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カツラの葉っぱ 大好き!

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全8112件 (8112件中 1-10件目)

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2021.03.05
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カテゴリ:アート
図書館で『バンクシー・ビジュアル・アーカイブ』という本を手にしたのです。
ゲリラ的な落書きアートなので、今も残っているとはかぎらないわけで・・・
アーカイブ記録集になるのでしょうね。

・・・ということで、バンクシー関連本やネット記録を集めてみます。

・バンクシー新作、看護師をヒーローに(2020年)
・『バンクシー アートテロリスト』(2019年刊)
・バンクシー(2019年刊)
・バンクシー・ビジュアル・アーカイブ(2018年刊)
・BANKSY IN NEW YORK(2016年刊)



R3:「バンクシー アートテロリスト」を追記
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バンクシー新作、看護師をヒーローに
『バンクシー アートテロリスト』2:お金に対する考え
『バンクシー アートテロリスト』1:はじめに
『バンクシー』2:ディスマランド(憂鬱大遊園地)
『バンクシー』1:聖地、イーストロンドン

『バンクシー・ビジュアル・アーカイブ』2:「世界一眺めの悪いホテル」
『バンクシー・ビジュアル・アーカイブ』1:「FLOWER THROWER」

『BANKSY IN NEW YORK』2:ミートパッキング
『BANKSY IN NEW YORK』1:序論

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<バンクシー新作、看護師をヒーローに>
バンクシーといえば、抵抗のアーチスト、ゲリラのように神出鬼没とのイメージであるが・・・
今度の新作はほのぼのしたものです。コロナウイルスに対応している医療従事者を励ます新作です。



デジタル朝日の記事を見てみましょう。

2020/5/07バンクシー新作、看護師をヒーローに 「すべてに感謝」より
 謎の路上芸術家、バンクシーが、新型コロナウイルスに最前線で対応している医療従事者を励ます新作を英南部サウサンプトンの病院に贈った。英公共放送BBCが6日、伝えた。1メートル四方の白黒の絵には、男の子がヒーローのようなマントをつけた看護師のおもちゃで遊ぶ様子が描かれている。

 男の子の脇には、スパイダーマンやバットマンのおもちゃが籠に入ったままになり、看護師のおもちゃは片手を上げてスーパーマンのようなポーズをとっている。なじみのヒーローのキャラクターよりも、医療現場で奮闘する看護師を真のヒーローとしてたたえているようだ。

 BBCによると、絵にはバンクシーから医療スタッフに向けて「あなた方がしているすべてのことに感謝します。白黒だけど、これが少しでも明るさをもたらしますように」とのメモが添えられていた。

 バンクシーは6日、インスタグラムにも投稿。スポーツの試合で流れを一気に変える選手にたとえて「ゲームチェンジャー」との説明を添えた。
 絵は今秋まで病院の玄関に飾られる。その後は競売にかけられ、売り上げは、病院の運営母体で、無料で医療を提供する国民保健サービスに寄付されるという。(ロンドン=下司佳代子)

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<『バンクシー アートテロリスト』2>
図書館で『バンクシー アートテロリスト』という本を、手にしたのです。
21世紀のピカソ? 詐欺師? ビジネスマン?と問われるバンクシーであるが・・・
表紙のコピーにもある「アートテロリスト」がしっくり来るのかも。


【バンクシー アートテロリスト】


毛利嘉孝著、光文社、2019年刊

<「BOOK」データベース>より
正体不明の匿名アーティスト、全体像に迫る入門書の決定版!
【目次】
第1章 正体不明の匿名アーティスト/第2章 故郷ブリストルの反骨精神/第3章 世界的ストリート・アーティストへの道/第4章 メディア戦略家/第5章 バンクシーの源流を辿る/第6章 チーム・バンクシー/第7章 表現の自由、民主主義、ストリート・アートの未来

<読む前の大使寸評>
21世紀のピカソ? 詐欺師? ビジネスマン?と問われるバンクシーであるが・・・
表紙のコピーにもある「アートテロリスト」がしっくり来るのかも。

rakutenバンクシー アートテロリスト


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【バンクシー】


吉荒夕記著、美術出版社、2019年刊

<出版社>より
「アートの世界は、最大級のジョークだよ。」--バンクシー
なぜ、作品はオークション会場で細断されたのか?世界各地で巻き起こされる“事件”から、覆面アーティストの真相に迫る。

<読む前の大使寸評>
図書館に予約していたこの本を約2週間という短期間でゲットしたわけであるが・・・
素早い予約が奏功したのかも♪

<図書館予約:(11/27予約、12/11受取)>

rakutenバンクシー



【バンクシー・ビジュアル・アーカイブ】


ザビエル・タビエス著、グラフィック社、2018年刊

<「BOOK」データベース>より
天才覆面グラフィティ・アーティスト「バンクシー」。初期作から、2017年3月パレスチナ自治区ベツレヘムの「分離壁」の前にバンクシー自身が創設した“世界一眺めの悪いホテル”まで代表作品を収録。

<読む前の大使寸評>
ゲリラ的な落書きアートなので、今も残っているとはかぎらないわけで・・・
アーカイブ記録集になるのでしょうね。

rakutenバンクシー・ビジュアル・アーカイブ



【BANKSY IN NEW YORK】


レイ・モック著、パルコ出版、2016年刊

<「BOOK」データベース>より
憂鬱な遊園地“Dismaland”を英国にて開催し世界中で物議を醸したバンクシー。彼がニューヨーク市中をハックした1カ月を追った全記録!

<読む前の大使寸評>
おお バンクシーの比較的初期の本ではないか。
ぱらぱらとめくってみると、警察とのいたちごっこのような写真が多数見られます。

rakutenBANKSY IN NEW YORK






Last updated  2021.03.05 00:41:50
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カテゴリ:アート
図書館で『バンクシー アートテロリスト』という本を、手にしたのです。
21世紀のピカソ? 詐欺師? ビジネスマン?と問われるバンクシーであるが・・・
表紙のコピーにもある「アートテロリスト」がしっくり来るのかも。


【バンクシー アートテロリスト】


毛利嘉孝著、光文社、2019年刊

<「BOOK」データベース>より
正体不明の匿名アーティスト、全体像に迫る入門書の決定版!
【目次】
第1章 正体不明の匿名アーティスト/第2章 故郷ブリストルの反骨精神/第3章 世界的ストリート・アーティストへの道/第4章 メディア戦略家/第5章 バンクシーの源流を辿る/第6章 チーム・バンクシー/第7章 表現の自由、民主主義、ストリート・アートの未来

<読む前の大使寸評>
21世紀のピカソ? 詐欺師? ビジネスマン?と問われるバンクシーであるが・・・
表紙のコピーにもある「アートテロリスト」がしっくり来るのかも。

rakutenバンクシー アートテロリスト

「Think Tank」

ビジネスマン?のあたりを、見てみましょう。
p249~252
<お金に対する考え> 
 ところで、マーケットの話になったので、脱線してそのままアート・マーケットの話を少し続けましょう。

 最初に確認したいのは、バンクシーは作品を売ってお金を得る商行為自体を否定しているわけではないということです。彼は、自発的な無償の行為としてストリートの作品を作っていますが、「芸術のための芸術」を作っているわけではありません。

