約形態
 契約は所有者と事務局、事務局と利用者がそれぞれ交わし、「みちきり」事務局が間に入る、いわゆるサブリースの形式をとっている(図2)。なお、賃貸借契約や家賃の査定は不動産業者に委託している。所有者と使用者の直接契約はハードルが高く、両者の間に「みちきり」事務局が入ることで、むしろ所有者が安心して賃貸できる。っそれだけでなく、事務局にとっても手数料収入が入り、運営資金になるため貴重である。ちなみに手数料は1件あたり2万円程度で、毎月一定の収入が入ることになる。経営戦略としては契約件数を増やして手数料収入による「みちきり」事務局の運営を目指している。

■移住プログラムによりスムーズな移住生活を支援
 ここでは事業計画書の提出、最低3日間の体験移住、地域行事への参加、自治会の面接など独自の移住プログラム(図3)を用意しているが、遂行できるようしっかりサポートする。そのほかにもWebによる広告、パッケージ・チラシなどのクリエイティブ支援、話題づくりや告知などオープンに向けたプロモーションなど、多岐にわたって支援する。

■空き家見学ツワーを定期的に実施
 登録されている空き家をめぐる3時間程度のツワー「みちきり貸家ツアー」(参加費一人1500円、軽食、飲み物含む)を月1回ほど実施しており、まずはツワーに参加することから始まる。
 こうした情報はHPを開設し、広く発信している。「みちきり」事務局の運営はWebデザイン事務所であるため、HPも人を引き付ける質の高いデザインに仕上がっている。


【住み継がれる集落をつくる】
集落

山崎義人, 佐久間康富著、学芸出版社、2017年刊

<「BOOK」データベース>より
外部との交流や連携によって地域の暮らし、仕事、コミュニティ、歴史文化、風景を次世代に継承している各地の試みから、農山漁村が生き抜くための方策を探る。
【目次】
1章 どう住まい、いかに継がれていくべきか/2章 地方移住の構造的な変化/3章 空き家を地域で活かす/4章 地域外との繋がりで保つ/5章 ムラの枠組みをつくりかえる/6章 移住戦略を実行する/7章 住み継がれる集落へ

<読む前の大使寸評>
人口減と高齢化の影響をうけて、各地に空き家が目立つようになった昨今である。
各地で官民あげて移住を奨励しているわけで・・・だから、この本なんかが出てくるんでしょうね。

rakuten住み継がれる集落をつくる


みちきりHPを覗いてみたが・・・Webデザインは素晴らしいが、運営が息切れしているのでは?




【藻谷浩介さん、経済成長がなければ、僕たちは幸せになれないのでしょうか?】
藻谷

藻谷浩介, 山崎亮著、学芸出版社、2012年刊

<「BOOK」データベース>より
経済成長と生活の豊かさを問い直す。『デフレの正体』著者と、気鋭のコミュニティデザイナーによる珠玉の対談。
【目次】
プロローグ 地域経済の専門家に聞いてみたかったこと/1章 経済的指標と人びとの幸せとの関係を考えてみる/2章 経済成長率と実態が合っていないのではないか/3章 「いつまでも成長し続けなければならない」ってホント?/4章 幸せは計るものではなく、実感するもの/エピローグ 僕たちは時代の節目という面白い時を生きている/少し長めのあとがき 経済成長と生活の豊かさについて考える/あとがきのあとがき 東京都青ヶ島村

<読む前の大使寸評>
各地方の自治体から助言を請われて、引っ張りダコのような藻谷浩介さんだときくが・・・
コミュニティデザイナーとの対談とあれば、かなりクリエイティブなお話なんでしょう♪
rakuten藻谷浩介さん、経済成長がなければ、僕たちは幸せになれないのでしょうか?




<『街直し屋』2>
図書館で『街直し屋』という本を、手にしたのです。
先ごろ『地方を殺すな!』という本を読んだのだが、この本は衰退する地方をどうすればいいのかという視座で、対案を例示しています。
尻取り読書、あるいはチェーン読書といいましょうか♪


【街直し屋】
街

リパブリック・イニシアティブ編、晶文社、2017年刊

<「BOOK」データベース>より
人が出会い、交流し、学び、それを仕事に結びつけるために都市が機能している。しかし同時に、人々の衣食住を支える、田畑や海や山林などの豊かな地域がなければ、私たちの生活は基盤そのものが危ういものとなってしまう。都市と地域を再び結び、そのいずれにも人々が生き生きと暮らすために、現代社会の「パブリック」を問い、再構築する10人の「街直し屋」の仕事を多数紹介。まちとひとの再生に取り組み、行動しようとする人々にとって、新たな発想を生み出すためのヒントに満ちた、リパブリック・イニシアティブ初の単行本。具体事例31件を収録!