彼はブラーの『シンク・タンク』のジャケットの仕事を引き受けた理由について、2006年の『スウィンドル』誌のシェパード・フェアリーのインタビューの中で次のように言っています。

支払わなきゃいけない請求書があったので、ブラーの仕事を引き受けた。いいレコードだったし、お金も大きかった。これは重要な区別だと思う。もし自分が信じられるものだったら、コマーシャルなことを行うことは、それがコマーシャルだからといってゴミみたいな仕事だということじゃない。やなきゃ、資本主義を全部拒否して社会主義者にならなきゃいけなくなる。資本主義的かもしれないけど、素晴らしい作品のヴィジュアルと一緒になって、その一部になるというのはしばしば耐え難い矛盾かもしれない。でも、時にはそれは完全に共生可能なんだ。 

 かといって、お金を稼ぐだけのために作品を作っているわけでもありません。『ニューヨーカー』誌のインタビューではバンクシーは次のようにも言っています。

最近自分の作品が生み出すお金には、少し居心地が悪く感じているんだ。けど、簡単に解決できる問題でもある・・・単にぐちぐち悩むのをやめて、全部そのお金をどこかにあげてしまえばいい。世界の貧困についてのアート作品を作って、その売り上げを全部いただくというのは、さすがのオレにもアイロニーが効きすぎている。(『ニューヨーカー』誌2007年) 

 その上で、「オレが資本主を気に入っているところは、敵にさえも場所を作ることだ」とも続けています。資本主義は資本主批判をする人も中に組み込んでしまうのです。もちろん、実際のところバンクシーがどのような生活をしているのか、どのようにビジネスを行っているのかをインタビューだけで判断することは、あまりにもナイーブかもしれません。

 けれども、こういう発言を見る限り、ある種イギリスの労働者階級的な倫理を持っていることがわかります。それは、働きに見合った必用なお金は貰うけれども、それ以上は必用がないという倫理なのです。

<防潮扉のネズミの値段> 
 今回、日の出駅附近の防潮扉でバンクシー作と思われるネズミの絵が発見され、たくさんの取材を受けました。いろんな質問が出るのですが、序章でも書いたように、「これは本物ですか」という最初の質問のあとの二つ目の質問は、だいたい「本物だとすればいくらですか」というものでした。

 私は、ギャラリストではなく、アート・マーケットのことについては門外漢です。「本物だとすればいくらですか」という問いに「」と答えると、だいたい残念そうな顔をされました。

 シュレッダーで裁断された≪風船と少女≫が1億5000万円だとすると、きっとそれなりの値段がつくにちがいないと期待しているようです。確かに、ここで金額を答えるとそれが記事の見出しになり、大きな話題になるのかもしれません。


『バンクシー アートテロリスト』1
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Last updated  2021.03.05 07:19:04
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カテゴリ:アート
図書館で『バンクシー アートテロリスト』という本を、手にしたのです。
21世紀のピカソ? 詐欺師? ビジネスマン?と問われるバンクシーであるが・・・
表紙のコピーにもある「アートテロリスト」がしっくり来るのかも。



【バンクシー アートテロリスト】


毛利嘉孝著、光文社、2019年刊

<「BOOK」データベース>より
正体不明の匿名アーティスト、全体像に迫る入門書の決定版!
【目次】
第1章 正体不明の匿名アーティスト/第2章 故郷ブリストルの反骨精神/第3章 世界的ストリート・アーティストへの道/第4章 メディア戦略家/第5章 バンクシーの源流を辿る/第6章 チーム・バンクシー/第7章 表現の自由、民主主義、ストリート・アートの未来

<読む前の大使寸評>
21世紀のピカソ? 詐欺師? ビジネスマン?と問われるバンクシーであるが・・・
表紙のコピーにもある「アートテロリスト」がしっくり来るのかも。


rakutenバンクシー アートテロリスト




まず、「はじめに」を、見てみましょう。
p9~12
<はじめに> 
 バンクシーは、自らのインスタグラムで「破壊の衝動は創造の衝動でもある」というピカソの言葉とともに、「競売にかかったら裁断するために」シュレッダーを数年前に取りつけたことを明らかにしました。バンクシーは美術作品をお金の価値でしか判断しないオークションという制度に徹底的に批判的だったのです。

 また、今回の事件がオークション会社とバンクシーとの「やらせ」ではないかという疑惑に反論して、「当初の計画では途中で止まらずに完全に裁断するはずだった」という声明を、完全な裁断に成功しているリハーサル映像とともに出しました。

 興味深いのは、裁断でこの作品は絵画としては破壊されてしまったにもかかわらず、現代美術の作品としては価値が上がってしまったということです。サザビーズはこの事件の直後に、この悪品が「史上初めて、オークションの最中に生で制作された作品だ」という声明を出しました。

 落札者は、サザビーズと協議の上、この作品を落札価格どおりで購入することにしました。遺された作品には新しく≪愛はゴミ箱の中に≫という名前がつけえられ、今ではヨーロッパの美術館やギャラリーでうやうやしく展示されています。オークション会場で作品が裁断されるという前代未聞の出来事によって、この作品の価格は落札価格の2倍にもなったのではないかという専門家もいます。

<21世紀のピカソ? 詐欺師? ビジネスマン?> 
 日本でもこの事件は大きく取り上げられました。美術雑誌や新聞の文化面だけではなく、一般向けのテレビのワイドショーでも広く紹介され、バンクシーという名前は一躍有名になりました。バンクシーの名前は、現代美術に興味のない人にまで知られるようになったのです。

 同時に、この絵が1億5000万円もの高額で落札されたこと、そして、それがシュレッダーで途中まで裁断されたことは、「現代美術とは何か」とか「アート・マーケットとは何か」ということについてあらためて議論を喚起しました。

 バンクシーの「シュレッダー事件」は現代美術のパフォーマンスというよりも、子どものイタズラのようにも感じられます。実際バンクシーも、現代美術の業界では異端のストリート・アートの領域に活動し、専門家以外にはなかなか難しくて入っていけない現代美術をある種バカにしてみせることで、現代美術に興味のない人々にも広く受け入れられていると言えます。

 その一方で、バンクシーがどれほど現代美術やアート・マーケットをからかっても、まさにそのことによってバンクシー自身の価値が上がり続けているのも皮肉なことですが、事実です。この「シュレッダー事件」も、バンクシーの反論にもかかわらず、サザビーズとバンクシーの「やらせ」じゃないかという疑惑はずっとつきまとい続けています。

 特にこの数年のバンクシーの作品は高騰しており、バンクシー自身いつのまにか(彼の意図にかかわらず)すかっりと資本主義の罠の中にからめとられてしまっているように感じられます。

 でも、別の見方もできるでしょう。2019年にイギリスのインターネット・マーケティング会社YouGovが『ホーム&アンティーク』誌で「現代のイギリスで、歴史上もっとも人気のあるアーティストは現在誰か」という調査を行ないました。その調査によれば、レオナルド・ダ・ヴィンチやヴァン・ゴッホ、クロード・モネといったそうそうたる歴史上の巨匠を抑えて、バンクシーが堂々の一位に選ばれたのです。現存の作家の中でベストテンに入ったのも、バンクシー一人です。

 バンクシーは、ロックを知らない人でもビートルズの名前を聞いたことがあるように、現代美術を知らない人でもその名前を聞いたことがあるという、時代のポップ・アイコンになりつつあるのです。

 バンクシーとは、いったい何者なのでしょうか。どのような活動をしてきたのでしょうか。その活動の背景には、どのような文化的な文脈があるのでしょうか。バンクシーは21世紀のピカソなのでしょうか。それとも壮大な詐欺師なのでしょうか。反体制のヒーローなのでしょうか。洗練されたビジネスマンなのでしょうか。

 この本を、バンクシーをめぐる謎に迫るガイドブックとして読んでもらえると幸いです。


この本もバンクシーあれこれR3に収めておくものとします。
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Last updated  2021.03.05 00:44:07
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2021.03.04
カテゴリ:気になる本
図書館で『ガン入院オロオロ日記』という本を、手にしたのです。
胃を全摘出した者としては、この本には切実な関心が湧くのでおます。

ところで、この本を借りるのは2度目だと判明したので(またか)その3とします。

【ガン入院オロオロ日記】


東海林さだお著、文藝春秋、2017年刊

<「BOOK」データベース>より
病院食、ヨレヨレパジャマ…見るもの聞くもの、すべてが目新しい。おや、なんだか面白くなってきたぞ。堂々四十日!
【目次】
初体験入院日記/官能で「もう一度ニッポン」/大冒険水陸両用バス/粉もん大好き/〆切り5分前/ミリメシはおいしい/流行語大研究/初詣はおねだりである/「肉フェスティバル」は肉爛漫/そうだ、蕎麦食いに行こう/分類学入門/ガングロを揚げる

<読む前の大使寸評>
胃を全摘出した者としては、この本には切実な関心が湧くのでおます。

rakutenガン入院オロオロ日記


「廊下ガラガラ」

まず、入院生活の友ともいうべき「廊下ガラガラ」を、見てみましょう。
p28~32
<病院は不本意でいっぱい> 
「入院生活って寝ているばかりだから、ヒマでヒマでしようがないでしょう」
 とは、入院したことがない人がよくする質問で、それに対して、
「それがどうしてどうして、朝から晩までやることがいっぱいあって忙しくて石が敷く手」
 と、入院経験者は答えるのが常だが、
「でも、どう考えてもそんなに忙しいはずないじゃないか」
 と、未経験者はどうしても思ってしまう。
 
 こうして自分が経験者になってみると、入院患者が忙しいことがよくわかる。
 毎日毎日、日課がびっしり。
“廊下ガラガラ”も日課の一つなのだ。
 これをやらないと、自分でも驚くほど筋力が衰える。
 宇宙飛行士が3ヵ月ぐらい経って地球に戻ってくると自力では立ち上がれないというがあれに近い。

 そういうふうに聞かされていたので、ぼくは毎日必ず1時間は歩くことにしていた。
 このことによって、脚力はそれほど衰えずに済んだのだが、入院してから二十日ぐらい経ったころ、ペットボトルのフタを開けようとしたらどうしても開かない。
 と思いつつ、よく考えてみたら、指の力が衰えていたのだった。
 脚力には注意していたが、腕力および指の力の低下にまでは考えが及ばなかったのだ。
 そういうわけで、日課の一つとして脚力強化に1時間(午前中30分と午後分)取られる。
 こうした様々な日課が数かぎりなくある。

 手術で弱くなった肺機能強化のための機具(ハイッ、思いっきり吐いてーッ)の逆の、(ハイッ、思いっきり吸ってーッ方式)を使って、ヒマさえあればこれをやるように言われているのでヒマさえあればやる。
 手術後の感染予防のための「蒸気式うがい器」を午前一回、午後一回やる。一回の所要時間十数分。

 入院生活の朝は早い。朝7時には起きていなければならない。
 看護士さんが体温と血圧を測りにくる。
 担当の看護士さんが若くて美しい場合は、事前に鏡を取り出して櫛で髪を整えておかなければならない。

 櫛が見付からないときもあって、そういう場合はあちこちのひき出しを開けたり閉めたりしなければならないことになり、いろいろと忙しい朝となる。
 体重を量るのも朝。
 病室から出て、ナースステーションの前に設置してある体重計まで量りに行く。量って名簿の自分の欄に体重を記入する。

 もちろん、その場合もガラガラが同行する。
 ちょっとそこまでだから置いて行こうか、とも思うのだが、点検の管やおしっこのドレーンやら計器のコードなどが繋がっているので置いて行くということは事実上ありえない。

 ときどきその存在を忘れ、用事をふと思い出して立ち上がって歩き出してもちゃんと付いてくる。
 離れて暮らす、ということはありえないのだ。
 朝刊を買いに売店に行く。
 もちろん同伴である。
 (中略)
 
 五日に一度ぐらいの割り合いで、腹部のレントゲン検査があったり、血液検査があったり、そういうときは外来患者といっしょに検査室の前の廊下で何十分も待ったり、部屋に戻ってきてすぐ朝食、歯をみがいて、すぐ肺機能訓練器に取りかかり、吸ってー吸ってーをくり返し、そのあとガラガラを引っぱって歩いて部屋に戻ってくると、おー、もう昼食か、ということになる。

ちなみに、この廊下ガラガラの正式名称は点滴スタンドとかガートル台というそうです。

『ガン入院オロオロ日記』2:ミリメシp135~138
『ガン入院オロオロ日記』1:ガン入院の顛末p17~20






Last updated  2021.03.04 14:41:27
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カテゴリ:アート
図書館で『さんぽで感じる村上春樹』というビジュアル本を、手にしたのです。
ぱらぱらとめくってみると、各作品で取り上げた場所の写真が載っているわけで、自分が抱いていたイメージと合っていたり、違っていたりで・・・
我ながらミーハーな面白さがあるのです(笑)

ところで、この本に登場する「鼠」が、ラッツォという名であちこち顔を出すので・・・それらを集めてみました。
・『さんぽで感じる村上春樹』(2014年刊)
・『カウボーイの米国史』1(1989年刊)
・『風の歌を聴け』(1982年刊)



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【さんぽで感じる村上春樹】


ナカムラクニオ×道前宏子著、ダイヤモンド社、2014年刊

<商品説明>より
村上春樹作品の舞台を散歩しながら、作品が生まれた場所や作家の愛した景色を訪ねるーそれが本書「村上春樹文学さんぽ」です。“歩く”ことで作品をより深く味わうことができ、五感で作品を楽しめるようになります。本書ではあらすじや人物相関図、春樹の名言などを、写真と地図を使って、わかりやす丁寧に解説します。

<読む前の大使寸評>
ぱらぱらとめくってみると、各作品で取り上げた場所の写真が載っているわけで、自分が抱いていたイメージと合っていたり、違っていたりで・・・
我ながらミーハーな面白さがあるのです(笑)

rakutenさんぽで感じる村上春樹



村上春樹文学の源流といえば「風の歌を聴け」であるが・・・
その「風の歌を聴け」さんぽを、見てみましょう。
p13~18
 1970年の夏。東京から故郷の神戸に帰省している「僕」の18日間が断片的に語られる物語。登場人物は、大学生の「僕」と裕福な家に生れた「鼠」、そして小指のない女の子、中国人「ジェイ」がバーテンダーをしている「ジェイズ・バー」が主な舞台です。