<読む前の大使寸評>
先ごろ『地方を殺すな!』という本を読んだのだが、この本は衰退する地方をどうすればいいのかという視座で、対案を例示しています。
尻取り読書、あるいはチェーン読書といいましょうか♪

rakuten街直し屋


中心市街地を活性化させるための鍵については、『地方を殺すな!』2でも、述べられています。



<『地方を殺すな!』4>
図書館で『地方を殺すな!』という本を、手にしたのです。
この問題の第一人者が表紙に見られるわけで、これが借りる決め手でおました。
…つまり、三浦展、大林宣彦、藻谷浩介、各位です。

アメリカのファスト風土を、見てみましょう。
p104~105
<アメリカがうなされるサバービアの悪夢:服部圭朗>
■ファスト風土化とは全世界で展開されるアメリカの郊外化
「ファスト風土」は『下流社会』などの著者である三浦展の造語である。
 三浦は日本で展開していた画一的な没個性の郊外開発を観察することで、この言葉を思いついた。地域がナショナル・チェーンや道路整備によってその独自性を失い、本来的にはその地域固有である風土までもが没個性化・均質化し、その結果、コミュニティの崩壊が進展していることを、三浦は的確に、そしてキャッチーな「ファスト風土」という言葉で表現した。

 したがって、ファスト風土はそもそも日本で起きていた現象を表す言葉としてつくられたものである。

 しかし、このファスト風土化は日本だけではなく世界レベルで展開している。自国の文化に対する誇りでは右に出るモノがいないフランスでも展開しているし、土地利用計画がおそらく世界で最もしっかりしているドイツでも、おもに旧東ドイツではあるが起こっている。

 オーストラリアやカナダといったアングロサクソン系の植民地であった国々はもちろんのこと、ブラジルやメキシコといったラテンアメリカでも大都市の郊外を中心に展開しているし、インドネシアや台湾といった国々でも展開している。最近、成長著しい中国、インドにもその萌芽は見られつつある。

 そして、このファスト風土化が最も早く展開したのが、ファスト風土的なライフスタイルの生みの親であるアメリカである。ファスト風土化現象は、ある意味では全世界のアメリカの郊外化現象ともいえる。

 ファスト風土を全世界規模で引き起こしている要因はグローバリゼーションである。グローバリゼーションという言葉は、実質的にはほとんどアメリカナイゼーション、分化・社会・経済システムのアメリカ化だ。

 そしてグローバリゼーションが全世界的に進んでいるなかで、唯一、そのグローバルな影響を受けていない国、それこそがアメリカである。じゃあ、アメリカは均質化していないのかというと、アメリカはアメリカで、全国レベルで均質化が進み、地域性がなくなっており、コミュニティも郊外住宅地はもちろんのこと、農村レベルでも崩壊している。

 すなわち、ファスト風土化とはアメリカが自国内でやっていたことを、さらに世界的規模で展開していることなのである。

■大量の「無」が詰まった消費中心のライフスタイル
 それではアメリカのファスト風土の実態はどのようなものであろうか。ロサンジェルス、フェニックス、ヒューストン、アトランタといった、戦後、発展してきた都市の郊外を訪れれば、それらを体験することができるが、その背景にある問題点を理解するのはちょっと観察しただけでは難しい。

 そこで、アメリカのファスト風土を理解するのに役に立つのが映画である。ここでは、ファスト風土の理解に資する映画を数点、紹介したい。
 まずファスト風土、そして、そのライフスタイルを理解するのに役立つ映画としては、1983年に製作された『ヴァレー・ガール』という三流青春映画があげられる。

 まだブレークする前のニコラス・ケイジが主演しているこの映画は、ロサンジェルスのダウンタウンに住む青年とファスト風土的郊外の「ヴァレー」に住む女子高生とが、そのライフスタイルの違いを超えて恋愛を成就させるという物語だが、そこではファスト風土の典型的なライフスタイルが描写されている。というか、このライフスタイルの描写こそがむしろこの映画の主題なのである。


【地方を殺すな!】
地方

ムック、洋泉社、2007年刊

<「BOOK」データベース>より
ムックにつきデータなし

<読む前の大使寸評>
この問題の第一人者が表紙に見られるわけで、これが借りる決め手でおました。
…つまり、三浦展、大林宣彦、藻谷浩介、各位です。

rakuten地方を殺すな!
『地方を殺すな!』1:三浦展さんの提言
『地方を殺すな!』2:藻谷浩介さんの提言
『地方を殺すな!』3:大型ショッピングセンターのからくり




均質化、グローバル化といえば…
マクドを描いた『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』を観たなあ。


【ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ】
マクド

ジョン・リー・ハンコック監督、2016年米制作、H29.8.22鑑賞

<movie.walker作品情報>より
カリフォルニア州南部の小さなハンバーガーショップ、マクドナルドを世界最大のファーストフードチェーンへと成長させた男、レイ・クロックの実話を描く人間ドラマ。創業者であるマクドナルド兄弟とミキサーのセールスマンだったレイとの出会いから、両者の対立まで、成功の陰にあったダークな側面までも映し出す。レイをマイケル・キートンが演じる。

<観る前の大使寸評>
封切り映画を観るのは『シン・ゴジラ』を観て以来のことではないか…
手元不如意の大使のチョイスは、それだけ厳選されているわけでおます。

movie.walkerファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ




<『限界マンション』3>
図書館で『限界マンション』という本を、手にしたのです。
なんか既視感のある本であるが、まいいかと借りたのです。

帰って調べてみると、2016年3月に借りていました。で、この記事を(その3)としています。


【限界マンション】
限界

米山秀隆著、日本経済新聞出版社、2015年刊

<「BOOK」データベース>より
進む、建物老朽化・住民高齢化ー放置・スラム化は不可避なのか?
【目次】
序章 マンションという住まいの末路/第1章 マンションの歴史ー埋め込まれた時限爆弾/第2章 マンションの2つの老いと建て替えの現実/第3章 限界マンション化にどのように立ち向かうか/第4章 空き家問題の現在/終章 空き家問題の今後の展開と限界マンション

<読む前の大使寸評>
なんか既視感のある本であるが、まいいかと借りたのです。
帰って調べてみると、2016年3月に借りていました。

rakuten限界マンション


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