■ジェイズ・バー
 村上春樹初期3部作『風の歌を聴け』『1973年のピンボール』『羊をめぐる冒険』に登場するバー。中国人バーテンダーのジェイが経営しています。

 実際には存在しない架空のお店ですが、1981年に映画監督、大森一樹さんによって映画化された「風の歌を聴け」の撮影で使われた三宮のバー「ハーフタイム」はイメージ通りのお店です。
三宮の「ハーフタイム」
■古い図書館
 猿の檻がある「打出公園」の裏に石造りの洋館が見えます。ここが「古い図書館」として小説に登場する、芦屋私立図書館の打出分室です。村上春樹さんが少年時代によく通った場所で、村上さん本人も、個人的に一番好きだった図書館だと語っています。

■「真夜中のカーボーイ」
 村上春樹初期3部作には「鼠」という人物が登場しますが、これはアメリカンニューシネマの名作「真夜中のカーボーイ」の影響かもしれません。

 テキサスのジョーがニューヨークへ出て、男娼として一攫千金を狙う物語。そこで出会った足の悪い男「鼠(ラッツォ)」と親友になります。しかし、南へ向かう長距離バスの中で鼠は死んでしまい、喪失感だけが残ります。

 ラジオを聞いているシーンや、男2人の友情物語である部分など『風の歌を聴け』を思わせます。

■東京に帰る夜行バス
「僕」は、夜行バスの切符を買い、待合室のベンチで街の灯を眺めます。三宮駅から東京行きの夜行バスが出ています。
 バスに乗り込み、ジェイからもらった温かいフライドポテトを食べながら<あらゆるものは通りすぎる>とセンチメンタルな気分に浸ります。

 風の歌が聴こえてくるようなラストシーンです。

なお、残念ながらハーフタイムは2017年12月をもって閉店とのことでした。

『さんぽで感じる村上春樹』3:「風の歌を聴け」さんぽ
『さんぽで感じる村上春樹』2:海辺のカフカ
『さんぽで感じる村上春樹』1:ねじまき鳥クロニクル
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<『カウボーイの米国史』1>
図書館で『カウボーイの米国史』という本を、手にしたのです。
先ごろモームの『剃刀の刃』を読んだのだが、物語の背景がちょうどカウボーイが出てくる米国だったので、カウボーイの歴史に興味が湧いたのです。



【カウボーイの米国史】


鶴谷 寿著、朝日新聞社、1989年刊

<「BOOK」データベース>より
西部劇に登場するカウボーイと現実のカウボーイはどう違っていたか!カウボーイのすべてをたどる。

<読む前の大使寸評>
先ごろモームの『剃刀の刃』を読んだのだが、物語の背景がちょうどカウボーイが出てくる米国だったので、カウボーイの歴史に興味が湧いたのです。

amazonカウボーイの米国史


『カウボーイの米国史』1
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【風の歌を聴け】
風
村上春樹著、講談社、1982年刊

<出版社からの内容紹介より>
1970年の夏、海辺の街に帰省した〈僕〉は、友人の〈鼠〉とビールを飲み、介抱した女の子と親しくなって、退屈な時を送る。2人それぞれの愛の屈託をさりげなく受けとめてやるうちに、〈僕〉の夏はものうく、ほろ苦く過ぎさっていく。青春の一片を乾いた軽快なタッチで捉えた出色のデビュー作。群像新人賞受賞。

<大使寸評>
神戸、芦屋あたりが舞台だから土地勘もはたらくし、ものうく軽い、この都会的センスがいいね♪

Amazon風の歌を聴け






Last updated  2021.03.04 06:10:10
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カテゴリ:カテゴリ未分類
お天気良~し♪
例年なら、大阪城の梅林に繰り出すところであるが、コロナ禍にかんがみ、近場の公園に繰り出したのです(3/03観梅)。
ちょっと寒かったが陽の光が溢れ、時期的にはちょうどの時期でおました。

行きがけに弁当を買って、花よりダンゴの花見スタイルは…言わずもがなでんがな。

ということで、写真をUPしてみます。













Last updated  2021.03.04 00:21:38
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2021.03.03
カテゴリ:気になる本
今回借りた5冊です。
だいたい支離滅裂に借りているけど、今回の傾向は、強いていえば、「手当り次第」でしょうか♪
<市立図書館>
・ガン入院オロオロ日記
・バンクシー アートテロリスト
・夜の国のクーパー
・いくつもの週末
・恐竜(ナショナルジオグラフィック2020年10月号)

<大学図書館>
(ただいま市民への開放サービスを休止中)

図書館で手当たり次第で本を探すのがわりと楽しいが・・・これが、図書館での正しい探し方ではないかと思ったりする(笑)
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【ガン入院オロオロ日記】


東海林さだお著、文藝春秋、2017年刊

<「BOOK」データベース>より
病院食、ヨレヨレパジャマ…見るもの聞くもの、すべてが目新しい。おや、なんだか面白くなってきたぞ。堂々四十日!
【目次】
初体験入院日記/官能で「もう一度ニッポン」/大冒険水陸両用バス/粉もん大好き/〆切り5分前/ミリメシはおいしい/流行語大研究/初詣はおねだりである/「肉フェスティバル」は肉爛漫/そうだ、蕎麦食いに行こう/分類学入門/ガングロを揚げる

<読む前の大使寸評>
胃を全摘出した者としては、この本には切実な関心が湧くのでおます。

rakutenガン入院オロオロ日記

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【バンクシー アートテロリスト】


毛利嘉孝著、光文社、2019年刊

<「BOOK」データベース>より
正体不明の匿名アーティスト、全体像に迫る入門書の決定版!
【目次】
第1章 正体不明の匿名アーティスト/第2章 故郷ブリストルの反骨精神/第3章 世界的ストリート・アーティストへの道/第4章 メディア戦略家/第5章 バンクシーの源流を辿る/第6章 チーム・バンクシー/第7章 表現の自由、民主主義、ストリート・アートの未来

<読む前の大使寸評>
21世紀のピカソ? 詐欺師? ビジネスマン?と問われるバンクシーであるが・・・
表紙のコピーにもある「アートテロリスト」がしっくり来るのかも。

rakutenバンクシー アートテロリスト


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【夜の国のクーパー】


伊坂幸太郎著、東京創元社、2012年刊

<商品の説明>より
この国は戦争に負けたのだそうだ。占領軍の先発隊がやってきて、町の人間はそわそわ、おどおどしている。はるか昔にも鉄国に負けたらしいけれど、戦争に負けるのがどういうことなのか、町の人間は経験がないからわからない。人間より寿命が短いのだから、猫の僕だって当然わからない・・・。これは猫と戦争と、そして何より、世界の理のおはなし。どこか不思議になつかしいような/誰も一度も読んだことのない、破格の小説をお届けします。ジャンル分け不要不可、渾身の傑作。伊坂幸太郎が放つ、10作目の書き下ろし長編。

<読む前の大使寸評>
猫が主人公という設定が・・・破格ではないか♪

rakuten夜の国のクーパー

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【いくつもの週末】

江國香織著、世界文化社、1997年刊

<「BOOK」データベース>より
「いつも週末だったら、私たちはまちがいなく木端微塵だ。南の島で木端微塵。ちょっと憧れないこともないけれど」いくつもの週末を一緒にすごし、サラリーマンの彼と結婚した著者。今、夫と過ごす週末は、南の島のバカンスのように甘美で、危険だ。嵐のようなけんか、なぜか襲う途方もない淋しさ…。日々の想い、生活の風景、男と女のリアリズム。恋愛小説の名手がみずからの「結婚生活」をつづった、甘く、ビターなエッセイ集。

【目次】(「BOOK」データベースより)
公園/雨/よその女/月曜日/ごはん/色/風景/歌/桜ドライヴとお正月/一人の時間/自動販売機の缶スープ/放浪者だったころ/猫/甘やかされることについて/キープレフト/RELISH

<読む前の大使寸評>
甘く、ビターなエッセイ集てか・・・老いのエッセイがしっくりするのだが。

rakutenいくつもの週末

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【恐竜(ナショナルジオグラフィック2020年10月号)】


雑誌、日経ナショナルジオグラフィック社、2020年刊

<レヴュー>より
10月号の特集は「アップデートされる恐竜」。 その模様が、pp.28~79にわたり、(1) 見えてきた恐竜の「運動様式」:泳ぐ・飛ぶ、(2) 見えてきた恐竜の「誕生」:カラフルな卵、(3) 見えてきた恐竜の「成長」:熱い体で脳を冷やす、(4) 見えてきた恐竜の「外見」:体の色を再現する、(5) 見えてきた恐竜の「社会性」:脳と感覚、の5つの項目立てのもと、National geographic お得意の写真・イラスト・図表・解説・報告記事などで詳述されている。

<読む前の大使寸評>
表紙に鳥類系統の恐竜が載っているが、大使のツボが疼くわけで・・・
いつまでたっても恐竜はインパクトが強いのです。

amazon恐竜(ナショナルジオグラフィック2020年10月号)

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図書館大好き470






Last updated  2021.03.03 13:08:38
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カテゴリ:カテゴリ未分類
『朝日デジタルの書評から』フォームや『読みたい本』フォームを作っているのだが、これを市図書館の予約に利用しようと、思い立ったのです。

これまでの予約内容と予約候補は以下のとおりです。

<予約中>
・川越宗一『熱源』(6/08予約、副本33、予約676)現在174位
・ブレイディみかこ『ワールドサイドをほっつき歩け』(9/19予約、副本13予約218)現在85位
・小川洋子『密やかな結晶』(10/8予約、副本4、予約59)現在20位
・ショーン・タン『内なる町から来た話』(11/3予約、副本3、予約35)現在13位
・池井戸潤『半沢直樹 アルルカンと道化師』(11/29予約、副本33、予約644)現在468位
・NHKスペシャル取材班『やばいデジタル』(12/23予約、副本3、予約18)現在6位
・多和田葉子『星に仄めかされて』(1/05予約、副本5、予約20)現在5位
・内田樹『コモンの再生』(1/05予約、副本2、予約21)現在17位
・出版翻訳家なんてなるんじゃなかった日記:(1/06予約、副本5、予約58)現在36位
・三浦しをん『マナーはいらない』(1/9予約、副本11、予約58)現在25位
・村上春樹『一人称単数』(1/27予約、副本26、予約301)現在252位
・ウイルスの意味論 : 生命の定義を超えた存在(2/18予約、副本2、予約9)現在10位
・平松洋子『買えない味』(3/01予約、副本1、予約0)
・浅田次郎『長く高い壁』(3/02予約、副本18、予約27)


<カートで待機中>
・N・ネフスキー著『月と不死』
・8月の果て
・ある日うっかりPTA(副本4、予約39)
・グレタたったひとりのストライキ

<予約候補>
・椎名誠『遺言未満』:図書館未収蔵
・桜庭一樹『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』
・桐野夏生『日没』
・『ラガナ一家のニッポン日記』
・『ハーンを慕った二人のアメリカ人』:図書館未収蔵
・オードリー・タン 自由への手紙
・オードリー・タン デジタルとAIの未来を語る
・高野秀行『幻のアフリカ納豆を追え!』
・「仮住まい」と戦後日本
・頭木弘樹『食べることと出すこと』:図書館未収蔵
・小野正嗣『多和田語の世界』:図書館未収蔵
・本村凌二『馬の世界史』
・柏耕一『交通誘導員ヨレヨレ日記』
・藻谷浩介『進化する里山資本主義』
・多和田葉子『文字移植』:図書館未収蔵
・山内 一也『ウイルス究極の寄生生命体 (NHK人間講座)』
・高野秀行「怪獣記」
・キネマ旬報(ありがとう、和田誠さん)
・橋本治『黄金夜界』
・中園成生『日本捕鯨史』
・高野秀行「ワセダ三畳青春記」
・つげ義春『ガロ 1968 前衛マンガの試行と軌跡』
・ヘミングウェイで学ぶ英文法:図書館未収蔵
・内澤旬子『ストーカーとの七00日戦争』:図書館未収蔵
・ジョージ・ミーガン『世界最長の徒歩旅行』:図書館未収蔵
・ネルケ無方著『迷える者の禅修業』


<予約分受取:12/17以降> 
・白川静さんに学ぶ これが日本語(12/14予約、12/17受取)
・山本文緒『日々是作文』(12/23予約、1/05受取)
・紗倉まな『春、死なん』(6/14予約、1/05受取)
・浅田次郎『大名倒産(下)』(3/17予約、1/13受取)
・小川洋子『ことり』(1/19予約、1/22受取)
・ユヴァル・ノア・ハラリ『緊急提言 パンデミック』(11/14予約、1/22受取)
・ブレイディみかこ『ブロークン・ブリテンに聞け』(12/9予約、1/30受取)
・わたしたちが孤児だったころ(2/02予約、2/05受取)
・丸谷才一「笹まくら」(2/04予約、2/09受取)
・剃刀の刃/サマセット・モーム選集第5巻(2/08予約、2/13受取)


***********************************************************************

【熱源】


川越宗一著、文藝春秋、2019年刊

<「BOOK」データベース>より
故郷を奪われ、生き方を変えられた。それでもアイヌがアイヌとして生きているうちに、やりとげなければならないことがある。北海道のさらに北に浮かぶ島、樺太(サハリン)。人を拒むような極寒の地で、時代に翻弄されながら、それでも生きていくための「熱」を追い求める人々がいた。明治維新後、樺太のアイヌに何が起こっていたのか。見たことのない感情に心を揺り動かされる、圧巻の歴史小説。

<読む前の大使寸評>
追って記入

<図書館予約:(6/08予約、副本33、予約676)>

rakuten熱源



【ワールドサイドをほっつき歩け!】


ブレイディみかこ著、筑摩書房、2020年刊

<「BOOK」データベース>より
EU離脱、競争激化社会、緊縮財政などの大問題に立ち上がり、人生という長い旅路を行く中高年への祝福に満ちたエッセイ21編。第2章は、現代英国の世代、階級、酒事情についての著者解説編。

<読む前の大使寸評>
追って記入

<図書館予約:(9/19予約、副本13、予約218)>

rakutenワールドサイドをほっつき歩け



【内なる町から来た話】


ショーン・タン著、河出書房新社、2020年刊

<「BOOK」データベース>より
“人間を訴えたクマ”“カエルを救う秘書”“空の魚を釣り上げた兄弟”25話のセンス・オブ・ワンダー!世界三大児童書賞のひとつ、ケイト・グリーナウェイ賞2020年受賞作!

<読む前の大使寸評>
マルチタレントのショーン・タンは元々、絵本作家であり・・・大使はそのイラストが大好きでおます♪

<図書館予約:(11/3予約、副本3、予約35)>

rakuten内なる町から来た話




【半沢直樹 アルルカンと道化師】


池井戸潤著、講談社、2020年刊

<「BOOK」データベース>より
東京中央銀行大阪西支店の融資課長・半沢直樹のもとに、とある案件が持ち込まれる。大手IT企業ジャッカルが、業績低迷中の美術系出版舎・仙波工藝社を買収したいというのだ。大阪営業本部による強引な買収工作に抵抗する半沢だったが、やがて背後にひそむ秘密の存在に気づく。有名な絵に隠された「謎」を解いたとき、半沢がたどりついた驚愕の真実とはー。

<読む前の大使寸評>
追って記入

<図書館予約:(11/29予約、副本33、予約644)>

rakuten半沢直樹 アルルカンと道化師



【やばいデジタル】


NHKスペシャル取材班著、講談社、2020年刊

<出版社>より
あなたの人生は、わずか2.74GB(ギガバイト)。
2020年の1年間で生み出されたデータ量は「50,000,000,000,000GB」。
デジタルは、私たちの社会をさらに自由に、豊かにしてくれるーー。
しかし、それが実にはかない願望であったことを、私たちはいま実感させられている。
SNSの広がりは「真実」と「フェイク」の境界をあいまいにし、私たちは「フェイク」に踊らされるようになった。

<読む前の大使寸評>
追って記入

<図書館予約:(12/23予約、副本3、予約18)>

rakutenやばいデジタル



【星に仄めかされて】


多和田葉子著、講談社、2020年刊

<「BOOK」データベース>より
世界文学の旗手が紡ぎだす国境を越えた物語の新展開!失われた国の言葉を探して地球を旅する仲間が出会ったものはー?

<読む前の大使寸評>
追って記入

<図書館予約:(1/05予約、副本5、予約20)>

rakuten星に仄めかされて



【コモンの再生】


内田樹著、文藝春秋、2020年刊

<出版社>より
天下りのマッチポンプ、地方の過疎化、アンチ・グローバル化現象……
コモン(共有地)の再生が日本の活路を開く!
・西部劇『シェーン』が示すコモンをめぐる原理的な主題
・ベーシックインカムの成否を決定づける要素とは?
・トランプ現象とアンチ・グローバリズムの流れ
・マナーの悪い「幼児的」なオヤジのマウンティングについて
・明治維新前の藩制度とフランスのコミューンの共通点
・「自我の支配」から解放される瞑想のやり方……etc.

分断を超えて、新しい共同幻想が立ち上がる希望の書。

<読む前の大使寸評>
追って記入

<図書館予約:(1/05予約、副本2、予約21)>

rakutenコモンの再生




【出版翻訳家なんてなるんじゃなかった日記】


宮崎伸治著、フォレスト出版、2020年刊

<「BOOK」データベース>より
30代のころの私は、次から次へと執筆・翻訳の依頼が舞い込み、1年365日フル稼働が当たり前だった。その結果、30代の10年間で50冊ほどの単行本を出すに至った。が、そんな私もふと気がついてみれば、最後に本を出してから8年以上も経っていた。-なぜか?私が出版業界から足を洗うまでの全軌跡をご紹介しよう。出版界の暗部に斬りこむ天国と地獄のドキュメント。

<読む前の大使寸評>
追って記入

<図書館予約:(1/06予約、副本5、予約58)>

rakuten出版翻訳家なんてなるんじゃなかった日記



【マナーはいらない】


三浦しをん著、集英社、2020年刊

<「BOOK」データベース>より
長編・短編を問わず、小説を「書く人」「書きたい人」へ。人称、構成、推敲など基本のキから、タイトルのつけ方や取材方法まで、本書タイトルにあやかって「コース仕立て」でお届けする大充実の全二十四皿。あの作品の誕生秘話や、手書き構想メモを初公開。もちろん(某きらめく一族への)爆笑激愛こぼれ話も満載で、全・三浦しをんファン必読の書…!金言ばかりのWeb連載「小説を書くためのプチアドバイス」を完全書籍化。

<読む前の大使寸評>
追って記入

<図書館予約:(1/9予約、副本11、予約58)>

rakutenマナーはいらない



【一人称単数】


村上春樹著、文藝春秋、2020年刊

<「BOOK」データベース>より
短篇小説は、ひとつの世界のたくさんの切り口だ。6年ぶりに放たれる、8作からなる短篇小説集。
【目次】
石のまくらに/クリーム/チャーリー・パーカー・プレイズ・ボサノヴァ/ウィズ・ザ・ビートルズ/ヤクルト・スワローズ詩集/謝肉祭/品川猿の告白/一人称単数

<読む前の大使寸評>
追って記入

<図書館予約:(1/27予約、副本26、予約301)>

rakuten一人称単数




【ウイルスの意味論】


山内一也著、みすず書房、2018年刊

<出版社>より
その生と死はどこか奇妙だ。分解された親から複製され、破壊されても蘇り、体を捨て情報として潜伏し、突然実体化する。常識を問う書。

<読む前の大使寸評>
追って記入

<図書館予約:(2/18予約、副本1、予約0)>

amazonウイルスの意味論

・平松洋子『買えない味』(3/01予約、副本1、予約0)


【買えない味】


平松洋子著、筑摩書房、2010年刊

<「BOOK」データベース>より
電話一本で、ネットのワンクリックで、老舗の鍋セットや地方の旬の野菜、海産物が手に入る時代。それは便利だけれど、ホントにそれでいいのでしょうか?一晩寝かせたお芋の煮っころがし、土瓶で淹れた番茶、風にあてた干し豚の滋味…日常の中にあるおいしいものたち。お金では決して買えない味がある。自分の身の回りにある買えない味の数々を綴ったエッセイ集。第16回Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞。

<読む前の大使寸評>
追って記入

<図書館予約:(3/01予約、副本1、予約0)>

amazon買えない味



【長く高い壁】


浅田次郎著、筑摩書房、2018年刊

<出版社>より
1938年秋。従軍作家として北京に派遣されていた探偵小説作家の小柳逸馬は、軍からの突然の要請で前線へ向かう。
検閲班長・川津中尉と赴いた先は、万里の長城・張飛嶺。
そこでは分隊10名が全員死亡、しかも戦死ではないらしいという不可解な事件が起きていた。
千人の大隊に見捨てられ、たった30人残された「ろくでなし」の小隊に何が起きたのか。
赤紙一枚で大義なき戦争に駆り出された理不尽のなかで、兵隊たちが探した"戦争の真実"を解き明かす、極限の人間ドラマ。


<読む前の大使寸評>
追って記入

<図書館予約:(3/02予約、副本18、予約27)>

amazon長く高い壁



【月と不死】
月

N・ネフスキー著、平凡社、1971年刊

<出版社>より
著者は日本民俗学界の異色の存在として知られるロシア人学者で,柳田国男,折口信夫らと親交を結び,沖縄,東北などの民俗を採録した。本書は日本語で発表された論文・書簡を網羅した唯一の著作集。

<読む前の大使寸評>
ロシア人にして、日本民俗学界の異色の存在が気になるのです。

<図書館予約:(とりあえずカートに入れておこう)>

heibonsha月と不死



【8月の果て】
8月

柳美里著、新潮社、2007年刊

<「BOOK」データベース>より
日本統治下の朝鮮・密陽に生を受け、マラソンでの五輪出場を目指した亡き祖父・李雨哲。そのうしろ姿を追い、路上を駆けることを決意した柳美里。ふたりの息づかいが時空を越えて重なる瞬間、日本と朝鮮半島のあわいに消えた無数の魂が封印を解かれ、歴史の破れ目から白い頁に甦る。偉丈夫の雨哲と美丈夫の弟・雨根。血族をめぐる、ふたつの真実の物語が、いま日本文学を未踏の高みへと押し上げる。

<読む前の大使寸評>
追って記入

<図書館予約:(とりあえずカートに入れておこう)>

rakuten8月の果て


予約分受取目録R26
好書好日トップ
図書館情報ネットワーク 蔵書検索システム

図書館予約の運用にも慣れて、速攻で入手するコツも何となくつかんだと思うのだ♪
・朝日書評欄で探すとしたら、3ヶ月前掲載くらいのモノが狙い目かも。
・専門的すぎるほどのモノは、予約0となっていることが多い。
・受取館に収蔵しているモノは、移送する手間が省けるので早くなるだろう。
・本屋の店頭に出た直後の新刊本
・ウィキペディアでめぼしい著作を探す
・神戸市図書館の予約順位は毎週火曜日(午前1時~3時) に更新されます。
・Kindle版を購入すれば、その本の全て読めるのだが、紙の本から書き写す手間が好きなわけでおます。

図書館予約の軌跡244






Last updated  2021.03.03 00:10:32
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2021.03.02
カテゴリ:気になる本
<仏文書籍あれこれR1>
最近、図書館で借りた本と、古い蔵書なんですが、仏文書籍について適当に集めてみます。なお、辞書や専門書は除外します。

・『Voyage au centre de la Terre』2009年刊
・『Au sud de la frontiere, a l'ouest du soleil』2008年刊
・『Apres le tremblement de terre』2002年刊
・『KAFU Le Bambou nain』1998年刊
・Polaroids de Jeunes Filles(1994年刊)
・LE JACASSIN(1970年)
・Le Petit Prince(1968年)
・L'histoire vecue de la seconde guerre mondialeII:Le siege(1963年)



R1:『Voyage au centre de la Terre』を追加




【Voyage au centre de la Terre】


Jules Verne著、Livre De Poche、2009年刊

<商品の説明>より
Follows Professor Lidenbrock, his nephew Axel, and their guide Hans as they venture deep into a volcanic crater in Iceland on a journey that leads them to the center of the earth and to incredible and horrifying discoveries

<読む前の大使寸評>
なんと言っても、l'edition originale の挿絵が大量に載っているのが嬉しい♪

amazonVoyage au centre de la Terre



***********************************************************************

【Au sud de la frontiere, a l'ouest du soleil】


村上春樹著、Distribooks、2008年刊

<カスタマー・レヴュー>より
Ecrit alors que Murakami est toujours en exil (a Princeton aux Etats-Unis), "Au sud de la frontiere, a l'ouest du soleil" n'est publie que quatre ans apres son predecesseur, le tres fumeux "Danse, danse, danse".
En lisant la quatrieme de couverture, je prends peur: on craint le Murakami sentimentaliste qui avait a mon sens completement echoue dans "Norwegian Woods/La ballade de l'impossible".
Heureusement, "Au sud..." n'a rien a voir.
D'abord parce que le style est profondement resserre, et la chronique des 37 ans de la vie de cet homme, Hajime, ne prend que 200 pages environ. Pourtant on sait beaucoup de choses de lui a la fin du roman, et le lecteur est devenu, un peu, son intime.

<読む前の大使寸評>
おお 村上春樹作品の仏訳版ではないか・・・ということで借りたわけでおます♪

尚、太子の借りたペーパーブックは、BUSSIERE CAMEDAN IMPRIMERIES社、2002年版のものでした。

amazonAu sud de la frontiere, a l'ouest du soleil


【太子注】この本の日本語原題は「国境の南、太陽の西」で、村上春樹の7作目の長編小説です。

***********************************************************************

【Haruki Murakami-Apres le tremblement de terre】


Haruki-Murakami著、10*18、2002年刊

<カスタマー・レヴュー>より
①Un simple battement d'aile de papillon en Amazonie peut-il declencher par une reaction en chaine un tremblement de terre au Japon ? Cela tombe bien, Murakami nous le prouve dans cette suite de nouvelles, toujours aussi subtiles, profondes et surnaturelles ! Oui, un evenement peut bouleverser votre vien comme la lecture de mon commentaire et l'achat de ce roman que vous ne regretterez pas !

②この短編小説集は、阪神淡路大地震の闇と少なからず孤独な心が通ずる主人公達の魂の再生の物語だと私は理解しました。最後の「蜂蜜パイ」の淳平は西宮市夙川出身で早稲田の文学部を卒業した短編専門の小説家、つまりそれはもう一人の有り得たかもしれない村上さんの姿でした。本書は読者の人生経験に即して深いメッセージを伝えることが出来る優れた短編小説だと思います。

<読む前の大使寸評>
「神の子どもたちはみな踊る」が含まれた短篇集であるが、「Apres le tremblement de terre」(大震災後)という書名の日本版なんてあったかな?

amazonHaruki Murakami-Apres le tremblement de terre


『Haruki Murakami-Apres le tremblement de terre』2:「蜂蜜パイ」の冒頭
『Haruki Murakami-Apres le tremblement de terre』1:「神の子どもたちはみな踊る」の冒頭

***********************************************************************

【KAFU Le Bambou nain】


Ccatherine Cadou訳、Picquier poche、1998年刊

<「BOOK」データベース>より
データなし

<読む前の大使寸評>
この本をチョイスしたのは表紙の浮世絵がキレイだったこと、それと錆びつきかけたフランス語のブラッシュアップになると思ったからです。

amazonKAFU Le Bambou nain


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【Polaroids de Jeunes Filles】


Jean-Philippe Delhomme著、光リン社、1994年刊

<商品の説明>より
フランスのイラストレーター、ジャン・フィリップ・デロームの作品集。1988年から1992年の4年間にわたり、フランスのファッション雑誌『グラムール』に連載された中から後半に掲載された作品95点をショートストーリーとともにまとめた一冊です。

<読む前の大使寸評>
日本の新書より大きくて細長い特殊サイズである。各ページの構成は。上半分にカラー画像、下半分にストーリー文章となっていて、これまた独特でおます。

なお、私が借りた本の表紙はモノクロ(左側)の方です。

yahooPolaroids de Jeunes Filles

『Polaroids de Jeunes Filles』1
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【LE JACASSIN】
poche
Daninos Pierre著、Le Livre De Poche、1970年刊

<大使寸評>
皮肉、かつお笑いの辞典であるが、この本だけで仏語を修めるものではありません(当然です)

本屋ではHacshtte社のLE LIVRE DE POCHEシリーズがすぐ目に付くが、このシリーズは日本の角川文庫、岩波新書などよりもっとシェアが大きいシリーズなんでしょう。

AmazonLE JACASSIN


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【Le Petit Prince】
星
Antoine De Saint-Exupery著、HEINEMANN EDUCATIONAL、1968年刊

<「BOOK」データベースより>
ふるさとの星を出発した星の王子さまは、命令好きの王さまの星や、うぬぼれ男の星などを旅します。最後に地球にやってきて、サハラ砂漠で飛行機を修理中のパイロットに出会います。心をとらえて離さない不思議な物語。

<大使寸評>
私が買ったのはHEINEMANN EDUCATIONAL社(英国)のハードカバーであるが、さすがにこの本はアマゾンで出なかったので、アマゾンのMariner Books社の情報を載せました。

AmazonLe Petit Prince

『星の王子さまのはるかな旅』2:砂漠の王さま
『星の王子さまのはるかな旅』1:星の王子さまが生れたところ

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【L'histoire vecue de la seconde guerre mondiale II : Le siege】
大戦
Marabout社、1963年刊

<裏表紙説明>より
En 500 photos et 100 000 mots, cet ouvrage uni-que en son genre nous presente la -guerre 1940/45 comme une experience humaine complete, tant a l'echelle des nations que des individus. Chacun des quatre volumes forme un tout, mais, ensemble, ils tentent une exploration en profondeur de l'epoque contemporaine. L'histoire vecue de la seconde guerre mondiale donne une vision immediate et saisissante des divers aspects de la plus complexe, la plus tragique et la plus heroique epopee que l'humanite ait enduree.
Ce deuxieme tome de l'histoire vecue de la seconde guerre mondiale s'ouvre sur la resistance acharnee de la Grande-Bretagne contre les as-sauts de la machine de guerre nazie. II se pour-suit par les hostilites dans l'Atlantique Nord et la Mediterranee, l'invasion des Balkans et de la Grece, le combat-poursuite dans les deserts d'Afrique, l'attaque-suicide de l'Allemagne contre la Russie et l'inhumaine cruaute des batailles d'hiver. Pearl Harbour et la suite des victoires japonaises en Extreme-Orient terminent le volume.

<大使寸評>
第2次世界大戦シリーズで日本にも言及しているので、軍事オタクにとって見過ごせない本である。
フランスの書籍ECは古書に関しても、いけてるやん♪

bibliopocheL'histoire vecue de la seconde guerre mondiale II : Le siege



フランス語リンク集/All About
フランス関連の蔵書







Last updated  2021.03.02 10:48:25
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カテゴリ:アート
図書館で『翻訳教室』という本を、手にしたのです。
先日、柴田さんの『翻訳に関する100の意見』という本を読んだのだが面白かったので・・・チェーン読書というわけです。
特に柴田さんと村上春樹の対談が載っていて、興味深いのです。



【翻訳教室】




柴田元幸著、新書館、2006年刊

<「BOOK」データベース>より
チュアート・ダイベック『故郷』、バリー・ユアグロー「鯉」、レイモンド・カーヴァー「ある日常的力学」、ハルキ・ムラカミ=村上春樹(英訳はジェイ・ルービン)“かえるくん、東京を救う”、イタロ・カルヴィーノ『見えない都市』より「都市と死者2」、アーネスト・ヘミングウェイ『われらの時代に』より第5章と第7章の抜粋、ローレンス・ウェシュラー「胞子を吸って」、リチャード・ブローティガン「太平洋ラジオ火事」、レベッカ・ブラウン「天国」。村上春樹、ジェイ・ルービンもゲスト参加!東大文学部の翻訳演習を完全収録。

<読む前の大使寸評>
柴田さんと村上春樹の対談が載っていて、興味深いのです。

rakuten翻訳教室


「かえるくん、東京を救う」が語られているので、見てみましょう。
p184~186
<村上春樹さんを迎えて>
U:今回、この授業で「かえるくん、東京を救う」を翻訳したんですけど、これって英訳題が“Super-Frog saves Tokyo”だったんです。英訳で読んでいるときは筋とか忘れてしまって違和感なく読むんですけど、ふと気づくと、「かえるくん」と「Super-Frog」ってだいぶ違いますよね。

村上:そうですねえ。

U:キャラクターがもう違ってますよね。「Super-Frog」ってアメリカのスーパーマンみたいな感じ。

柴田:なるほどね。

U:「かえるくん」ていうとすごくやさしい。というかやわらかい感じですよね。そういうキャラクターの違いや話し言葉の違いとか違和感を感じないですか?

村上:うーん。僕がもしこれを訳すとすれば「Mr.Frog」って訳すと思います。ジェイ・ルービンが「Super-Frog」って使ったのは、もっとキャッチーなものを求めてたんじゃないかな。

柴田:少なくともタイトルでは“Super-Frog saves Tokyo”でぴたりとイメージが定まりますよね。それでジェイがうまいのは、タイトルにしか「Super-Frog」って使ってない。中ではFrogで通している。

村上:そうですね。確かに「Mr.Frog」だと、本当にそういう人かもしれないとなっちゃう。個人名なら普通はGが二つだけど、フロッグさんという名前の人かもしれないし、「Super-Frog」と言うことによってそれが一種のフィクション上の話であるということがはっきりするかもしれない。そういえば文章の中では「Super-Frog」って使ってなかったですね。

柴田:使ってないです。タイトルだけ。彼は自分の本でそのことおを書いていて、「かえるくん」という日本語からたいていの英訳者は「Froggy」と愛称にすることを考えるんじゃないかと。でもそれは安っぽすぎるし、繰り返されると鼻につくということでFrogで通すことに決めたということでした。

村上:この“Super-Frog saves Tokyo”を、ニューヨークで朗読したことがあるんです。すごく受けるんですよね。鳴き声が僕、けっこううまいんです。

柴田:カエルのですか?

村上:そうそう。(一同笑)。

柴田:そういえば英訳のところで、蛙が鼻歌を歌いながらお茶を注ぐという最初のシーン。何人かの学生は「蛙の鼻歌だからこれはゲコゲコだ」といって「ゲコゲコ歌いながらお茶を注ぐ」と訳していたんですが、あの鼻歌は村上さん、どんな風にイメージされていましたか?

村上:僕? 何もイメージしていないですね。

柴田:あ…そうですか(笑)。

村上:翻訳でいちばん難しいのはやはり、しゃべり方ですよね。ですます調にするのか、どういうしゃべり方にするのかということです。僕の原文を読んだことがない人なんかがこの英訳から翻訳するとおもしろいでしょうね。反対に、読んだ人はイメージが頭の中にできちゃってると思うから影響されるでしょう。


ここで出てきたジェイ・ルービンという人は、村上作品の翻訳で最も知られた翻訳家で、村上さんと親交も深いようです。

なお、ルービンさんは『村上春樹と私』という本を出しているので、紹介します。


【村上春樹と私】


ジェイ・ルービン著、東洋経済新報社、2016年刊

<商品の説明>より
『1Q84』『ノルウェイの森』をはじめ、夏目漱石『三四郎』や芥川龍之介『羅生門』など数多くの日本文学を翻訳し、その魅力を紹介した世界的翻訳家が綴る、春樹さんのこと、愛する日本のこと。

<読む前の大使寸評>
著者のジェイ・ルービンは『1Q84』『ノルウェイの森』『ねじまき鳥クロニクル』などを翻訳していて、世界的に知られているそうです。

rakuten村上春樹と私
『村上春樹と私』7:英語圏における翻訳



『翻訳教室』3:村上春樹さんの創作ノウハウ(続き)
『翻訳教室』2:村上春樹さんの創作ノウハウ
『翻訳教室』1:翻訳教室に村上春樹さんを迎えて






Last updated  2021.03.02 00:14:28
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